冬房承先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作は上巻併せて作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 4
エロ 2
女性 2
肉感 2
竜 1
な感じだと思います。
上巻に引き続き、アダンさん× ヨナークさんのカプです。
ヨナークさんを番としたアダンさんだったが、竜の発情期が来たことで、ヨナークさんを傷付けないように納屋に閉じ篭ってしまうが…。
発情期で苦しんでいるアダンさんを助ける為、身体を差し出すヨナークさん。少しずつ心が惹かれていくアダンさんとヨナークさん。
因みに竜神のアダンさんと人間のヨナークさん。番ではあるが、寿命問題は?となるかもしれませんが、上巻では分かり辛かったですが、番になった時点で、ヨナークさんも不老不死になっているようです。
なので、物語りではさらっと数年が経っているような描写があるので、その辺の注釈があまり無かったので少し驚きました。
アダンさんとヨナークさんの恋愛模様もですが、周りの環境や人々が起こす問題などを解決する描写も多く、ファンタジー要素や人間模様も読み応え充分なので、是非とも読んでほしいです。
冬房承先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ファンタジー 4
女性 3
エロ 2
肉感 2
竜 2
な感じだと思います。
アダンさん× ヨナークさんのカプです。
村を救う為、神の島へ渡ったヨナークさん。そこで出会った竜神のアダンさんに助けを求めると、対価として番になることを要求される。
ヨナークさんを番にしたアダンさんですが、物語り序盤では、何度も身体を重ねても、お互いに恋愛的な想いはあまり無い感じです。それどころか、ヨナークさんには婚約者が居る始末。
でも少しずつ、それぞれ言動に心が動かされたりしているので、嫉妬や独占欲、無自覚に惹かれている感じです。
しかし、冬房先生の各話についてのページで書いていたが、確かに男女のやり取りなどが多くて、絡みは無いですが、個人的にBL作品に於いての女性の介在があまり好きではないので、アダンさんの番になったとしてもヨナークさんの中で婚約者のイルゼーさんの存在の大きさやずっと気に掛けていることが、アダンさんとの絡みなどに水を差された気がして、ちょっと男女描写の多さに若干げんなりしてしまいました。
ヨナークさんの村を救う為に行動に移すアダンさんとヨナークさん。しかし村を救うだけでは、根本的な問題が解決していない。更なる問題の解決や、アダンさんとヨナークさんの恋愛模様など、ファンタジー要素としての読み応えはありますが、これからが本番の様な今後の展開に期待が高まるので、次巻も買わせて頂きます。
今作は上巻併せて購入させて頂きました。
個人的、各項目5段階で
甘々 3
エロ 3
嫉妬 2
な感じだと思います。
上巻に引き続き、リウくん×稔さんのカプです。
上巻で想いが通じ合い、恋人同士となったリウくんと稔さん。なので、下巻では比較的甘いイチャラブな日々を送っている2人です。
でも稔さんが被写体となる撮影があったり、2人でリウくんの地元を訪れてたが、高校の友人達との集まりに参加したりして、リウくんも稔さんもそれぞれ嫉妬しちゃいます。
しかし、そんな嫉妬イベントを乗り越えた先に、イチャラブな絡みがあるので、結局やっぱり甘々な2人です。
その他には、大きな波乱も無く、お互いの想いを再確認し合う、可愛かったりエロかったりするリウくんと稔さんの幸せが溢れているので、是非とも読んでほしいです。
中込いくさ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
執着 4
流され 3
エロ 3
強引 3
な感じだと思います。
藤咲くん×稔さんのカプです。
ジュエリーの広告撮影で、モデルから指名された人気カメラマンの稔さん。指名してきたのは若手モデルの藤咲くんだったが、何故か不遜な態度を取られてしまう。しかし撮影中、魅力的で美しい瞳を褒めると…。
攻めの藤咲くん、年下攻めということですが、撮影で稔さんと対面した時の態度や「あんた」や「おまえ」と言ったりするので、稔さんも抱きましたが、少し生意気なガキだなという印象がありました。
でも年下らしい可愛い一面も垣間見えるので、何だかんだ憎めないなとも思いました。
そんな藤咲くんに、若干強引に押し倒されたり、身体を触られてしまう稔さん。一応抵抗はしますが、気持ち良さに流されて気味ですね。
あることがきっかけで少しギクシャクする2人ですが、お互いがどういった存在なのか、それが判明し想いが通じ合い、甘く幸せな感じで物語りが終わっていますが、今作は上下巻なので、まだ物語りは続くようです。幸せな2人だと思うのですが、下巻で波乱があるのかどうか気になりので、次巻も買わせて頂きます。
久間よよよ先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
無邪気 5
塩対応 4
可愛い 3
恋愛 1
エロ 0
な感じだと思います。
透真くん×スズくんのカプです。
恋に憧れている淫魔のスズくん。その所為で、知りもしない相手から精気が吸えず、精気不足で消滅間近になってしまう。そんな時、一緒に行動するメダマ様が選んだ被食者を、嫌々ながら夜這いするが…。
恋に恋する淫魔のスズくん。人から精気を吸い取る気があまり無く、一緒に居るメダマ様という黒い何かに嫌味やら小言やら色々とチクチク言われてしまいます。
因みにスズくんとメダマ様との関係性は物語り終盤でやっと分かるので、それまではメダマ様が何なのか分からないのと、スズくんに対して厳しかったり辛辣なことを言ったり、透真くんに対してもかなり物騒なことを企んでいたりするので、なかなか好感は持てなかったです。
メダマ様の手引きで夜這いされたり、退魔師であるからか、全体的塩対応な透真くん。でも無邪気なスズくんと接する内にちょっとずつ優しさや気遣いが垣間見えます。その姿にスズくんもドキッとしたりして可愛いです。
今作は上巻であるからか、大半はスズくんとメダマ様のやり取りが多く、透真くんとの恋愛要素はあまりありません。絡みの方でも事故のようなキスが1回だけなので、下巻ではどんな展開に、恋愛模様になるのか凄く気になるので、次巻も買わせて頂きます。
小山璃子先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
ワンコ 4
女王様 3
ツンデレ 2
エロ 2
な感じだと思います。
遥さん×大智さんのカプです。
Domでネコの大智さんは、Dom攻め、Sub受けという、所謂普通の恋愛が出来ない為、なかなかパートナー関係が続かなかった。そんな時、街中でぶつかってしまった相手にコマンドを使ってしまい…。
今作はDom/Subユニバース作品で、Sub攻め、Dom受けとなっています。
物語りの中では、Dom攻めSub受けが「普通の恋愛」と認識されているので、Domながらも付き合う相手に、ネコしかやらないと公言している大智さんにとっては少し生き辛い感じですね。因みに何故ネコしかやらないのか、その辺の明確な理由は描かれていないので、普通に性嗜好の問題なのかな?
攻めの遥さんは、大智さんに想いを寄せているのでかなりワンコ感があり可愛かったです。大智さんが受けなので、遥さんは勿論攻めですが、Subでもあるので、コマンドプレイ中は大智さんの前でお座りしたり、大智さんが女王様受け系の言動をするので、絡みによっては、遥さんが受けっぽく見える描写もあります。
遥さんのワンコ具合や大智さんの女王様っぽい感じなどは良かったのですが、個人的には大智さんの父親などの家庭環境の問題や大智さんが侮蔑するようなことを父親が何をしたのか、それがイマイチ分からなくて、その辺については大智さんへの感情移入があまり出来なかったです。
あと大智さんの元カレ関係性が殆ど描かれていないので、元カレが何故そこまで執着するのか、あまり分からなかったですね。
Subのワンコ攻めとDomの女王様受けという、あまり見ない組み合わせ、だけど相性が良い2人のプレイ関係などを、是非とも読んでほしいです。
らぐららぐ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
ワンコ 3
強気 3
切ない 2
エロ 2
な感じだと思います。
莉央くん×黒瀬さんのカプです。
ケーキである黒瀬さんは、フォークに傷付けられて過去により、今ではフォークと遊んでは、捨てるということを繰り返していた。そんなある日、知り合った莉央くんがフォークだと知り…。
今作は、攻めの莉央くんがフォークで受けの黒瀬さんがケーキのケーキバース作品です。
受けの黒瀬さんは、フォークに傷付けられた過去から、意図的にフォークに近付き、遊んだら捨てることをしてきたので、強気で性悪さがあります。しかし、過去のことがトラウマにもなっているので、怯えたり弱ったりする一面もあります。
そんな黒瀬さんに目をつけられてしまった攻めの莉央くん。突然味覚を失ってしまったことで、黒瀬さんからフォークだなと認識されるのですが、莉央くん本人はフォークやケーキの知識が無いので、自身がフォークだとは自覚していません。
因みに、今作の世界観ではフォークもケーキ一般的には「都市伝説だろ?」みたいな扱いになっています。
莉央くんの優しさや気遣いに触れて、ツンケンしていた黒瀬さんの心が徐々に開いて、莉央くんに惹かれていくのですが、2人の関係がフォークとケーキだと伝えると、優しい莉央くんだからこそ、黒瀬さんを傷付けてしまう、と離れてしまうのでは、と葛藤する姿が切ないですね。
傷付けてしまうかもしれない、一緒に居たら苦しませる、お互いを想うからこそ切ない雰囲気にもなりますが、莉央くんの優しさが黒瀬さんを救う言動に心がジーンとするので、是非とも読んでほしいです。
上巻併せて購入させて頂きました。
個人的、各項目5段階で
もどかしい 3
不器用 3
執着 3
エロ 2
な感じだと思います。
上巻に引き続き、吉鷹くん×林さんのカプです。
吉鷹くんと身体を重ねるようになったが、明確な関係性を確かめることが出来ないでいた林さん。そんなある日、今までグイグイ来ていた吉鷹くんからのアプローチやメッセージが無くなってしまい、焦れったく感じた林さんは…。
側から見れば、少なからず想いを寄せ合っているはずの吉鷹くんと林さんですが、2人とも不器用ですね。
宇良先生のあとがきで書いてありますが、ほんと面倒臭い2人だなと思ってしまいました。特に吉鷹くんの林さんに対する言動や駆け引きが、上手くいっていなくて、若干イラッとしてしまいました。
吉鷹くんが何故林さんに執着するのか、素っ気ない態度を取られてしまった林さんの返答は、不器用な2人のもどかしい関係性はどのように変化しているのか、是非とも読んでほしいです。
宇良たまじ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
もどかしい 4
意地っ張り 2
エロ 2
執着 2
な感じだと思います。
吉鷹くん×林さんのカプです。
誰とでもいいから男に抱かれてみたい、という欲望を秘めている林さん。しかしそんなことを誰かに打ち明けることも出来ず、一生独りでいる気でいた。そんなある日、隣に住む大学生の吉鷹くんのスキンシップに反応してしまい…。
最初から上下巻同時発売なので、上巻だけでは、吉鷹くんと林さんの仲や関係性の変化がゆっくりなのは分かってはいましたが、やっぱりもどかしいですね。なかなか進展しないのと、明確な事を言ったり尋ねたりしないので、上巻では恋愛要素は少なめです。
好青年風の吉鷹くんに少なからず好感を抱いていた林さん。しかし、少し強引なアプローチと垣間見える執着から、思わず意地っ張りな言動をしちゃいます。一応最後まで身体を繋げますが、吉鷹くんとの関係は何なのか、ただの遊びなのか、など色々と考えてしまいます。
そんな林さんと、林さんに執着しながらもなかなか本心を見せない吉鷹くん。お互いの言動や吉鷹くんに元カノが居たなど、若干の疑念を抱えたまま下巻へ続くので、どうやって想いが通じ合うのか気になるので、次巻も買わせて頂きます。
星かっぺ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。
個人的、各項目5段階で
絆され 3
無邪気 3
健気 2
エロ 1
な感じだと思います。
明晴くん×サタンのカプです。
神社の息子の明晴くん。父親が1人で切り盛りしている為、家事や諸々の手伝いなどはしているが、その所為で青春を謳歌する暇も無い。ある日、母親から教わったおまじないを唱えると、魔王サタンを召喚してしまって…。
どうやら神の子である明晴くんの、神の子の力が欲しい魔王サタン。契約し、力を貰う対価として明晴くんは家の家事手伝いを要求するが、お約束ですね。魚は丸焦げ、服は破くなど、全く生活能力がありません。
なのでどうにか家事を教える明晴くん。少しずつ家事を覚え、明晴くん自体も少しずつサタンに絆されていきます。
あらすじでは「魔力補給の為にディープキスを強請られる」と書かれていて、それに明晴くんが翻弄されてドキドキしちゃうのかなと思ったのですが、あまりディープ感もエロさも無くて、あっさり目に感じられました。それどころか、いつもの仕返しとして、明晴くんの方からサタンにディープキスを仕掛けていて、それにサタンがドキッとして意識し始める展開でした。
あと、ダイナマイトボディと書かれてもいたから、もっとサタンの肉感が唆られる描写がもっと見たかったです。
無邪気さや戯れてくる可愛さと、健気な一面も垣間見えるサタンと、そんなサタンに絆される明晴くんのほっこりとしんみりが味わえるので、是非とも読んでほしいです。