鹿住槇さんのレビュー一覧

死ぬまで純愛 小説

鹿住槇  津寺里可子 

青くて苦い

心と体の入れ替わりモノが2本入った一冊です。
表題が96年の作品で、真ん中が95年、そして表題の続編の代わりに書き下ろされた3本目が08年のものなので、やはり文章の進化を感じます。
時代の流れなのか、やはり新しいモノのほうが同じような結末でも明るいですね。

表題は、ボートからの転落事故で目が覚めると親友・高志の彼女・沙美の体に自分の魂が入ってしまった高校生・認の、高志との苦しい気持ちのせ…

2

花嫁は奪われる 小説

鹿住槇  片岡ケイコ 

まさに王道!

本当に、
これぞ王道!
という感じでしたww

ただ、ちょっと王道すぎてものたりない感じがするかも・・・
初心者さんにはオススメです!

つっこみどころも多いですが、
そこはBLはファンタジーということで・・・!

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花嫁の条件 小説

鹿住槇  麻生海 

ペラい~~

ルビー文庫で鹿住さんか、うむむむ~~と思ったんですが麻生さん表紙絵にひかれたのと花嫁物テンプレは結構好きなので読んでみましたー。

うーん、やっぱり合わなかった。
義人[受]は健気な頑張りやで好きなタイプの受の筈だし、身代わり花嫁テンプレも無難だし、原[攻]の愛故の強引さ設定も嫌いじゃない筈なのになんかスカスカな無味のものを食べた気分。
あれかな、どうも全てが薄っぺらいんですよね。
三宅…

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疑惑の恋人 小説

鹿住槇  小椋ムク 

小椋ムクさん表紙の不思議な吸引力

鹿住さん作品を久しぶりに読みました。
自分的には鹿住さん作品ってある程度のレベルはクリアしてるんですけど、小さくまとまっているというかコレ!っていう個性や良い意味でも悪い意味でも癖が無いんですよね。
そこそこ読める作品なんだけど無難過ぎるっていうイメージ。

そんな自分が何故買ったかというと小椋ムクさん表紙につられて、です。
改めて不思議だなーと思うのは小椋さんって好き作家さんの1人では…

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恋になるまで身体を重ねて 小説

鹿住槇  宮本佳野 

セフレのはずが……?

 切ない感じの物語で、小早川は物語の感じから、仕事のできる人なのか、と思ったらそうでもなくて。

 もう、ただただ小早川は情けないだけの人で、でもきっと、それがどうしようもなく、可愛いんだろうな……と、真田に同情。
 すっごくテイストは大好きでした!

 小早川は毎週、100分かけてセックスフレンドである真田の元に通っていたのだが、「恋人ができたから」と真田に一方的に関係の終焉を告げられ…

0

君からの逃げ道 小説

鹿住槇  高城リョウ 

こういうお話を書いてる鹿住さんが好きだ!

素直に面白かったです。
高校生同士の可愛い恋。
こういうお話を書いてくれる鹿住さんが一番好きです。
新装版で、もともとは古い作品なんだけど(たとえば携帯の影も形もない)、古臭い感じもしなかったな。

いきなり攻めが受けに告白するところから話がはじまる。
ずっと親友だと思ってた相手に告白された受けはショックをうける。
この攻めがさー、かっこよさとかっこ悪さ、器用さと不器用さのバランスが絶妙で、やたら…

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箱の中のヒミツ 小説

鹿住槇  今市子 

真相がしょぼい

導入部は興味をそそられてワクテカ面白いんだけど、真相がショボい(途中からショボいことが分かる)ので、だんだんテンションが落ちました。
これ、逆だと嬉しいんですけどねぇ。

タイムカプセルを埋めようとした主人公は、そこで以前に誰かが埋めたタイムカプセルを発見します。
中身を見ると、殺人を示唆してるかのようなメモが。
興味を覚えた主人公は手掛かりをたぐってタイムカプセルの主を探す。
探す過程で出会った…

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兄と、その親友と 小説

鹿住槇  夏乃あゆみ 

ちょっと、三角関係!

兄と比べられ、普通な陽が、恋をしたのが、
兄の親友の、嵩匡でも、陽の誤解で、二人の仲を恋愛と思ってしまう。

そんな中、兄に彼女ができ、陽は嵩匡のことが気になる、
失恋かと、しかし兄と嵩匡が好きなのは、陽のこと。

そこでまた、誤解が始まる、陽は兄の代わりに抱いてほしいと、
そして嵩匡は、陽が兄恋しさに、嵩匡を代わりにすると、

でも、誤解でも陽も嵩匡も、求めるのは同じお互い、

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兄と、その親友と 小説

鹿住槇  夏乃あゆみ 

普通

特にドキドキワクワク~って感じもなく、キュンとくる萌えもなくという
淡々としたものでした。
いいところと言えば、真面目っぽいところかな?そんな雰囲気がしました。
あっさり始まってあっさり終わるのですごく物足りない感じがします。

この話のキーワードは「誤解」かな。
小さな誤解が大きな展開になるという。
コミュニケーションの大切さとか分かりました。
ってなんで学校で書くような読書感想…

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楽園(パラダイス)へようこそ 小説

鹿住槇  二宮悦巳 

王道のど真ん中

可愛い美少年が男だらけの寮に入ることになって、そこには四天王と呼ばれるキラビヤカな先輩達がいて、その中でも一番キラビヤカな先輩に惚れられるけど、主人公はその先輩の親友の無口な先輩に惚れてしまい…、という王道ど真ん中の話で、終始王道を突っ走っています。
鹿住さんらしい話。
あまりに王道なのでクセがなく読みやすいですが、物足りないという人もいるかも。
惜しむらくは、好みの問題なのかもしれませんが…

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