肉まんとウニの異種格闘技戦。。。いやいやホノボノじんわり出来る一冊です。
表紙を見た感じは『須藤真澄さんチック!』と思ってしまいました。
物語の背景を表紙に収めた可愛い仕上がりです♪。色使いも可愛い。
ここはBL専門のコーナーだし・・・他の本と異種格闘技戦な感じではありました♪。
絵柄は表紙と違って8頭身ですね。
線が太いです。定規をあまり使っていないような背景を描いています。
昭和チック、ノスタルジックな町並みが懐かしさを感じさせますね。ヤンキーも多いかな?
夏祭りでの運命の出会い。
怪我(切り傷)を負った先輩に言い放ったはじめの一言。
『人生アウトになったらどうすんですかっ!!』
思い込みの激しさとクルクル変わる表情のはじめが可愛く可笑しい。
ストーカー並みスパイ並みの諜報活動で先輩を知ろうとする行き過ぎたはじめ。
体当たりで自分の思いをぶつけるも中々巧く行かないはじめ。
初恋というか、初めて恋人とお付き合いをする時のドキドキ感や
いらん事ばかり考えて思い詰めたり空回りしてしまう
もどかしい感情を巧く表現していると思います。
そして歳の割に大人な三郎が素敵で強面でかっこいい。
喧嘩っ早いのは売られた喧嘩の時だけ。
本当は優しくて思いやりのある青年です。
そんな性格をズバッと見抜いてしまう、
はじめのエスパー的な何かに魅力を感じます。
白シャツがとても似合います。腹筋6個パックが眩しいです。
自らは何も言わないけれど『知りたい事があればなんでも聞け』
そんな事を言ってくれる先輩の男らしさに惚れてしまいます。
でも中々聞けないはじめの心の葛藤と先輩とのすれ違い。。。
遠くに行ってしまう先輩との蟠りを解消した時の
最後のシーンは、とても胸キュンものでした。表現がもう巧みです。
オチもあってそこがまた僕パイらしくて素敵です♪。
他のキャラクターも味があって、凄く世界観を広げてくれています。
これからもずっと読んで行きたい作品でした。嫁ぎたいくらいです。
へび子先生のHPもとても楽しいですよ。
僕パイの色んなお話や沢山の絵もあります!小説も読み応え満点です。
僕の先輩、お手に取ってみては如何でしょうか?
うっすらとカバーから透けて見える美味しそうなレシピ名の数々。
BLだとは全く思いもしませんでした。
・・・確かにゲイカップルなのですが、そういったシーンがないので
そんな風に感じてしまうのかも知れませんね。
でも恋愛の事や、家族、仕事に関する話は
ゲイ目線なんだなぁ、とリアルに感じてしまいますね。
筧さんが実家に行く話は・・・ちょっと感情移入してしまいます。
実家からの電話にもビクッとする気持ち、よ~く解ります。
筧さんは男らしさ、ノンケ風を漂わせようとしていても
やっぱり女々しさが目立ちますね。色々細かいし。
逆に矢吹さんは男らしいと思います。
泣いたり嫉妬したりしますが、好きです♪。
筧さんが料理を作っている時のセリフ、あたしも作りながら呟いてます。
主菜と味が被らないように副菜を考えるのが楽しいんですよね♪。
きちんとしたレシピなので、美味しく簡単に出来ますよ!