山藍紫姫子さんのレビュー一覧

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

孤島

独自な視点で書かれていらっしゃる山藍紫姫子先生です。
不良男子達の孤島での地獄生活の話。
まあ すごい!
作者の意図通りにぐいぐいと引き込まれます。
いやな男に犯されるのは 序の口です。
どんどん仲間の男子が死んだり 殺されたりするのですから。
仲間の死体を片付ける場面が 正確に書かれてるのでおえっとなりました。
でもそんな場所で恋もしちゃったり。
三角関係で腹の探りあいなんですよ…

5

アレキサンドライト 小説

山藍紫姫子 

素晴らしい 名作

感動。
読み終えた途端 涙が止まりません。
美しいシュリル。(受け)
男も女も超えた素晴らしいモノを持っているのです。
嫌悪感は一切ありません。
シュリルが 気高く 綺麗だから。
どんな事をしても奪いたいと想わせる美しい人。
攻め二人(ライバル)は 本当に愛してしまったのです。
好きだからこそ ひどく虐めたい。
男の感情がうまく表現されています。
ライバル二人の お互いへの嫉妬…

9

幾千の河もやがてひとつの海になる 小説

山藍紫姫子 

獣姦をくらえ!!

でました!でました!
山藍紫姫子作品!!!
こんなに ドロッドロッの作品は他の作者では味わえません。
変態が詰め込んであり これでもか!と また変態が現われます。
エログロの世界ですね。
獣姦ですよ!!
サルに犯されます。
イタイシーン満載です。
受けちゃん失神してます。
あまりの凄さに 心が遠くに飛んで行きます。
でも この作品大好きだ!!
変態をここまで書いてくれて 大好…

0

スタンレー・ホークの事件簿(3) 二重自我 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

君は私、私は君

旧版3巻『二重自我』に旧版4巻『採集家』の一部を加筆修正した文庫版。
文庫版なので、旧新書版にあった本仁さんの『EXTLA』が入ってないのがとても残念です(やっぱり旧版を探し出して買うしかないのか?)
1、2.と読んできて、この3巻。
美貌の上司に欲情して始まった関係。
最初はスタンレーを避けるような恐るような姿だったのが、ロスフィールドが囮捜査をしての2巻からスタンレーにのめり込み始め、…

5

アレキサンドライト 小説

山藍紫姫子 

愛と官能のロマンス小説

萌えというより…美しいです。
傑作です!一気に物語に引き込まれてしまいました!

愛と官能と憎しみがうずまく、
まさにロマンス小説でした。

復讐のための行為から様々な思いが生じて、
どこから愛が生まれるのか、ぜひ読んでいただきたいです!
凌辱シーンが苦手な私ですが、最後まで読むと
最初とは違う感想を抱けました。

この作品は甘さは少ないですが、切なくて
攻め様の手によって…

6

クリームな僕 小説

山藍紫姫子  ぽ~じゅ 

耽美の女王のショタ風味

短編4作を同時収録した耽美の女王が送るショタ風味が満載のお話です。
作者の短編集に既に載ってる作品を加筆修正した4作で、なかなか面白いチョイス!
作者の短編集『金環蝕』からは「妖精王子東京へ行く」、『シシリー』からは「天児」、
『愛と憎しみの迷宮 下』からは「ディナーには僕を」そして表題の「クリームな僕」
からなる4編なのですが、表題はホントに全てが無垢なにゃんこちゃんの調教のもで
無垢…

4

クリームな僕 小説

山藍紫姫子  ぽ~じゅ 

ア・ラ・かると

この表紙が発表になったとき、いや、書店では表を向けられないよな・・と心臓に毛が生えかけてる自分でも(?)思わずためらいがw
しかし、この本においてかなり年齢の低いショタや、人外である妖精といった登場人物がほとんどのため、大人の描写は極力控えられており、このレーターさんの起用はとても成功していると思います♪
特にこの表題は、キャットピープルと呼ばれる猫耳しっぽをもつ性奴を主役にしておりますので、…

4

背徳の聖者たち 小説

山藍紫姫子  ライトグラフII 

ダーク+陵辱+エクスタシー

ちょっと前の山藍先生本を偶然入手したので、読んでみた。
山藍先生といったら、これでもか!というほどの「エロ」ではない「淫靡な」描写なんですが、
さすがJUNE時代からの大御所さんです、ブレないなぁ。
漢語調の造語をガンガンつくりまくっている!
擬態語・擬音語で乗り切るとかそんな安易な真似はしません!
BL界の紫式部と言っていいんじゃないでしょうか!

ストーリーラインは、「必殺仕事人…

7

恋に落ちた調教師(新装版) 小説

山藍紫姫子  徳丸佳貴 

もったいないのか

BEBOYでの山藍さんの調教もの。

調教物は、もちろん好きで、
また、山藍さんの本も読ませていただいているのですが、
本作品は私には、
合わなかったとしか言いようがありません。
何とも残念です。

親のために、調教を受けることとなった受と
そんな受の調教師をすることとなった攻のお話。
そして、恋に落ちるっていう・・・。

そして、もう1篇は、その続編。
2人に加えて、

1

花鬼 小説

山藍紫姫子 

これぞ耽美って

連作とは知らず、たまたま1冊だけ手に入ったこの本。
これこそ、BLって呼称が普通になる前の、JUNE創世時の耽美小説って感じ。
古典芸能の家に縛られた絶世の美形が、もう、ひたすらいたぶられまくりの、やられっぱなし。
パトロンのヒヒじいさんに、そのアホ孫。
遅漏絶倫オヤジや、異母弟。
ドラッグ、お道具、何でも来い。
ここまでくるといっそ清々しい。
ハードカバーに美麗な表紙絵といい、たま…

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