山藍紫姫子さんのレビュー一覧

スタンレー・ホークの事件簿(2) 葛藤 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

こーゆーの好きです!

前作でキャラクターの関係性掴んだから
スルスル読めた。
とっても面白かったです。
連続殺人事件の囮捜査協力をアリスターに依頼するスタンレー。渋々のOK。囮捜査って事は、犯人に狙われるリスキーな立場。今回、頼りになるジンは家庭の事情で日本に帰国しちゃってて不在。スタンレーしかいないのよ。
アリスター、犯人グループにロックオンされて、どうすんの?どうなるのー?って気なって読むスピード上がりまし…

2

スタンレー・ホークの事件簿(1) 仮面 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

理解出来てないとこあるけどおもしろい

ディープな作品好きとしては読んでおきたい作家として頭の片隅にある、山藍先生。

こちら、ちょっとオカルトチックなところがあり、この一冊だけではまだよくわからないところも。
ミステリアスで美人な上司ロスフィールド、不良刑事スタンレー、日系精神科医ジンの三角関係と殺人事件。
ロスフィールドのイタコ体質で事件を解決するんだけど、昂った熱を性行為で解消する。ロスフィールドのパートナーのジンがスタン…

2

江戸繚乱 小説

山藍紫姫子  水上シン 

もはや愛はいらない。快楽は策略の駒

いや〜面白い!
と言っても、この面白さは正に最後の一行を読み終わって感じる感情。
正直途中までは…

山藍作品によくある、高貴な麗人を辱める…その恥辱をこれでもか!と描いてる。
やんごとなき京の公家の美少年が、困窮の果てに遠い江戸の「茶屋」に売られ、淫売として仕込まれる…
正に残酷物語。
しかし、このはかなき王麻呂(きみまろ)が必ずしも主人公じゃないのです。
真の主人公はこの秘密の…

1

虹の麗人 半陰陽 小説

山藍紫姫子 

安心して読めるラブロマンス

山藍先生の作品の中で、官能場面が痛くない。唯一推せる山藍作品。 
官能小説のお手本?

男同士のハーレクイン「バイオレットスキャンダル文庫」で出た、両性具有三作
★「冬の星座」:冬の星のように冷たい美貌の貧乏貴族の男子が、昏睡する間に、偽装死亡届+手術+王族と婚姻。
  男性⇒半陰陽に性転換されるパターン。
★「アレキサンドライト」:瞳の色・半陰陽、二つの秘密を持つ麗人の奪い合いを仲裁…

3

禁じられた戯び 小説

山藍紫姫子  蘭丸 

肉欲悪夢

表題作とその後日談2編、単独の短編1編の計4編収録。

「禁じられた戯び」
山藍節とでも言いますか…
ひとりの儚げな麗人を、これでもか!と精神的/性的に辱め、嬲る…

主人公はスター作家のシェヴィー・ヴォネガット、24才。
彼が10才の時に起きたある事件、そこに端を発して今降りかかるおぞましくも淫らな罠。
みたいな。
第一次世界大戦時代。世間はキナ臭いが、シェヴィーを取り巻く淫靡…

0

江戸繚乱 小説

山藍紫姫子  水上シン 

過激なエロ小説!

基本的には男同士のからみが大部分を占めているのですが、男女の濃厚なエロ描写もありました。

山藍紫姫子先生の時代ものは言い回しが堅苦しかったり、難しい表現が多いことがあって、読みづらい作品もありますが、この作品はかなり読みやすかったです。

江戸時代に没落した公家の子息が江戸の隠れ遊郭「桃源宮」という高級売春宿に売られてしまい、調教されてメチャクチャエロいことされまくるお話です。

文…

0

とりかえばや 小説

山藍紫姫子  蝶野飛沫 

賛否が分かれる内容だと思います。

※メリバ・バドエン注意
両親ともに一族を滅ぼされてしまい天涯孤独となった美少年が、モブおじさん達に調教されて、変態プレイされまくる、めちゃくちゃエロいBL小説です。
山藍紫姫子の文章力で、かなり上品で美しい言葉が並んでいますが、内容はかなり下品で人によっては胸糞悪くなる内容だと思います。
題名の「とりかえばや」の通り中盤で、同年代の身分ある少年と入れ替わり、自分の一族を滅ぼした相手に復讐する…

3

アレキサンドライト 小説

山藍紫姫子 

BLというよりも。女の哀しみを耽美スタイルで

耽美の女王・山藍紫姫子御大の大作。

主人公はエスドリア国の麗しい聖将軍・シュリル。
そのシュリルを激しい憎悪の眼で見つめる漆黒の男・マクシミリアン。
マクシミリアンは、シュリルの正妻だったのに離縁されて自殺した妹の復讐を誓ってシュリルを拉致するが…

痛めつけようとして初めて知るシュリルの秘密。それは…

…という感じで。
結局シュリルは両性具有者なわけなのですが、そうと知った…

3

とりかえばや 小説

山藍紫姫子  蝶野飛沫 

すべてに過剰

too much…
全てにおいて、濃い!
良くも悪くも、さすが耽美の女王・山藍紫姫子さまだなぁと感服。

舞台は、架空のローマっぽい国。
権力争いの犠牲となり父が失脚・のち病死、母は自害。消え去ったグウィン家の少年王子・シェーナの辿る転落人生…
まず、館に押し入ってきた雑兵どもに母の亡骸の前で陵辱・輪姦され。
その後寺院に売り払われたシェーナは「花童子」という慰み者として仕込まれ。

1

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

ドキドキしました。最高です。

孤島に閉じ込められた少年たちが暴力と性に狂っていく物語。
倫理観ガン無視で官能的な世界観が素晴らしいです。
主人公の秋生がモブおじさんに突っ込まれたり、突っ込んだり、他の少年と複数プレイしたりくんずほぐれず。
登場人物が多くて1回目は名前を覚えるのが大変だなとは思ったのですが、キャラの個性が強くてすんなり覚えられました。
ラストどうなるかちょっと怖かったのですが、個人的には満足いく終わり方…

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