※ネタバレあります
キャラがすごく良かったです。
まず主人公のアデル(受け)がとても優しく愛らしく、
思いっきり幸せになってと願わずにいられませんでした。
婚約者のヴィンセント(攻め)の始めの塩対応には納得の理由があり、
アデルに気持ちを向けてからの甘々溺愛の姿は最高でした。
そしてアデルを愛する人々
育ててくれたカンナ、処分されるはずのアデルを隠した母、双子の兄アダム。
皆すごく温かくて、癒されました。
アダムがヴィンセントに要求した大変な○○○の準備も、
大切なアデルの事を想って事細かに計画していたのだと思うと…
この兄弟愛が堪らないです!
優しい主人公が報われてちゃんと愛されるのが大好きなので嬉しかったです。
ただ一人問題が…
輝き過ぎるサブキャラ、ジュード!!
訳が分からない、格好良すぎる。
正直ここまで素敵にしてしまっては物語に支障があるのでは??
ときめきゲージ振り切れました。
悪役はほんとちょっと落ち着きなよってくらい騒がしかったです。
ラストちょっとしおらしさがありますが、花のことは許さん。
ストーリーは寄り道なく真っ直ぐなラブストーリーでした。
ただほんとジュードを自分の中で処理しきれない。
個人的に読んで浮かぶキャラたちと、表紙絵は少しイメージが違いました。
※ネタバレあります
総愛され受け、行為は攻めのみです。
キャラは良かったですが、ストーリーは物足りなさがありました。
転生したことに気づき、その日から行動を改めるユージン(受け)。
メンヘラで迷惑なユージンのことを嫌っていた婚約者ジェラルド(王子攻め)も
惹かれていく…のが早い、あまりにも早すぎる。
婚約破棄に向けて動くはずが、
早々にジェラルドは絶対破棄する気がないなと分かります。
重く一途な攻めを堪能できるのは良かったです。
誤解や盛り上がりを作るためでしょうが「これは夢」と快楽に身を任せたり、
相談役に御令嬢を選んだりは少し無理やり感が強かったです。
ユージンが料理をするシーンは楽しかったです。
あとは周りのキャラ達、これは読む人によって推しが分かれそう。
私は緑を愛するジュリアン先輩推しでした。
挿入にはいたらないものも含めると、予想以上に濡れ場が多かったです。
スロー〇ックスはあまり興味なかったんですが、番外編のこれは好きでした。
※ネタバレあります
事件も含んだ起伏ある物語の本筋と、メインの二人はとても好きです。
ですが作中のあらゆるところで描かれるモブたちからの悪意の質感が
どうしても私には合わず…萌にします。
シリル(受け)は精神的にも肉体的にも傷つけられます。
本当に一生懸命で心根も優しい良い子なのに、
周囲はそれで態度を改めることもなく物足りなさを感じました。
恋愛や事業では報われますが、もっと根本の一人の人間として報われてほしい。
最終的に周りにいる人は良い人たちですが、
もっと恋愛以外の愛情も向けられてほしいキャラでした。
エセルレッド(攻め)のシリルへの気持ちは疑う隙もなく、ここは安心して読めました。
とてつもなくモテるのに恋愛初心者なところが最高でした。
ヤンデレお兄ちゃんが(悪役として)とても光っていたので、
他の悪意はもう少し削ぎ落してもよかったのではと思いました。
可哀想なシリル大好き執着闇お兄ちゃんです。
内職の小物の表現がかわいく、綺麗な絵と相まって素敵でした。
エセルレッドとクマのシーン特に好きです。
※挿絵はネタバレになるので、読む前に見る派の方は要注意
溺愛攻め×不遇受け
キヨ(受け)の育った環境は不遇ですがそれほど長く描かれず
早々に羽田さん(攻め)と出会えるので重すぎませんでした。
出会った時の距離感や謝罪に来た時の様子から
羽田さんがキヨに惹かれているのが伝わってきました。
言葉足らずな攻めという設定ですが、
そこかしこにキヨを大切にしている描写があるので
全然モヤモヤともイライラともしません。
むしろ羽田さんからしたらキヨの気持ちの方が分からないかも。
キヨ目線なので読者には見え見えですが、
自分を辛い環境から買ってくれた人であって恋愛感情はない…
と思ってしまっているところがすごく良いです。
羽田さんの家ではお父さんが好きになれませんでした。
何かしてくるわけではありませんが、キヨに対してずっと感じが悪い。
お兄さんは一見勘の鋭いできた人ポジションかと思いきや、
勘違いしたり未熟なところもあって逆に新鮮でした。
これからはキヨの友人になってほしいです。
キヨは愛らしさだけでなくガッツもあってすごく好感がもてました。
手のひらいっぱいの金平糖をあげたくなるのが分かります。
羽田さんも優しくて格好良くて理想の溺愛攻めでした。
嫉妬もいい!
大好きなのが二人が結ばれたシーン
押し入れから急いで引っ張り出した感のある布団の位置が最高でした。
結果的には酷いことになり過ぎず良かったのですが、
楼主とついでに分家の人たちはもっと痛い目を見てほしい。
海野先生の書き下ろし小説と八千代先生の描き下ろし漫画の内容
二つがリンクしていたんですが、これが偶然と知りびっくりしました。
※展開結末ネタバレあります
まず峰守さん(攻め)が強面というエピソードですが
これはさすがに周りの人の態度が非常識すぎでは!?
本人には全く非がないので可哀想なくらいでした。
それに加え悠真くんのギャップと仕事探への葛藤もあり
前半は読むスピードが上がりませんでした。
上手くいくか!?と思えばまた壁にぶつかり
まるで障害物走のような展開でした。
最後は甘いながらも遠距離エンド。
山あり谷ありが好きな方にはおすすめです。
展開的には中立、でもキャラは萌2。
聞き上手で頼りがいがあり、可愛らしい一面も兼ね備えた峰守さん。
ん?と思う行動にも納得の理由がありました。
愛らしい悠真くんの素の姿もすごくツボでした。
二人とも外面も内面も魅力的です。
レーベル公式HPの試読で惹かれて買いました。
激甘…では足りないくらい激激激甘作品、ひたすら甘い。
照れるラッコの周りをシャチがバシャバシャ泳ぎ回って求愛している感じです。
設定
・舞台は愛の国、性別獣性関係なく結婚できます
・獣性があるといっても内面の話で、見た目は普通の人です
・外面的には目の色に少し特徴がでたり、
インコ獣性の人は睫毛が特徴的だったりする程度
作者さんが山なし谷なしと書かれているとおり
婚活から結婚へ、甘々で幸せに向かって一直線でした。
山や谷を削ぎ落したからこそ、
様々なデートやイチャイチャが詰め込み過ぎに感じず
冷静に戻る暇なくどっぷりこの世界に浸れるのかもと思いました。
正直鯱地さん(シャチ獣性攻め)が惚れ過ぎで、
さすがにちょっと…クサく感じるセリフもありました。
でも控えめな智洋くん(ラッコ獣性受け)には
このくらいグイグイ激甘な人がぴったりだと思います。
ラッコ獣性のあまりの可愛さについては、ぜひ読んで下さい。
脇役である結婚相談所の担当・川島さんがすごくツボでした。
お相手がいるようなのでスピンオフあるのかなと期待してます。
※ネタバレあります
絵がとても美しくて、独特の雰囲気があり素敵です。
八代くん(受け)の友達は良いキャラでした。
ただ一色さん(攻め)が私には物足りませんでした。
昔のことがあって気にかけていたとはいえ、
恋愛感情もないのにお詫びで添い寝?
あそこまでパーソナルスペース侵略する?
あの時嫌がってるの分かってて助けてくれなかったんだ…
そう思うといまいち夢中になることができませんでした。
人として格好いいところはたくさんあります。
世界観の描写はすごく魅力的ですが、
それよりもリアルな二人の(特に攻めの)恋愛感情が見たかったです。
もしくは上下巻にして頂いてじっくり読みたかったです。
面白かったです、キャラもストーリーも好感がもてました。
今まで幸せな恋をできなかった洋介くん(受け)が
思いっきり甘やかされて愛されて嬉しくなりました。
鍛えられた秋彦さん(攻め)の肉体も
細身だけどムッチリ質感の洋介くんの肉体も
どちらも魅力的で、重なった時の対比が綺麗でした。
二人とも性格が良く、ママも良い人で良かったです。
贅沢を言うなら裏表紙に書いてある
「完璧な狂愛スパダリの執着愛」の「狂」をもっと見たかった!
分かるんです、伝わるんです…
でももし秋彦さんの洋介くんへのただならぬ激重感情と
紹介され出会うまでの日々をもう少し読めたら、神だったと思います。
あとひとつ秋彦さんの眼鏡着脱すごく気になりました。
※「ちびヨメは氷血の辺境伯に溺愛される♢初恋♢」の続きです
※ネタバレあります
良かったです。
何度も読み返したくなるエピソードがいくつもありました。
ただ、そこをもっと詳しく!と思わずにいられない場面も多々あり。
できれば3巻くらいにして頂いて、もっとじっくり読みたかったです。
楽しみにしていたユーシア(受け)の社交の場面など
本当に素敵なんですが、その人目線かぁ…と。
いや多分これが効果的なんだと思うんですが、
どうしてもレオンハルト(攻め)目線で見て見たいです。
不安要素は思っていたよりあっさりで
甘々コメディ要素のほうが強かったです。
ネタバレ甚だしいですが個人的に一番不安だったこと
Hの時にユーチア(受けの幼児姿)になってしまわないか。
なりませんでした!!よかった!
結果ほっぺにキスはありますが
ユーチアとの性的接触はありません、NOショタ。
ユーチアはとんでもなく可愛く
ユーシアは賢く美しく少し天然
レオンハルトは頼りがいがあって
これでもかと妻を溺愛するイケメン
周りもとても楽しいキャラ達がいっぱいです。
可愛い受けと溺愛攻めを堪能できる光属性の物語でした。
二冊の表紙が連動しているのも好きです。
※ネタバレあります
面白かったです。
上下巻表記ではなくサブタイトル初恋/最愛なので
単巻でも読めるかなと思ったのですが無理です、完全に続きものです。
ざっくり世界観
・男同士の結婚も珍しくない
(難易度は高いが子を授かる方法もある)
・王侯派と貴族派が対立、その橋渡し的な政略結婚
→攻めは陛下の従弟で王侯派筆頭/受けの家は貴族派筆頭のひとつ
・貴族の多くは魔法を使え、庶民の大半は使えないとされる
攻め受け
・レオンハルト(攻め):
国防を担う優秀な辺境伯
整った顔立ちだが世間的には恐ろしく、受け的には凄まじいイケメン
幼児の滑舌ではレモンタルトになってしまうため愛称レオ
・ユーシア(受け):
気弱な性格、知識が豊富で頭が良く美人。20歳だがなぜか幼児の姿に…
→幼児の時の愛称ユーチア:
3歳の可愛すぎる愛されちびヨメ
感情がダダ洩れするのを止められない、舌もうまく回らないので幼児滑舌
家族から疎まれ散々だった主人公が周りからたっぷり愛さる姿にほっとしました。
なぜユーシアが幼児の姿になったのかも、
不思議設定として流さず裏付けされていて心情面の深みが増しました。
もしユーシアのままだったら絶対にすれ違い進展が危ぶまれたでしょうが、
ここは幼児ユーチア!号泣「おヨメになるぅぅ」で早々に嫁確定。
焦れることなく仲良しになっていく二人を堪能できました。
ユーチアに「しゅごい」と絶賛されることで
「俺はすごい」と言い出すレオも微笑ましかったです。
保護者的な溺愛は大満足でも恋愛は…と思ったら、
ほんの束の間ユーシアの姿に!その時の描写が最高でした。
しかし物語の本題はここから、早く続巻を読まなくてはなりません。
ちなみにあとがきで次巻で「本編完結」とありました。
嫁入りしたお城の皆はとても良い人ばかりですが、
ユーシアの父・継母・異母妹は本当に酷い人たちです。
でもレオがこの人たちへの怒りを沸々させているので、
続編でこの人たちがどうなるか意地が悪いですが楽しみにしています。
いよいよ王都へ!大丈夫まだページがある!と思ったら二つの番外編でした。
番外編の一つ目は正直ちょっとついていけませんでした…。
二つ目は犬の解像度が高くて好きです。