私の腐女子デビュー漫画にしてトラウマ作でもあるなんともややこしい漫画なので、拙い文章ながら初レビューさせていただきます。
皇家当主の皇昴流と双子の姉北都、桜塚星史郎の3人がほのぼの?とした日常を過ごしながら、皇昴流が陰陽術で依頼を霊的に解決する展開が主、各話の内容は当時の世相を反映した内容の重いものも多いです。
BL要素としては、星史郎さんが事あるごとに昴流に好き好き言いながら各話ライトに迫ります。その度にドギマギする昴流くんがとにかくとにかくかわいいぃ。
まぁ、星史郎さんからすると昴流に対する行動にはもちろん理由があって、最後にそれがわかるんですけど、わからないまま進むのも面白さではあるかと。
問題はラスト、自分の思いに気付いたというか気付かされたというか、そう思わざるを得なくされたというか‥蜘蛛の巣に引っ掛かったような状態の昴流くんに対するこれ以上ない容赦ない仕打ち
これは話がXに続くからだとは思いますがそれにしても救いがない
一巻からひっぱってきた賭けの内容がわかってしまってからの怒涛の鬱展開に、何でや!!!って本をぶん投げたい気持ちになったのをよく覚えてます
今となってはこれを純粋にドキドキしながら追いかけていた腐女子になりたてホヤホヤの当時の私を全力で止めたい
めっっちゃくちゃなバッドエンドですよー!!泣きながらXを追いかけても心折れてそのうちギャグ漫画しか読めなくなりますよー!いっそのこと捨ててしまえ!と思っても何故か捨てきれずに本棚の片隅にあるのを見てなんなんだ!って断捨離の度に悔しい思いしますよー!って
何十年たったか、最近とあるきっかけで商業BLを読むようになり、同時にふと思い出すことの多くなったこの作品、読み返してみると取り憑かれたように惹かれてたのは何だったのか、ちょっとよくわからなくなったりして‥歳とったってことですかね
多分今のBL耐性がついた方には物足りないし、ラストも大体を覚悟してればそんな引き摺ることもないんじゃないかなーとは思いますが、当時これを読んでいた他の方の感想も聞きたくなる‥あれXの最後、結局は両思いだったの??とまた話を戻したくなる迷宮入りの謎と思い出が詰まりに詰まった作品ですのでもし気になった方は是非是非、一度、読んでみてください。
余談ですが先日声優の◯津さんがこの本の名前をラジオで出されてて、オォっとなりました‥◯津さん、同い年だったんですね、桜の木の下に‥がわかるということは内容知ってます??感想あれば聞いてみたいなぁ