山藍紫姫子さんのレビュー一覧

「蘭陵王」書き下ろしSSペーパー グッズ

ペーパーもドロドロ

【※本編ネタバレを含みます。
 未読の方は閲覧にご注意下さい】

あのオチの後でこれ以上何を書くことがあるのかと思っていたらまたしても意外な展開にやられました。

あとがきやちるちるインタビューで山藍さんが仰っていた構想が、書き下ろしSSという形で実際に読めたことはとても嬉しいです。


内容:
熱を出して寝込んでいる玲司。
昨夜、佐野の命令で然る男を殺しに行くも
謎の二人組…

4

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

魅惑のダーク・エロティックな世界

生ぬるい攻めに飽きてきた人にはおすすめの逸品です。
魅力ある男性の乱れる姿の描写は、思わず引き込まれてしまいます。

1

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

悪徳を美とするような 世界観

一人の刑事が、妻を殺した犯人を捜すサスペンス
とは 違っていました。
山藍紫姫子氏のストーリーは、怪奇もの特有な 恐怖を感じてしまう。

美貌が故に 性の玩具にされた少年。
彼に対する、暴力 陵属シーンは生々しくて痛々しい。
殺人鬼を探して薄幸の少年に近づいた桐生だが
本当の鬼がどこにいるかは 誰も気が付かなかった。

ジキルとハイド氏のように、変貌する殺人鬼。
容姿の醜さを知…

4

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

超一級の娯楽ダークサスペンス

妻を殺された刑事が
とあるバレエ団ダンサーに接触する。
妻が死に際に呼んだ名と同じ名前を持つその美青年に
刑事は抗いがたい魅力を感じ…。


不義密通、殺人、復讐、凌辱強姦など
あらゆるドロドロ、エログロが詰まった本作品。
168ページ(2段組)という短さながら
ダークサスペンス、ホラー、人間ドラマなど
様々なジャンルのエッセンスが詰まっており
非常に読み応えある一冊です。

20

長恨歌 下之巻 青蛾 小説

山藍紫姫子  水上シン 

消えることのない憎悪もまた、SMの媚薬

下巻に入ると、病に冒された弁天を救うべく(なのか、沙門を手に入れるためなのか)お澪によって3人の仲は割かれてしまいます。
そして、弁天は、お澪の父親・吉野屋宗左衛門に囲われることに・・・

下巻では沙門・鉄の登場シーンが少ない分、弁天が宗左衛門に対して見せる微妙な心の揺れが見どころ。
宗左衛門に抱かれて、それはそれで感じてしまう弁天。
弁天ビッチやん|д゚)・・・と、唖然とさせられるわけ…

8

長恨歌 上之巻 蛇性の婬 小説

山藍紫姫子  水上シン 

2人のピカレスクと薄幸の美剣士

◆あらすじ◆

時代は徳川将軍吉宗の治世。
江戸の豪商吉野家の娘・お澪は、無頼の輩に襲われそうになったところを救ってくれた浪人・沙門に心を奪われ、沙門が寝ぐらにしている廃寺を探し当てますが、そこで沙門と巨根の怪僧・鉄、そして2人に飼われる美貌の男・弁天の3人が繰り広げる淫猥な情交を目の当たりにして――

◆レビュー◆

商業誌として初めて発行されたのは1994年(白夜書房)、しかも1…

8

長恨歌( 蛇性の婬 ) 上巻 小説

山藍紫姫子 

愛憎劇の境地!!

山藍作品、および全BL作品の中で一番好きな作品です!!

エロはもちろんアブノーマルで、耽美で、超エロエロなのですが、何よりストーリーが独特で、他のBL作品との間に一線を引いている。

この作品の主人公はお澪という名の女性。
BL作品で、女性キャラが出しゃばり、男女の絡みのシーンを見せるのはタブー。
しかしこの作品は、お澪の存在無くしては完成しない。
なぜなら、このお澪は、道成寺の清…

1

堕天使の島(文庫) 小説

山藍紫姫子  小島文美 

萌えとは違う何かに惹き込まれ…

BLなのかと聞かれたら、違うかもと答える作品。
山藍作品は未読でも、一般書の栗本薫作品を読んだことのある方は、なんとなく雰囲気が掴めるかもしれません。
この山藍さんの作品も一般の角川文庫で出されています。(他にも数冊)
こちらは新しく文庫化されたものなのですが、旧版との違いは不明です。

********************
主人公の秋生は元暴走族で、少年院仮退院ののち島へ連れて来…

12

誘惑のエメラルド 小説

山藍紫姫子  兼守美行 

どちらのエメロードがお好みですか?

BL界耽美の女王様と私は山藍紫姫子先生を密かに呼んで崇拝していて
この作品もかなり楽しみにしておりましたよ。
先生の作品にしては、毒々しいまでのエロスが不足気味な気がしないでもありませんが
この作品は1997年に考えられたストーリーだそうで予定テーマは絢爛豪華な王宮もの
そんな依頼で考えられた作品なのだそうです。

絢爛豪華をとイメージしたものの本人曰それほどにならなかったと、
それ…

9

愛する人は毒入り 小説

山藍紫姫子  不破慎理 

受けが苦手でした。

山藍先生の作品の大ファンですが、これだけは全然萌えられなかったです。
恥じらいのない淫乱な受けが苦手だからかもしれないですが。
馨は山藍さんの書く受けには珍しいタイプだと思います。

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