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74/130(合計:1299件)
志水ゆき
ニノミィ617
ネタバレ
玄間と氷見のお話が完結した巻。 描き下ろしの『恋の奴隷』ですが、タイトルが合っているのか…ちょっと、ん?と思ってしまいました。 氷見は逆らわず健気で、玄間も文句一つ言わず氷見を受け入れている。 愛を感じます。 それが、『恋の奴隷』って事なんですねと理解。 3巻で、玄間は鬼畜意見が多かったみたいですが…私には4巻初登場の双子と初陽の方が鬼畜ですよ…。 そして、雷蔵と紺君は微笑ましいです。…
紺君がお手伝で作る、くるみ味噌大根が食べたくなり… 読むのを一時中断(笑) 大根切って、煮付けてから…読むのを再開。 紺君のお話が読みたかった私ですが、3巻は玄間と氷見のお話見たいですね。 玄間、言霊使いなんだからもっと言葉に表せ!とか、けどまあ、氷見愛されてんなーと感じました! あとは、雷蔵が小さい頃に玄間と同じアパートに住んでいたとか、色々と繋がってるんですね。 でも、やっぱり、雷…
御影
琴葉と言う子どもは、本来ならば、三刀家の大事な跡取りなのだから、大切に育てられるべきなのに、琴葉は離れに閉じ込められているのです。 そんな琴葉の親代わりをするのは、紙様の近衛です。一見、面倒見がいいようには見えなかったけれど、結構世話焼き体質だったんですね(笑) 琴葉がすがるように「この」と言えば、きっと情が移ってしまうかも(笑) 月斗と星司の意地悪にも負けず、琴葉を守り通す…
隆成の紙様になれるかどうかの盛夜ですが、そんなとき、隆成の仕事仲間の子供、洋次が突然いなくなり、その後、体に傷を負った状態で発見されるのです。 洋次に暴力をふるった人間が程なく分かるものの、私は、隆盛が洋次のことになると、態度を変えることがちょっと意外でした。もしかしたら、かつての母と自分ができなかったことを、洋次にはそうあって欲しくないと願っていたのかも知れません。 言霊を使う…
主をなくしてしまった紙様の守夜は、新たな主になってもらうべく、隆成の元を訪ねるのです。 隆成は一族から離れて暮らしているのですが、ある事件がきっかけで彼は二度と「言霊」を使わないと決めているのです。 日常の中で、ほんの少しの悪意や皮肉があって、深く考えもしない言葉がそのまま言霊になって、望まない結果になるのはとても怖いことだなと思いました。 紙様と言うだけで、人間から好き…
小さな核だけになってしまった氷見は、割と簡単に再生するんだなというのが驚きでした。紙様でもどうしても人間そのものに見えてしまうので、あっけない感じがしました。 氷見を再生と同時に記憶が無くなってしまい、「初めまして」と玄間に言ってしまうのですが、このCPはどこまで行ってもずっとわかり合えないような気がして、悲しくなってしまいました。 玄間が求める「氷見」を思い出したり、探そうとも…
玄間の父、成馬の紙様だった氷見は、成馬が亡くなった今、成馬の息子である玄間の紙様となっています。 確かに紙様は紙であり、言霊師の痛みを代わりに引き受ける存在だから、乱暴に扱っても問題はないのかも知れません。それでも私はどうしても人間そっくりで、感情もある氷見を乱暴に扱われることに抵抗がありました。 どんなに玄間が彼のことを好きでも、体が反応しても、氷見の中には成馬がいるような気が…
榎田尤利 志水ゆき
cryst
ついにオーナーのお話。これまでのキャラが出てきたりして、最終章らしくまとまっていました。 杏二のキャラ(洋二でなく)が演技というせいもあってか本当に蛇っぽくてよかったので、そのままのキャラで行ってほしかったなぁ。蛇に飲み込まれる仁摩がどうなるのか見たかったです。しかも暗くならないハッピーエンド。せっかく風呂敷広げたんだから榎田さんだったら見せてくれるかも??と期待しましたが、残念ながらそれは…
前2作に比べて、これは私には今一つでした。 最初に結末はわかってしまうので、ならばそれまでのいきさつで楽しませてくれるかと思うとそれも今一つ。 その理由は、雨宮のキャラ。彼に共感できなくて最後まで楽しめませんでした。 コンプレックスはわかるし苦労したんでしょうが、あまりにも思いやりがなく子どもっぽい。自分が苦労したならなおさら、孫たちにもいろんな事情や思いがあるとは考え及ばないんだろ…
榎田さんの作品はどう転がるのか本当にわからないので、完全に身を委ねていいように転がされるのが快感なんだとこれを読んでやっと気づきました。 ええ、もう好きにしてください(笑) そうは言ってもこのお話は激しくて、翻弄されるのが苦しかった。巧みな文章で感情移入させられてしまうから余計にきつかったです。 深見があまりにも下衆で、不快でたまりませんでした。何度心の中で「深見、滅びろ~!」と念じ…