結構あっさりしてて、なんとなく新がサイコパスなのかなって思う場面がありました。小さい頃から新の近くには涼がいて、涼が大好きすぎて、他に対する関心がなくなっちゃったのかな?
涼は涼で新がいれば良いってスタイルなので、この2人はこれで落ち着くのかな。新は声をかけられたらフラフラしちゃいそうですが、涼がダメって言ったことはしなさそうなので、多分大丈夫。 最後の方まで、どっちが攻め?受け?って分からなかったです笑
後書き読んで、親子間の愛か恋愛かの曖昧さを目指したと言っていたので、このあっさりさには納得です。 ただ個人的には、甘さとかこの関係からの悩んでる場面とかが欲しかった……。
別にシリアスではないです。本当にさっぱりしてて、確実に2人の間には絆がある。ただそれが恋愛かどうかは難しい。
そもそも個人的にヤクザものは好きなので、買って見ました。私はこれで桐式先生の作品を買うようになったのですが、これだけはなんだか他のと種類が違うようです(他の作品も好きです)。
まず加白さんが美人で大好きです笑
美人で真っ黒って雰囲気にミステリアスのようなものを感じてとても好きです笑 ただそういう人って過去が複雑だったりで暗いところが多かったですね。その中で加白が何を感じ、考え、ちゃんと自分で選んだ人生であるってとこは強さを感じて、人間的にも好きになりました。
椿木は正直よくわからない人だったなと思いました。社会の中で、型にはまったように生きようとしてて、でも大きい破壊衝動を持っている。サイコパスなのは分かったのですが、わりと人間らしい人だったので、難しい人でした。
加白と椿木はこれからも一緒に生きるだろうな、とは思いましたが、この先に2人がどうやって生きるかっていうのは想像出来なかったです笑 きっとニヤニヤと悪いことを考えてるのかなとかは思いますが笑笑
ちなみにここまで人が(モブが)出来ては死んでを繰り返すのは初めて読みました笑
こんなに人が死ぬBLってあるんですね笑笑
そもそも下着がとても可愛いし、綺麗です!!
まずそこのデザインに惹かれました笑
そしてそれを着こなしちゃうハルがすごい!!
ハルは顔を出さない(ただ本人が恥ずかしからだけど)から、ポスターや写真は必然的に首から足のつま先までか、バックスタイルになるわけですが、だからなのか、クビレのラインとかがとても映えて、綺麗✨✨✨
真白はお尻だけで、ハルを特定しちゃうような変態ですが、ハルのお尻のファンになっちゃう理由は分かります笑
そして確かに他の色々な下着も着てもらいたい!!!笑
ハルの気持ちが上手く伝わってなくて、真白が暴走しゃったりで、なにやっとんじゃ!とか思ったりもしましたが、ハッピーでよかったです!!
2人の撮影のときの写真が真白のスマホの壁紙にトリミングされているのがなんだかとても刺さりました
ストーカー気質男子とか、読んでて叫びたくなる部分とかそれはダメでしょ!ってツッコミたくなる部分が多くて、ある意味ハラハラしました笑笑
でも好きな相手のためにはそういうとことかもちゃんと治したり、我慢したり出来るっていうのは、とてもすごい!アクの良いところだと思います!この辺りの純粋さがスウを絆したとこかなって感じます笑笑 ほんとすごい笑
スウはなんやかんやでちょっと悲しい過去があったみたいだけど、ぜんぜん両親とも仲がいいみたいなので、あんまり気にしなくていいかも?
個人的にスウの髪型とか服とかのセンスが大好きです
可愛い!こんな子に迫られたら落ちる(冒頭)!!
そしアクに対して怒ったときは、スウでもダメかぁとか思ったけど、なんかとても絆されていたので、よかったです笑 そこも可愛い。
最終話で、頑張って自分の大学に行ったアクを追いかけて行ったスウに今後のイチャラブ的なものを期待します笑
描き下ろしでスウなにやってんだー笑って焦ったけど、アクが他に取られないかとかも心配しちゃうんだねとか可愛いスウでしたー!
私はスウ推しですね笑
れんげちゃんがひたすら可愛い、健気、純粋です!! この可愛い生き物は史郎にはもったいないくらいです笑
最初は史郎の中で、何番目でもいい、なんでもいいから側にいさせてほしい、恋人でいたい、って考えてたれんげだったんですが(この時点で健気)、史郎に触れていくにつれ、もっとほしいって思い始めます。ここまでならわりとよくある話なのですが、そのあと史郎に迷惑がかかるからって身を引きはじめちゃいます。個人的にもっと自分の欲に素直になってほしいれんげちゃんです。
こんな感じの行動に振り回されつつ、史郎もれんげちゃんに本気になりだすのは、このれんげちゃんの健気さと可愛さの賜物だと思います。
田中森先生の作品の中では、だいぶハッピーエンドです。
ミダス
ってタイトルがどんな意味を持つのか、それが今回はすごい鍵だったなって思います。
上原さんの描く漫画の受けは、少し天然の入ってる子が多かったんですけど、今回の受けである糺さんはどちらかというと真逆の頭でものを考えて行動するタイプかなって思いました。
今回天然キャラででてきたのは「宝良」って子でしたね。最初からわりと出てきていて、寿々雄が糺さんに執着していることを知っていたのですが、なんでだったんですかね? 寿々雄のことが好きで探ってたときに気がついたって感じなんですかね?
糺さんは最初、寿々雄の被害者みたいな立場なのかな?と思っていました。実際最後の最後まで読まないと、わからなかったです。今回、一番歪みを持っていたのは糺さんだったかなって印象です。
3人とも自分の世界が強くて、その世界を壊す気も変える気もない、その世界に合った「王様」を探してる。いつも探しているから、満たされることはない。今回の作品は読見終わったあとに、なんだかよくわからないものを残していく作品でした。
これはこれで私は好きです。ただハッピーエンドではないので、そこは自己防衛してください。