志水ゆきさんのレビュー一覧

ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

読むと心がほんわかする

「幼馴染」「再会」「両片思い」
もうこの文字だけで萌えるぜ、早く読みたいっ!!と前のめり気味で手にしたこちら。
期待してたほど萌え転がるところがなく、わりとさらっと終わってしまいましたが、「ちょっと胃を休めたいときいうような気分のときに、さらっと読んでいただけたら嬉しいです」とのあとがきにいたく納得。

なるほどなーと。
それであれば、目標達成率200%です。

月村さんの「耳から恋…

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「ツァイガルニクの恋の沼」出版社ペーパー「どんぐり勘定の蜜夜」 グッズ

あのセーターの行方

いや~、すっきりしました。
春音が初めて他人(尚輝)のために編んだあのセーターはどこへ行ったんだろう??
ってモヤモヤしてたのが、回収されてました。(やっぱりね!という感じです)

なにかれとなく受に尽くす絶倫巨根彼氏、最高だなという掌編でした。

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

スローライフBL

待ってましたの月村節です。
評価はちょっと盛ってます。なぜなら、、こういう世界観が大好きだから!!! 
ありきたりな日常に向ける丁寧で優しい視点が心地よい作品でした。
先生いわく、”美味しいものを食べすぎて疲れた胃にさらっと食べられるお茶漬け作品”ということですが、私にとってはお茶漬けというより白米でした。物語に主張が少ない分、読み返しやすくて、その都度この心地よいAメロに気持ちを委ねられま…

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

気分あがる

先生買い。この表紙で超気分あがってウキウキで読み始めたのですが、超盛り上がるかっていうと?だったので萌2より萌にしました。しかし素晴らしいこの表紙。着ている服も好きだし、手に持っている毛糸の色合いもめちゃくちゃ好き。私がハンドメイド好きだからかな?今年のベスト3に入る事まちがいなし。お話は本編220P弱+あとがき。月村先生の既刊お好きな方でしたら全く問題ございません、是非お手に。

勤めていた…

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

こんなお話が読みたかった

王道設定は何回出会っても飽きません。金太郎飴作家と自虐されようが、金太郎飴に信頼を置いているファンはいます(わたし)。

幼馴染みの両片思い大好物!!年齢不問、赤ちゃんから爺まで、幼馴染みサイコーな読者にはたまらない新刊なのではないでしょうか笑

年齢的にはアラサー同士、子供の頃から家ぐるみで付き合いのある幼馴染み同士のすれ違いが物語の心髄です。

アパレル会社を辞めて祖父母が経営して…

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

テンプレだけどおもしろいって実は深いよね

想像以上のことは起きません。
でも読後ちゃんと、おもしろかったなぁ、楽しかったなぁと思える作品です。

……よくよく考えたら、これってすごくないですか?

「想像以上のことが起こらない。だから、つまらない」と思った作品は過去に山程ありますが、

今回のように

新しくない
深くない
エロくない
まんまテンプレ

な内容なのに、
読んで良かった!もう一回読もう!
と思…

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

さらっと読む作品

まず、ツァイガルニクとトルソーの意味を調べました。

あとがきで作者さんが、味付けも刺激も驚きも控えめでさらっと読んでいただけたら。と書かれていますが、まさにそんなお話でした。

あとがきを読むまでは、惜しい!もっと盛り上げられたのに!告白合戦が始まりお互いの誤解が解け気持がわかり、おお〜ってなると思ったら、すんって感じで…。
でも作者さんの思惑通りなんですね。

20年に及ぶ両片想…

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ツァイガルニクの恋の沼 小説

月村奎  志水ゆき 

愛情が暴走して、攻めがおかしな事になってるんだが・・・

月村先生の待ちに待った新刊になります。
幼馴染みに両片思いに誤解にどんぐりにと、先生の好きなものを詰め込んだとの事。
そんなの私も大好きー!と、めちゃくちゃ楽しみにしてました。
や、どんぐりだけは大して好きじゃないけど。

ちなみに、月村先生と言うとしっとり切ない系のお話も多いイメージですが、今回はひたすらほのぼのでして。
もうめちゃくちゃ甘酸っぱいんですよ!
とにかく可愛いんですよ…

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恋煩い 小説

砂原糖子  志水ゆき 

元タチの受!

覗き、首筋の黒子、板前、元タチの受…
素材が良すぎます!!しかもそれらが、すべて美味しく料理されていて言うことなしでした。

会社社長である元タチの受・槻島のキャラが最高でした。ツンデレ(ツン多め)、女嫌いの男好き、負けず嫌いで天邪鬼、中学生相手に大人げない態度をとるような可愛い男です。もう、大好き♪自分の立場を演じて、わざと悪ぶっているような言動に、むしろそれとは真反対の彼の本性が見えるよ…

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頬にしたたる恋の雨 小説

久我有加  志水ゆき 

関西にこだわりが深い作家の作品。知らない事が多かった

興行師×藝人、関西弁で綴る恋。
関西に拘る著者の、これも「久我有加 芸人シリーズ」の一つ

昭和初期、剛しいらさんの「座蒲団」の舞台は上野から日本橋の花街だったけど、
この作品の舞台は上方、漫才黎明期の大阪。

文彦=主人公の「もず」は、「落語の才能が無い、時流に乗れ、漫才に転向しろ」、とウナギを食べながら寄席を解雇されてしまう。
・・ 何故、鰻を選んだんだろう?と調べたら、関東とは…

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