この作品はかなり好みが別れると感じた。
まずBL漫画よりは青年漫画に近い絵のタッチだった。そして、世界観が普段目にするなろう系などのポップなものでは無く、少しグロテスクで独特な表現。虫や死体(骸骨)が苦手な人は読まない方が良い。
世界観を広げた割には話数が少ないためか、あまり掘り下げられないまま展開がかなりの早さで進む。
読者がかなり置いてけぼりになる感じ。
王がなぜ主人公を孕ませようとするのか、民はどうなっているのかその辺の描写がよく分からない。
主人公もなぜ王に惹かれ始めたのかが理解できなかった。
あと、流れるようにふたなりになっていてびっくりした。
話の終わりも中途半端になっていて、もっと深堀していたら刺さる人には刺さったのではないかと思った。