志水ゆきさんのレビュー一覧

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

結果的にはお似合いなのか?

CDが出たんで読み返してみました。
こういうネガティブ受は嫌いじゃないです、っていうか結構好き。

ハーブやアロマ系を扱う小さいけれど安定してる会社の創立者の一人である弘〔受〕はゲイで自分に自信が無いタイプ。
そしてつい最近も失恋したばかり。
そんな彼の前に、営業として中途採用された見るからにイイ男・降矢〔攻〕が現れます。
ノンケの筈の降矢は、弘に好きだから付き合ってくれと言い、弘もそ…

5

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

攻めがいい

どうしたんですか、先生!
リアルで恋愛でもしてるんですか?って思ったくらいなんかリアル。

最近、砂原作品ばっかり読んでたから特にそう感じたのかな?

舞台はオーガニック製品ブランド業界。
攻めは大手から転職してきたイケメン。
受けはうじうじを通り越して卑屈。
自分に外見のコンプレックスがある受けは最初は攻めに苦手意識があるんですが外見と内面のギャップに惹かれていき、無事付き合うこ…

4

秘書とシュレディンガーの猫 小説

榎田尤利  志水ゆき 

シリーズ通して読んでいる・・というか、ペットシリーズで仕組みが分かっている読者ならば「シュレディンガー」がどの猫かっていうのは
薄々・・・ほぼ確実に気づいていた人が多いのではないかと思ってしまったのだが、これまでは、派遣されるところから始まっていたシリーズが
下から居る。という設定で始まるのはまた面白かったかなと思う。
死んだじいさんが残した遺産を孫で争奪戦。
遺産を手に入れるためには「シ…

5

心臓がふかく爆ぜている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

なかなかいいカップル

崎谷さんの地味受でここまで卑屈なのは初めて見ました。笑
が、少し共感するところもあり、頑張って欲しいとは思ったんですが若干乙女すぎてイライラ…。もう少し芯が強くなっていく様も見たかったな、という感想です。
攻めの降矢はまさに「肉食系男子」で、これもこれで、今時いないなあ、と思わせるドリーム感はありました。
降矢の気持ちは男の我儘、斎藤の気持ちは女の我儘といった具合にかなりリアルっぽく書いてい…

3

爪先にあまく満ちている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

あの天使ちゃんが!

純粋な子どもだった寛くんがすっかり男の子になってしまって…、ともはや親戚のおばさんのような気持ちになりました。笑。
そして受の來可と関わることで「人間らしい気持ち」を知っていく、という泥臭さも流石の崎谷先生。やはり人間味溢れるもののほうが私は好きです。
トラウマ+記憶障害のせいで、結構なハードルがあったのですが、それを乗り越えたときの二人の初H&寛のがっつき様に萌え萌えしました~!
途中で出…

3

静かにことばは揺れている 小説

崎谷はるひ  志水ゆき 

崎谷作品にしては軽い文章




×

Y.K/Myu
さらりと読めました。最後まで読み終えると綾川の男らしさに惚れずにはいられません。白瀬も本当に綾川に出会えてよかったね、と心の中で呟いてしまいました。隙のないキャラクターの組み立て方は本当に崎谷先生のすごいところ。受が暗い家庭環境なのはよく描かれますが、今回の白瀬は自分が痛んでしまっていることも理解できないほどの繊細さでしたが、無骨な綾川と寛に出会い、家族のあ…

1

獅子は獲物に手懐けられる 小説

榎田尤利  志水ゆき 

ライオン

面白かった!
なんというか、ライオンというカテゴリのなかに、大型犬や猫的な部分が見え隠れ~というのにゴッツいモエをいただきました。
攻×攻の臭いがぷんぷんする(*´д`*)と、絵とエロシーンだけみて楽しんできた(ぉぃ)のですが、ちゃんと物語として読んでよかった。
対外放置してきた作品が予想以上に面白いってありますよねぇ。
うんうん。

はい、さて、今回のペットはライオン。
百獣の王で…

2

是(4) コミック

志水ゆき 

玄間篇が終わってしまうなんて、寂しい限り。

とうとう玄間篇が収まるところに収まり、終焉をむかえました。

氷見が涙を流し舞い散る桜の様に消えてしまった意味もわからず、幼い子供のように和記のもとに怒鳴り込む玄間。
ようやく氷見を再生させたと思ったら、記憶がないことに腹を立てニセモノ呼ばわりの不機嫌三昧。
だけど、氷見に対する執着人一倍。
本当に頭でっかちな困った子供の様な玄間に、氷見はなんとか過去の記憶を思い出そうとして、それができ…

3

是(3) コミック

志水ゆき 

玄間と氷見の話が一番好きでした。

『是』がこんなに面白いとは…、読み出したら止まらなくなり続きが読みたいと本屋へ直行。
ネット通販が待てませんでした。
もう、それだけの価値のある一冊です。

1・2巻では笑いあり、ほろっとさせられたりで面白いなあと思うだけでしたが、この巻になりぐっとシリアスな展開に。
裸率高いのですがそれがいい方向に向いていて、玄間の不器用な人間性をありありと示してくれます。

氷見の抱える事情も切…

4

是(11) コミック

志水ゆき 

シリーズ総まとめ

最終巻。
ここに来て出てきたタイトルの『是』という言葉にちょっと鳥肌がたった。
本当に力一は罪作りなお人だなあ。
人でなし、和気の抱えていた複雑な想い。読者の想像に任せるラストが素敵でした。個人的には記憶はなくしているけれど、昔と変わっていないとかが一番萌えるかもしれない。

和気編はシリーズ総まとめだと思っています。
和気と真鉄の関係も愛ではあるけど恋ではない。
むしろこの流れだと…

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