志水ゆきさんのレビュー一覧

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

こんなお話が読みたかった

王道設定は何回出会っても飽きません。金太郎飴作家と自虐されようが、金太郎飴に信頼を置いているファンはいます(わたし)。

幼馴染みの両片思い大好物!!年齢不問、赤ちゃんから爺まで、幼馴染みサイコーな読者にはたまらない新刊なのではないでしょうか笑

年齢的にはアラサー同士、子供の頃から家ぐるみで付き合いのある幼馴染み同士のすれ違いが物語の心髄です。

アパレル会社を辞めて祖父母が経営して…

19

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

テンプレだけどおもしろいって実は深いよね

想像以上のことは起きません。
でも読後ちゃんと、おもしろかったなぁ、楽しかったなぁと思える作品です。

……よくよく考えたら、これってすごくないですか?

「想像以上のことが起こらない。だから、つまらない」と思った作品は過去に山程ありますが、

今回のように

新しくない
深くない
エロくない
まんまテンプレ

な内容なのに、
読んで良かった!もう一回読もう!
と思…

22

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

さらっと読む作品

まず、ツァイガルニクとトルソーの意味を調べました。

あとがきで作者さんが、味付けも刺激も驚きも控えめでさらっと読んでいただけたら。と書かれていますが、まさにそんなお話でした。

あとがきを読むまでは、惜しい!もっと盛り上げられたのに!告白合戦が始まりお互いの誤解が解け気持がわかり、おお〜ってなると思ったら、すんって感じで…。
でも作者さんの思惑通りなんですね。

20年に及ぶ両片想…

8

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

愛情が暴走して、攻めがおかしな事になってるんだが・・・

月村先生の待ちに待った新刊になります。
幼馴染みに両片思いに誤解にどんぐりにと、先生の好きなものを詰め込んだとの事。
そんなの私も大好きー!と、めちゃくちゃ楽しみにしてました。
や、どんぐりだけは大して好きじゃないけど。

ちなみに、月村先生と言うとしっとり切ない系のお話も多いイメージですが、今回はひたすらほのぼのでして。
もうめちゃくちゃ甘酸っぱいんですよ!
とにかく可愛いんですよ…

33

恋煩い 小説

砂原糖子  志水ゆき 

元タチの受!

覗き、首筋の黒子、板前、元タチの受…
素材が良すぎます!!しかもそれらが、すべて美味しく料理されていて言うことなしでした。

会社社長である元タチの受・槻島のキャラが最高でした。ツンデレ(ツン多め)、女嫌いの男好き、負けず嫌いで天邪鬼、中学生相手に大人げない態度をとるような可愛い男です。もう、大好き♪自分の立場を演じて、わざと悪ぶっているような言動に、むしろそれとは真反対の彼の本性が見えるよ…

3

頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

関西にこだわりが深い作家の作品。知らない事が多かった

興行師×藝人、関西弁で綴る恋。
関西に拘る著者の、これも「久我有加 芸人シリーズ」の一つ

昭和初期、剛しいらさんの「座蒲団」の舞台は上野から日本橋の花街だったけど、
この作品の舞台は上方、漫才黎明期の大阪。

文彦=主人公の「もず」は、「落語の才能が無い、時流に乗れ、漫才に転向しろ」、とウナギを食べながら寄席を解雇されてしまう。
・・ 何故、鰻を選んだんだろう?と調べたら、関東とは…

4

花鳥風月 9 コミック

志水ゆき 

なんか感無量すぎる。

泣いたわ……。
財前の盛大で熱い告白。
ようやくストレートに届いたね。

それにしても……
っったくよぉ〜、ばか吉利谷!
なんで財前の一番が一見だと思ってたんだか……って感じだけど、「指は自業自得、お前の所為じゃない」と微笑む姿がかっこいいから許す!
(八巻読み返しても、あの盛大な勘違いにはどこ見とんじゃ!節穴め!!って感じだけど)

はぁぁ、財前がかっこよすぎるよぉぉ。
男前…

1

花鳥風月 7 コミック

志水ゆき 

財前と吉利谷の過去エピソード編

五巻で登場した財前。
人肌がないと眠れない、女相手だとセックス要求されるのが面倒という吉利谷のために、添い寝する姿が描かれてた。

この七巻では、吉利谷が「俺の総てを貰って欲しい」と財前にプロポーズするんですね。

で、「お前は俺に欲情できるのか?」という財前に聞かれて「今も十分できると思う」と答えた吉利谷は、財前からボコられてしまう。

なになに〜「今も」って、過去に何かあったのー…

1

花鳥風月 6 コミック

志水ゆき 

くぅぅ〜!!

「火弦の想いが叶う、火弦と曜明篇ご褒美巻!」とあるように、ワンコ火弦の本懐がついについに!!

もうね。
良かったね(涙)としか言えないし、赤飯炊いてやりたいわ。(炊けないけど)

イッたら終わっちゃう、やっと…やっとしてもらえたのに…と泣く火弦の凶暴までな可愛さよ。
そして、鼻打って鼻血ぶーになった火弦を見て笑う曜明の笑顔。

笑っとる……!!

あの、曜明が、笑ってる……!…

1

犬ほど素敵な商売はない 小説

榎田尤利  志水ゆき 

人間心理と犬心理


ほとんど性行為のない主人と飼い犬だったので、まるで純文学を読んでいる感じで面白かったです。
最後にちょっとエッチがあるだけでストーリー重視の方にはオススメです。
こういうジャンルは新しいなぁと思いました。

受けは愛を知らず、ただ気ままに顔だけで生きてきた受け。
デリヘルを想像して入店したところ、お客様第一号は犬を所望のご主人様。
これが運命の出会い。
受け、犬としての生活がスタ…

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