アイドルモノで努力家のΩが頑張る主人公、密生くんの話。
両親も芸能人かつαで子供がΩってことで家庭も大変かと思いきや両親はしっかりサポートしてくれてる存在で、Ωにありがちな辛い環境自体は無かったのがとても安心して読めました。(Ωと隠していたのもありますが)
表紙を見たときにもうちょっと芸能界のギスギスした話がメインかな?と思ってましたが、当て馬的な存在のキャラもおらず、ストーリーで人間関係が気まずくなるような空気がほぼなかったため重たいのが苦手な方にはオススメです!
絵も綺麗で読みやすく、表情豊かで空気感など惹き付けられるものがありました。
個人的に気になった点ですが
・マネージャーちゃんとマネージャーして
・ビジネス番が本当に番になるところ(上部だけ番だと思った)
主人公の密生くん、そこまでの売れっ子ならちゃんと身体を気遣ってマネージメント出来る人をつけてあげて……!って気になってしまった。
努力しすぎて倒れることがある程ならそれを踏まえてスケジュール組んであげてほしいっていうのが読んでてチラチラ気になってしまう点がありました。
番の方ですが、今まで薬で抑えてた発情期が出てしまったのをきっかけにαが多いこの業界で発情期来たら大変だから番になった方が都合が良くない?(この後合意はある)っていう勢いだけだったのがどうしても気になりました。
他に好きな人出来ても、発情期の度に仕事相手の人に解消してもらうの?一生?って思ってしまいました。
オメガバースモノである以上この流れなら番を解消する、と言い出すのも想像出来てしまったので余計だったかもしれないです。
ラブラブになるのは分かってはいるのですが心がくっつくのが遅めで密生くんが瀬兎くんを仕事相手として見ている時間が長く、気になる人はすごく気になる点かなと思ってしまいました。
でも瀬兎くんも密生くんも努力家で良い子なのは伝わってきましたし、お互いがお互いの実力を認めているので相手を貶すような言葉がなかったりして瀬兎くんと密生くんの絆がすごく暖かくて良かったです!
えっちもすごくえっちで可愛かったですし、6話目の最後のえっちの内容はとても胸がいっぱいになって可愛かったです。
殴り合いの喧嘩シーンはそこまでないものの、荒っぽくて気持ちいい感じのヤンキー達でキャラがすごく好きでした。
トビワシオさんの絵柄とヤンキーキャラの雰囲気がマッチしていて読みやすかったです。
BL漫画だけど、ヤンキー漫画を読んでる熱さもありました!
表題作の「竜虎愛搏つ」は幼馴染のヤンキー同士で、ダチだと思ってたら告白されて、って感じで全体でみてもストーリー自体は割と王道な感じでしたが、ヤンキーらしい勢いと、序盤の女性挟んで3Pしてる時に(女性が2穴同時で受けてる状態)キスした挙句、後でお前とセックスしてるつもりだった、という台詞までの一連がすごく好きでした。
描き下ろしで挿入、本編は素股までです。
同時収録の「ONE ON ONE」は年下×年上で、こっちもこっちで2人とも気持ちの良いヤンキーで好きでした。タイマンのシーンがあるのはこっちです。
先輩がトイレでうんこした時の気持ち良くスッキリしてる時の顔に惚れて俺と一発お願いします!と頼み込んでる真っ直ぐさがたまらなく愛おしくて笑いました。
ただ、スカトロほどではないものの、うんこ系のネタがあまり得意ではないので少しもどかしい気持ちでしたwww
エロは少なめですが、ヤンキーのノリが好きな方は是非読んで欲しいです!
面白かったです、ご馳走様でした。