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志水ゆき
ココナッツ
ネタバレ
前巻にて、ギャッという場面で終わらせて下さったわけですが… その為、今回もシリアス風味です。 や、この先コメディはないか? メインは言うまでもなく、三刀家当主で言霊使いの彰伊×彰伊の紙様(言霊使いの代わりに返しを受ける人外の者)である阿沙利。 阿沙利は現在残る紙様のうちで最も古参。 その為、徐々に返しに耐えることが難しくなり、とうとう前巻のラストで白紙となって消えてしまいました。…
この巻はヤバイのです。 近衛と琴葉の続きももちろんですが、後半には阿沙利がー!ごふ… なんですか、このイケズな展開と次巻への切り方。 ここ数巻の切り方は酷いですよねえ。 全巻発売されて読まれた方が羨ましいです。 前巻からの続きは、琴葉の紙様である近衛×強力な力を持つ言霊使いの琴葉のお話。 琴葉がとうとう当主としてお披露目され、その力ゆえに紙様である近衛を結果的にズタズタにしてしまう…
やっと、やっと、やーっときました。 一巻から出ていたにも関わらずメインになるのに七冊もかかってますよ! 今回のお話は、琴葉の祖父の紙様だった近衛×現在最も力の強い言霊使いの琴葉がメイン。 パンピーの雷蔵が一番好きなわたしですが、紙様だったらだんぜん近衛が押しです。 もう、メチャクチャ好みー! あまりに強い力を持つゆえに外界から切り離されて育った琴葉を、四歳の頃からまさしく子供を育…
前巻からの続きとなっております。 隆成の紙様の守夜×言霊使いの隆成。 ふたりの出会いから、隆成が過去の過ちを乗り越え言霊の力を受け入れるまでのお話です。 前巻のレビューにも書きましたけれど、このふたりかなり正反対なんですよね。 隆成は性格も行動も粗野で乱暴ですし、守夜は几帳面で融通のきかないタイプ。 守夜はプライドの塊のような紙様(多分、紙様の中で一番かと思われます)ですが、その守夜…
紙様は受けという印象を覆された巻です。 そうなのです、紙様攻め。 前巻ラストにほんとチラッと出ていたふたり、隆成と守夜が一冊丸々(ラストに玄間たちのショートがありますが)メイン。 攻めは、隆成の紙様の守夜。 受けは、玄間の依頼で言霊師としてだけでなく後処理などもしている隆成です。 今までで一番、泥臭いカップル。 特に隆成は本家の外で育ったこともあって、言葉遣いも行動も粗野です。 …
前巻はあまりにどシリアスであったために読み返すのが好きではないのですが、この前巻からの続きは最高に好きです。 前巻では氷見が玄間を庇った結果、紙様としての命を全うしたわけですが、今回はその氷見を再び再生させようとするところからスタート。 ただ新しく生まれた氷見は、言葉通り『新しい生』。 玄間との記憶も無くし、ただただ過去の自分を自分越しに見つめる玄間に対し、不安と存在意義を自分に問い続け…
多分こちらのカップル、一番人気なのではないでしょうか。 鬱憤を抱えた中年の攻めと、美形不幸体質の受け。 確かに美味しい…この美形不幸体質というのがまた! まあ個人的には『鬱憤を抱えた中年』の方が好みなんですが。 カップル(って言葉はイマイチ似合わない)は、土地転がしのかたわら言霊使いの仕事をする玄間×元は玄間の父親の紙様だった氷見。 や、紙様って湿気るらしいです。 その辺りはす…
このシリーズでこの二巻が一番好きだという奇特な方は、わたしの他にもいらっしゃるのでしょうかー。 泣かせどころときっと設定されたであろう雷蔵とおばあちゃんのシーンで、毎回飽きもせず泣いてしまうわたし。 この二巻はその雷蔵と、仕える言霊使いのいない紙様の紺メインです。 ほぼ丸々。 雷蔵はたった一人の身内だったおばあちゃんと死に別れ家政夫としてやってきたわけですが、そんな雷蔵が、言霊師を持た…
たくさんレビューがついていますので今更感がありますが、本日再読したもので。 言霊を操りそれを生業とする言霊使いの家系、三刀家の人間たち。 その言霊使いの災厄をすべて引き受ける紙(パルプ)様たち。 そしてその紙様を作ることが出来る人形師の和記、それが主だった登場人物です。 巻によってメインカップルが変わりますが、一巻はほぼ紹介のような形です。 スタートは、一般人の雷蔵が家政夫として…
拓海
是の中で好きなカップルの、守屋と隆成のお話です。 飲み屋で働く、ストーカーに怯える女の子のボディガードをしている隆成。その日は、女の子が少ないとのことで、隆成も借り出されます。もちろん女装で(笑)そして、それを冷やかしに来る弦間と氷見。氷見にまで、お酒を飲まされているのが笑えます。 履いていたヒールで足を痛めた隆成。女の子を守屋に任せた時に、ストーカーが現れて守屋が刺されてしまいます。…