表紙の雰囲気の通りで、とても描写や空気感が綺麗な作品ですし、ほんわかしていると思います。
しかし、テーマが難しいので評価はしにくいですが、素人目から見ていわゆる御涙頂戴でもなく同情を誘うわけでもなく、とてもリアリティのある作品だと思いました。
bl味が薄いところが、あまりがっつりしたものが好みでない私のような方や初心者の方でも読みやすいと思います。
むしろblというよりももう1つの人間どうしの恋愛として捉えたいなあと。
今現在シリーズで2巻とまたその続きの1巻が出版されていますが、どの作品も何が正しいのか、倫理的な意味でも考えさせられる作品なので、ぜひblという枠に囚われず、様々な方々に読んでほしいと思います。