かわいくて世間知らずな大学生とゲイバレしたくないイケメン大学生の話です。
まず受けの世間知らずボーイの子供っぽさがだめな人はだめかもしれませんが、性指向も曖昧だし、なんか勢いで行動しちゃうような子なので、楽しいキャラクターです。
攻めのイケメンくんは執着系、一歩間違えたらゲキヤバになりそうですが、受けの先輩ラブのほうが大きいおかげで執着しても気にされない、読んでる方も気にならない、という不思議な感覚です。
執着系ですが、そこまで異常性はないですが、一歩間違えれば、なので執着系好きには物足りないかも。
基本的にお付き合い後はラブラブで激甘 溺愛攻め傾向、天然受けという感じなのでマンガmee作品み がよくででると思います。
導入はよかったです。
仕事に忙殺された主人公が田舎に引っ越して、長距離歩いた末の体調不良、そして攻めとの邂逅。
この2人がどうくっつくのかなーという楽しみでした。
気になったのは、いくらなんでも流されすぎでは。
湯船浅すぎないか、湯量の問題か?
攻めの未来くんはあけすけにセフレっぽいことやってます!ってこと村のじぃちゃんに話すのはいくらなんでもなんでは。
それがショックで職場があったところに戻るかな…
村が嫌で都会に逃げてきたということなんでしょうが、逃げてきたところなのになぁ、という。
とか結構気になってしまいました。
身体関係が先にきていて、その始まりも暇だからやる?みたいな動物的なものでした。
気持ちの伝え合いが後半になるのですが
前半のもやもやを抱えたまま
好きです付き合ってください
てなるのは 村じゃだめだったのかしら?と思わずにはいられなかったです。
疲れ果てた主人公が田舎で生き生きとして生活してる感じや、人類みな兄弟的な明るい未来くんのキャラクターはよかったし、魚とか犬とか周りのものも上手いので 気持ちの流れが少し気になってしまいました。
1巻では
主人公2人が結ばれるまで、なのでやれ設定やら背景やら説明ありきで辻褄合わせを考えてしまいましたが、2巻は結ばれているところからスタート、なのでお話に集中できました。
ヤマネコの間の子が迷い込んできたことを発端に3人が家族になるまで…だけではなく人里に理解されるところまでが描かれており、よかったです。
完結となっているのですごく残念。
もっと読みたいなぁと思いました。
将来スズとベニが人里で働こうとしているし、
家族になった3人だっていろんな話が展開デキるだろうし、なにより後継問題が解決できていない。
続きを読みたい…!!2巻完結もったいない…!!
絵柄に関しては動きといい、ケモといい、時代風人間にいたるまでほんとにうまい…。
1巻ちょっとな、と思っていたのでなかなか手が伸びなかったですが読んでよかったです。
こ、これがよく一冊にまとまってるなぁと
素晴らしい構成。
そしてめっちゃ魅力的な攻め。
関西弁、極道になりきれない、その理由もまたすごい。
当て馬こと坊っちゃんも憎みきれないキャラクターだし、組から離れた石丸も強烈な印象…
キャラクターづくりもすごいです。
南あらた先生の作品は初見ですが、これから作家買いしていくくらい攻めのビジュアルが好みすぎました。
ただそれに対して受けのキャラクター、というか見た目はありがちなアニメキャラみたいで少し残念かなぁと。
九州の田舎でゲイバレして、おじいさんもワンちゃんもなくして、アウティングもされてボロボロなのに愛を求めて人がたくさんいるところに出てきたんだねぇ、というところはキュンとしました。
人文がなんて美麗なんだっていう絵柄です。
高校生の頃にアウティングされて引きこもりになって、おじいさんの喫茶店を手伝っている「ひかげ」とヤリチンイケメンの話です。
医学部の学生ってこんな時間あるの?ってくらい自分磨きしてそうなキキ。
名前もインパクトあるなぁ、もう少し考えなくていい名前というか呼ぶのに違和感ない名前のほうが個人的には好みです。
ひかげって名前もなんだか少し気になるので名前にこだわりがあるのであれば 申し訳ないけどちょっと合わないかもなぁと細かいことにモヤモヤしました。
戦が綺麗すぎるせいか 途中この人だれ?ってなってしまうこともあって髪の色だけじゃなくて体格も差があるとわかりやすいかなぁと。
アウティングしたひかげの初恋相手ですが、
カワク先生の過去に何があろうが人を傷つけていいわけじゃないって思うので好きになれないです。
設定もよくって、メンヘラっぽい感じの雰囲気も出てるのが気になって購入しました。
ちょっと盛り上がり不足、メリハリが足りなくて単調な感じに思えました。
9年ぶりにあった義理の兄弟、
兄弟の夫婦仲は冷めきっており、離婚秒読み、まだ学生の弟が卒業したら離婚する模様で、留年しないように兄が面倒をみに帰ってくる、と
始まりがすでに暗い。
兄弟が抱える精神的な問題はとても似ていて、互いにわかりあえる感もなるほどなと思いました。
ただそこまで激しい執着や愛は感じられなくて、なんかやっちゃってるメンヘラ兄弟感のほうが強くて、もう少し激しい感情で描いてくれないと無理にでもついていけないかなぁ、と思いました。
父の方がまだマシなのか連れ子と養子縁組までしてて面倒みよう、めんどくさいけど感もでててるのでお顔描いてもよかったんじゃないかなぁと。
2人以外の登場人物ではっきり顔が描かれている人が少なすぎて雰囲気若干ホラー。でももっと病んでて欲しいくらい病みが足りないかなと思いました。
兄弟だけで暮らす生活系BLの2巻です。
次男が末っ子にラブを醸し出していますが、BOYSがLIFEしているものがお好きならおすすめします。
秘めたラブです。
1巻の海水浴帰りから始まります。
旅館に泊まって、志央くんは1人残された子供のころの記憶が不意にフラッシュバックしてパニックになりかけます。
そこへ次男の鷹くんが戻ってきて2人だけの補い合いタイム。
志央くんの実母との再会は志央くんがいい子すぎて読んでるこっちもうるっとしました。
で!!ここにきて!!
長男から次男への片思いが判明するという。
まさかまさかの…
長男→次男→末っ子
という恋の関係図でした。
いやーびっくり…
長男から三男に掛けては異父兄弟なので、血縁関係があるのでここで恋の関係にするのはびっくり。
しかも気持ち伝えてどうする、っていう。
やめてやめてー…と思ったところで続きます。
ハートウォーミングBOYSLIFEが続くように祈るばかり。
1巻でタイトル回収したのもよかったし、見た目も設定も好みです。
doji先生のもふもふ系じゃない獣人も初見じゃないですがカッコいい…カッコよさ健在。
流され受けなのかと思いきや、過去に自分を助けてくれた攻めに借りを返したかったわけで、それなら最初に嫌がった意味はあまりしっくりこなかったです。
身体の関係が嫌だった…?のわりに抵抗もあまりせずに抱かれているので、これは好きだから…だよね。
とちょっと主人公の気持ちがわかりにくいかなぁと思いました。
どことなくチャイナ服っポイものを着せるのは趣味なのか、マフィア感はスーツのほうがわかりやすいかもなぁと少しコスプレみを感じてしまいました。
似合っているので正義といわれたら同意できます。
最終巻にして
卍と百の出会いの話でした
めっちゃよかった…
出会って一緒に暮らすというか心通わせ合うまでが
なんというかエモいというのはこういうことかと。
陰間上がりの百樹のうぶさにノックアウトされてるのに手を出さない卍。えー!もー!そうだったのかー!と意外と手を出すのこまねいていたのかと。
そしてお初のお京さん。
こちらは女同士の道を江戸の時代にしておられるお方。いやーすごい。
およみばぁちゃんと百樹のシーンは涙なしには読めませんでした。
本人が隠しても百樹目当てで探してくる男いるんですね。卍に拾ってもらってよかった…
最後の観音祭は総動員でお久しぶりの方もいれば
あのお二人、はやはりおられない。でもみんな幸せそうで華やかでした。
最後の書き下ろしもさいっこうでした。
2人はほんとにずーーーっと一緒にいるんだなぁと。
出会いから年を取るまでがだーーーっと流れていく最終巻は、圧巻でした。
先生お疲れ様でした。
百と卍が読めて幸せです。