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2/2(合計:18件)
水原とほる 山本タカト
民族衣装
ネタバレ
主人公がひたすら悲惨な目に遭いながらも、必死にあがいて幸福を目指す。 という、昔の長編連続ドラマのような雰囲気のお話でした。 受・初乃。美貌の少年。借金の形として極道の養子にされ、慰み者になる。 攻・将大。庭師として初乃と出会い、恋に落ちる。 現在だとシリアス系の韓国ドラマにありそう。 そういうのが好きな方なら、めちゃくちゃツボにはまりそうです。 私自身は水原とほるさん初読…
まん丸ッ
挿絵の重厚感と初っ端からの不幸で、私の心は痛いです。ああああ、中々浮上できません。過酷な人生の中でも、「愛」に出会えて良かった。そこが救いかなぁ 間違いなく大切な一冊です。
mihi
いつまでも 心に焼き付いて離れない名作。 水原とほる先生の代表作です。 運命に翻弄された美しい人 初乃。 変態じじいにネトネトいじくり回されようとも 義兄に執着され鬼畜に犯されようとも 初乃の心までは汚れていなかった。 純粋に一途に植木屋を想う。 二人が愛しくなってしまいます。 義兄も捻くれているだけで初乃が好きだった。 ただ愛する事を知らなかっただけなのです。 イビツな三角関…
なぎっぺ
ずっと読みたかった作品だけあって、期待以上に痺れ(表現が古い・・)ました。 まず、山本タカト先生の挿絵が物語の陰鬱な雰囲気にグッと色を増させて、 読中ずっとえもいわれぬ淫猥な気分を高潮させ続けてくれ、 BLを読んで萌え〜とかそんなカンジではなく、図書館で見つけた純文学に ホモ臭を感じ取ってドキドキというかウハウハというか、 鼻息が止まらなくなるカンジでした。(すんません、ヘンタイで) …
クレタコ
恥ずかしながら山本タカトさんのお名前を存じなくて、この作品で初めて絵を見たのですが耽美系でレトロっぽいけれど古いとは感じない独特な美しさを持った絵柄です。 表紙はそれだけで1枚のイラストの様ですし挿絵も同様。 本来小説は文庫本派なのですが、こういったクオリティの高い装丁を見ると装丁も本の楽しみの一つだなという事を思い知らされます。 新書にしては値段高めですが、ページ数の多さと二段組、そしてこ…
ともふみ
『冬が似合ってるし、楚々としてはかなげないのに、どんなに枝を落としてもちゃんと生きていて、きれいな花をつけるんだ。そういう木と似てるだろ、初乃は…』 という攻めの一人・花村の台詞と、「唐梅のつばら」というタイトルが象徴してるように、この話はボーイズラブというより、過酷な現実に翻弄されつつも決して穢れず折れなかった初乃の、波乱に満ちた人生の物語です。 おどろおどろしい表紙のイメージに相応しく…
茶鬼
まず、装丁にビックリしてください。 山本タカトさんという画家さんの版画のような繊細な挿絵、文学小説のような装丁に、文章・世界は現代なのに谷崎潤一郎のようです。 耐え忍ぶ受けに、俺様まっしぐらな鬼畜な攻めが持ち味の水原原作品に於いても、BL小説に於いてもこれは間違いなく神です。 13歳の時、病気で不能のヤクザの親分宅に、慰みものの愛人として買われてきた初乃。 自分の存在をあきらめながらも…
むつこ
痛い水原とほる節満載の一冊でした。作者の入魂っぷりが伝わってきます。「凌辱BLの大河ドラマ」みたいなコピーをつけたくなりました。 まず登場するのが、養子の(実は売られてきた)若い受けに執着するキモキモのヒヒジジイです。こいつがまじでキモいのだ。糖尿病で勃起しないんだけど、受けをネチネチといたぶるの。一人エッチさせたり、オモチャ突っ込んで遊んだり。『オエッ!キモいんじゃ、早ょ死ね耄碌ジジイめ』と思…