山藍紫姫子さんのレビュー一覧

スタンレー・ホークの事件簿 仮面~ペルソナ~ コミック

山藍紫姫子  本仁戻 

もしや、これは、、、

スタンレー祭発動?

山藍先生の代表シリーズの一つと言うことで、興味はあるけど、手が出せずにいたスタンレー・ホーク。
本仁先生の今の絵でのコミカライズは、ちょうどコミックス1冊に収まって、流麗な絵と、小説原作ならではのしっかりとしたストーリー。
小説シリーズに突撃の導火線にはもってこい?

なんだか、この気分って、「寒冷前線コンダクター」のコミカライズで富士見二丁目シリーズに足を踏み込…

2

ラ・ヴィアン・ローズ 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

意外にもあっさりサクサク

プリズム文庫みたいにキラキラしたケースから現れた御本はとっても素敵な黒地に切り絵のように浮かび上がる、まるでブックカバーのよう♪
本仁ファンにも嬉しいこの装丁でした。
濃厚なセックス描写の山藍作品しか知らない自分には、意外にもあっさりとしたこの作品にビックリいたしました。
ねちっこくないの。そしてライト。
怒涛の5Pっていうから、どれだけだくだくなのかと思えば。。。
また、同時掲載の作品…

5

王朝恋闇秘譚 小説

山藍紫姫子 

山藍先生が綴る究極の平安艶絵巻

やはり角川文庫からリリースされている山藍作品というのは完成度が高いです。
西洋・東洋問わず時代モノは好きだと先生自身、おっしゃってますが
文章のよどみのなさが凄まじい。
源氏物語か和泉式部日記かと思うような短い章の積み重ねも平安風味がきいている。
また、扇や衣装、屋敷の帳に至るまでディテールをきわめて視覚的に書いている点もスバラシイです。
本作の楽しみはめくるめく嗜虐的エロスと
妖しく…

7

ラ・ヴィアン・ローズ 小説

山藍紫姫子  本仁戻 

やおいの詰め合わせ風、内容的には……。

すご……!
キラッキラの箱入りですやん Σ(・ω・ノ)ノ! なんてんですか、
プラチナ文庫の表紙みたいなキラキラ箱に入っております。

中身はというと……おやー。いかにも耽美風の黒い表紙の本。カバーなし。
黒地にチョウチョとバラ!
……手アカつきまくりなんですけどw
よーし!オレ、2冊買っちゃうぞ~(゚∀゚)←あほ

うーん、これはバレンタインデーにプレゼントされたら泣けるかもし…

15

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

山藍作品の中でも最強!ゴシックロマンス的作品

レビュー書くときは700字~800字と自分で決めているのだが、
これについてはその原則を守れないかもしれない (;´Д`)ハァハァ
正直、一般人におススメはしませんし、BLしか読まない人には鉄板で勧めないが

自分的には数ある山藍作品の中でも最強レベルで好きだ~~~~~!!!!

コレ、はっきりいっちゃうとBL小説じゃありません。
だって、BLって少女マンガの系譜にあるものだけど、

14

THE DARK BLUE 小説

山藍紫姫子  舞方ミラ 

吸血鬼モノです

う~~~ん、萌×2にするか萌にするかで少々悩ましい作品。
吸血鬼のロキシーと彼に執着されている美しい青年、オリヴィエのおはなし。

ロキシーは吸血鬼のステロタイプとは程遠い。
光り輝くロサンジェルスの高級ホテルに住み、豪奢な生活をしている金髪の美男
彼は日光浴もすればニンニクも十字架もきかない。
吸血鬼というより、あたかもロックスターか人気俳優のようです。
オリヴィエは反対に漆黒の髪…

4

恋に落ちるまで I'll never leave you alon 小説

山藍紫姫子  坂本ミキ 

可愛い青春恋愛物語

はて、これって本当に山藍先生の小説?と首をかしげたくなるんですが。

拓也は大手企業レイブン・グループ会長・佐々川俊之の隠し子だった。
17歳で施設から佐々川に引き取られるがそこにはすでに瑞貴という養子がいた。
佐々川は二人を競わせてどちらか一人に後継させようとたくらんでいる。
瑞貴の美貌に心惹かれる拓也だが、瑞貴はかつて養父の佐々川に性的虐待を
受けていたという引け目もあって拓也と距…

2

愛する人は毒入り 小説

山藍紫姫子  不破慎理 

山藍作品にしては薄い…。

「愛する人は毒入り」、なんとも魅惑的なタイトルです。
山藍作品のカタルシスはといえば、凌辱とそれに溺れる美しいひと、
そして結果的には身も心もベタベタなほどの相思相愛っぷりが
強烈なクセのある文で綴られていることでしょうか。

しかしこの作品はいささかその持ち味を欠いていると言わざるを得ません。
肉環(アヌス)、頭冠(クラウン)男茎(シャフト)といった山藍用語ともいうべき
ルビの振り…

2

花宴 小説

ごとうしのぶ  松岡なつき  森内景生  山藍紫姫子  おおや和美  鳥羽笙子  中川勝海  水上有理 

やおい期の名シリーズ外伝集

90年代当時、人気作だったものの外伝を集めています。

さて、現在もバリバリ現役でなおかつ中央にいらっしゃるのはやはり
Flesh&Bloodの松岡なつき先生と、耽美の女王・山藍紫姫子先生かと思いますが、
こういう昔のものを読んでも、このお二方の作品ていうのはとても読みやすく
あまり古臭さを感じないです。普遍性といってもいいかも。

タクミくんシリーズの外伝は、あぁ学園モノの…

1

江戸繚乱 小説

山藍紫姫子  水上シン 

神視点でさまざまな人間模様を描いた作品。

BLでは比較的珍しい多視点で書かれた作品であります。
BLの方程式で言えば、ここは受けである貴族の王麻呂(きみまろ)が
主人公ということになるのでしょう。
ですが、実際は必ずしもそうとは言えない。

呉服問屋の隠居、十右衛門
没落した京貴族の美しい若君、王麻呂
高級遊郭の遣り手、侘助
そして十右衛門の隠し子、太助

立場も経歴も異なる4人の男が登場いたします。
十右衛門は一見…

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