「にいちゃん」「やじるし」を読み、はらだ先生の独特な雰囲気と世界観が好きで、こちらも購入させていただいたのですが、簡潔にいうととても良かったです。
思い通りにいかない事にイラつく朝一が人間らしくて良いキャラクター..。それを受け止める無気力でも想いは強いヨルもとても良いCPで好きです。
視点がアニキから始まり、序盤でヨルで抜くシーンなどもありアニキ×ヨルという展開だと思っていましたが、朝一×ヨルという展開になり少し驚きましたが、綺麗かつ丁寧に描かれていた事によりスルスルと分かりやすく入ってきました。流石だと思います。
途中から完全に朝一×ヨルが出来上がっていて、アニキ×ヨルはないのかな?と思いましたが、そうくるのか..と..。尿道に砂入りローション....その時の恐怖の表情がまた良い..。
「妹」という、BL漫画ではあまりいけ好かれないポジションのしおりちゃんが、かなりストーリーに関係して、尚且つ「正に女の子」という感じが良かったです。
そしてラストの「幸福感」と「液体感」で全てがぐわあってきてもう素晴らしい作品でした。