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女性ラーメンさん

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前作同様ほのぼの読めます

前作のカップルから生まれた子供たちがそれぞれ、ノアさんのモデル事務所つながりの相手とくっつく話です。カバー裏(電子版だと一番最後)に一覧があるので、それを見てから読んだ方が良いと思います。

一覧には載っていませんがノアとカズイの間には、前作に出てきた3人の下に三つ子がうまれたようです。はじめに約束した通り子だくさんになっているようで微笑ましい。
はじめにうまれた双子が本作でノアと同じ事務所の純血モデルさん達とくっつくのですが、彼らモデル仲間の中でノアが一番年下というセリフがありびっくりしました。いくら見た目は変わらなくても、父親より年上の人とくっつくってスゴイ。

3組の中では表紙のカップルが一番好きです。他は体型や髪型のせいか、ちょっと男女っぽく見えたのが残念。ヤンデレちゃんは正直面倒くさいかな。

何でもない会話のシーンでも長いふさふさの尻尾が表情豊かに動いていて癒されます。蔓沢先生は本当にネコがお好きなんだろうな〜。⬅︎先生のお名前、蔓(つる)が読めなくて変換できず今調べました。勉強になりますね。
エッチなシーンは前作以上にきちんとあります。

全体的に前作以上かと言うとちょっと怪しいですが、前作が好きだったら是非。子煩悩パパになったノアさんも見られますよ。

書き下ろしに癒されます

小冊子「薊」は以前からレビューを読んでおり、覚悟して読みましたのでなんとか耐えられました。知らずに読んだらビックリすると思います。若いかんちゃんの屈託のない笑顔がどんどん変化していくのが本当につらいです。

単行本の最初のカラーページは以前雑誌の表紙になってたメガネの林田さん。インテリっぽくてイイですね。

前作、はだける怪物のラストから2年経過。
安定のエロを交えつつ、主に秀那目線で話が進みます。秀那が大阪転勤になり、遠距離になる二人。
秀那は付き合う時に、アンタの過去は関係ない、と林田さんに言った手前知らんぷりをしていますが、部屋に貼ってある高校時代の写真がどんどん気になるようになっています。

それぞれの過去の回想などを挟みながら話が進んで行きます。そして番外編では弓と真山が京都に引っ越す事が書かれます。相変わらず仲の良さそうな二人。

切なさも萌えもエロもありとっても面白いのですが、過去が二人にのしかかり、やや重い雰囲気です。
そんな中、短いのですが最後の書き下ろしに癒されました。まだ秀那が大阪に行く前の会社の飲み会の話ですが、林田さんの全てがカワイイ!雑誌派なのですが、このラブラブな2人を見れただけでも買った甲斐がありました。

薊、錆びた夜でも恋は囁く、恋愛ルビの正しいふりかた(ほどける怪物)、そして本作は密接にリンクしているので、全部読んだ方が理解が深まってより面白く感じると思います。

二人の愛は問題無いのですが、上巻はとっても気になる終わり方をします。
シェリプラス2017年7月号に第7話が掲載されています。電子版は2018年1月8日までの期間限定販売のようです。
下巻が待ちきれない方は是非。