さなもん
この焦れったさと星のおバカ加減が段々癖になってきました。互いの気持ちを明かさないまま、何度もキスしたどころか今回は抜き合いにまで至ってしまう2人。なぜそこまでしといて気持ちを言わないんだ、なんて野暮なことは言いません。顕がなかなか素直になれないところもこの作品の1つの魅力ですからね。星が自分の乳首を黒くしたいがために、自ら顕に弄ってくれと差し出すシーンはさすがに噴き出しました。ムードの欠片もない…
星の鈍感で顕への気持ちに戸惑うところや、顕が超ツンデレなくせに不意打ちにキスしてくるところなど、相変わらず少し少女漫画を彷彿とさせる雰囲気はありますが、星自身には女々しさの欠片もないですし、ギャグで笑えるポイントも多々あるので、1巻同様気になるほどではありませんでした。顕の分かりやす過ぎる不機嫌顔を楽しむ余裕すら出てきましたね。星が以前顕にやられた男達に3人がかりで殴られてしまうシーンもあります…
ストーリー展開に若干の少女漫画っぽさは感じましたが、攻めの顕が父親が原因でゲイへの嫌悪感を持っていたり、それを受けの星が知ってしまったり、喧嘩のシーンも多かったりと、BLならではの要素も色々含んでいたので気になるほどではありませんでした。高校デビュー以降の星の髪型がアイドルみたいでどうしても好きになれないので、できれば中学の時の髪型に戻らないかな、とは思いましたが(笑)。
顕の兄の京一も…