これ(1)ってことは、(2)もあるってことですか~~?!
”孤独じゃないグルメ”、温泉バージョンみたいな、ちょっと(…いや、かなり)羨ましすぎるんですけど、月イチ温泉旅ってーーっ!という、”萌え”を”羨望”が凌駕する感想になってしまいました。とはいえ!メインは「ラブ」ですよね?!
シゴデキおじさまふたりで20年間ずーっと続けている月一回のデート。20年続けているのにも関わらず!毎回!浮かれているのが可愛すぎて、同僚だったらひっそり応援したいし、クラファンやってたら間違いなく賛助するなと思いました。限られた時間にしか会えないからこそ「嬉恥ずかし」っていう雰囲気に萌え…。ひたすら、温泉行って、美味しいもの食べて、夜には営んでの繰り返しなんですけど、ずっと読める♪という不思議なテンポの作品です。夫夫アンソロからここまで発展してたとは知りませんでした。
とはいえ、家族も(旅館の従業員も!)含めた周囲に絶対絶対秘密!っていうところがなんだか切ないなと。外湯でうっかりオープンゲイCPを見てビビッてしまう美形オジの姿に悲哀を感じてしまうのでした。オープンでいられない時代からずっとだから、時代がやや寛容になってきても当事者がそこに対応できないってあるんだろうな~と、リアルなところでしんみりしてしまったのでした。
こんなにもシバ愛にあふれる作品を初めて読みましたw
疲れてるとき読みたい癒しの一冊ですね。とにかくワンコが可愛い。
正直シバの可愛さだけで読んでしまったような感じでして…
「モフリ放題ですよ」って動物好きの社畜の急所を突く最高の口説き文句で、この季節に一番ほしい”放題”メニューです。設定が色々斬新で、先祖返り→シバっていうのを筆頭に、可愛くないオメガの屈折っていうのもちょっと目からウロコな感じでした。(なるほどそういう視点が!)
モノ好きセレブの気まぐれ一目惚れ的ライトなラブコメ設定と思いきや、実は~っていうエピソードが後半にありまして、意外と骨太な設定だったなと感心しましたが、なにも考えないで読む系に全振りしててもよかったんだけどな~って思わなくもなくもなかったです!
ちょっと最近ご無沙汰だったBL小説…今回大好きな作品のスピンオフっていうことで、紙派なので電子でしか読めないというハードルはあったものの…読了。とてもよい時間でした。
やっぱりやっぱりめちゃくちゃよいオメガバ作品なんですよっ、なのになのに電子でしか読めないのね(涙)、本当はもっと内容を膨らまして文庫化されてもよいくらいの内容なのにな~っていう、作品の切なさ(ハピエンですが)とあいまって万感の思いで読んでしまいました!!
オメガバとはいえオーソドックスなラブストーリーになっているのが、めちゃくちゃ好きポイントです。この作品はね~、きっと問うているのです。我々が人を好きになるときもしかしたら、それぞれの”性”とか”立場”のような”社会から求められること”に囚われてはいないですか?と(ウザ深読みスミマセンw)。嘉納さんがビビビッって気づくまでにもう焦れ焦れ焦れ焦れしながらページをめくって…いや、スクロールしてました。でも、そのプロセスが予想以上に萌えだったんですよね。スマートなことばっかりしてた男が面倒くさい気持ちに翻弄されるのたまりません…。”心で相手を求める”、余計なものを全部取っ払って自分の気持ちに向き合うって嘉納さんじゃなくても難しいよね、、、と思いつつ、とりあえず全員が幸せになるBLってなんぼあってもよいですよね!
望田くんの加速する恋心&ライバル登場に波乱の予感の2巻でした。
真性チワワvsチワワの皮を被った狼…のライバル対決が面白かったです。どんなに足立くんが揺さぶりにかかっても、「所長を好き」っていう気持ちは否定したくない(されたくない!)と珍しく相手に反撃する望田くんの強めな姿勢に1巻からの成長を感じずにはいられませんでした。「俺たちライバルだね」ってかっこよー!「俺なんて~」が口癖の望田Aとは違う望田Bが出てきました…!もともと自己評価が低くて、なかなか自分をうまく出せない彼が、生まれて初めて他人に主張するほど自信がもてた気持ち(「所長が好き」)が尊すぎて息が止まりました。
足立くんに絡まれることで「いい子」じゃない部分にも目覚めていくところもいいなと思いました。むしろそれはファインプレーかもしれない、という絡み方をする足立君の歪なキャラはかなり好みです。ぜんぜん共感できるw。とはいえ望田派の私、少女漫画だったらいい子キャラは大嫌いなのにw、木下先生のBLだと応援しちゃえるマジック!!
強力なライバルの出現により、急速に覚醒してしまった望田くんがフライングしてしまうところは切なかったのですが…所長がちょっと枯れ気味な(?)中年なだけに、望田くんの想いが眩しすぎて受け止めきれない!という大人の態度は至極まっとうだなと思ったのでした。冬眠中の所長の恋心の覚醒も間近でしょうが、リハビリは必要な気がしますw
え?!完結なの!?
と、こちらで皆さんのコメントみて気づいたのですが、そもそも帯に書いてありました…。つか、確かアンソロの掌編的にふわっと開始されていて、ふわっと継続していたから、これからも気が向いたペースで描かれて、まとまったらコミックス出すのかなとか思ってたので、あえて”完結”させなくてもよさげなのに…経年(なんなら介護までw)を見たいCPだったから寂しいです。
独特の執着と独特の性癖、脱走癖のあるねっこ、この癒される三つ巴の日常をたつもと先生の繊細できれいなタッチで読めるっていうのがとてもよい作品でした。攻めの執着は愛がなければホラーなんですけど、めちゃくちゃ愛にあふれているのでほのぼの認定!スケベがなくても十分愛に満ちた日々は表現されているんですけど、やはりBLは大人のたしなみw、スケベの場面によって、それぞれの本質・本心がわかりやすくほぐれる、関係性が腑に落ちるっていうところが面白いのですよね。
啓司さんの会社生活、やたら家庭の事情で早退する社員が多くて大変ですね…と思ったんですけど、きちんと周りにフォローされて、愛想がいい人だけ評価するような雰囲気に傾倒してなくてよい環境だな!って思ったり、少年・啓司くんと日本海と雪がやたらとしっくりくる…美人受けは冬が似合うのかとか、啓司さんの解像度がやたら上がりました。なんといっても凄いな~と思っていたところは、彼のような、一つの側面だけで見ると”モラハラ”に見えるようなキャラをきちんと正面から描いてかつ唯一無二な可愛らしさを表現しているところだったりするのでした。
ラブ以外の部分も読み応え満載のとしのさシリーズのふわっとした完結巻でした!どうぞお幸せに♪
帯の煽りに偽りなし!
あがた先生の作品は、どエロいけど本質的にとても純粋な関係性を描いているという印象があるんですが、今回はそのエッセンスがわかりやすく、本当に「あがた愛(先生)史上最もピュアなファーストラブ。」でした…!!ピュアさが期待値を上回っており、物語はオーソドックスなDKもの(たぶん…)なんですが、あがた先生からこういうアプローチ(No-SUKEBE)されると逆にドキドキしてしまうww新鮮~~~っ
モテの陽キャ・雪野が何度目かの「私のこと本当は好きじゃないよね」パターンで振られ(こういうシチュエーションもBLあるあるじゃなかろうか?って最近思うのでした…)、ちょうどそのタイミングで再会した中学の部活の後輩に告白されて付き合うっていう…んもう、だから、君ってやつは男が好きなひとなんだよっていう無自覚な受けが、徐々にグイグイくる後輩君に赤面していくようになる展開、何度読んでも飽きないのはなぜでしょうか…?そして、「人間は受けor受け以外か」っていう価値観の無口で無愛想イケメンが好みの攻めキャラでした。すみません、攻め受けが性癖のストライクゾーンですっていう理由に尽きます…。
もう、これ早く続き読みたすぎて困るんですが、2巻で完結とあとがきにあったので、なんかそれはそれでちょい寂しいから待つ時間を楽しもうなんて思うのでした。年下攻めが好きな人はとにかく読んだ方がよいですよ。
ホームドラマみたいなタイトルでほのぼのできそう♪という期待を裏切らないほのぼのでした。なんといっても高校生を翻弄する小学生・ノブ君がポテンシャル無限大!小学生とは思えないかっこよさに大人の読者もきゅんとするのでした。と言ってもショタというわけではない…(ひたすら健気で可愛いだけ)という設定が神懸ってるなと思った次第です。
俺ってゲイなのかな…とモダモダし続ける主人公・和雄に軽くイライラしてしまうのですがw、彼の周辺のキャラクターが魅力的なんですよね。なんなら和雄に一番魅力を感じなかったかも。和雄に想いを寄せる浅尾先輩、実はかなり不憫なのでは?と思いつつぜんぜん同情を誘わないところがいいですよね。この独特の性癖をもった当て馬(?)先輩の恋愛遍歴も気になります。気のいい日本育ちのアメリカ人マイケルには、望まないところで巻き込まれている不憫さがありました。ノブ君といい浅尾先輩といい、ナイスガイたちが悉く薄味の和雄に執着していくのは軽く不思議でした。
というわけで、独特のテンポと空気感がちょっとクセになる作品でした。(後日譚も読みたいな…)
いや~、なんか話そっちのけで(←オイ!)絵に見入ってしまいました。
圧倒的な画力。むちむちのデカ男が好きな読者さんにはぜひ読んでもらいたいです!
というわけで、ラブコメなんですけどね、受の子があほエロ可愛いです。
いくらエロ可愛くても、なんで攻めの超絶イケメンがアイチのこと好きやねん??って思いながら読んでたんですけど、最後に過去エピでちゃんと回収してて面白かったです。初恋純情編や…(どエロいけど)
もんもん言うサキュバスがいいアシストするんですよね。一見ゆるキャラなピンキー様のおかげで一見ハチャメチャな設定(?)がスッと入ってきます。可愛いのに指導は厳しめというギャップ萌えw
あとお友達に至るまでなんだか美形だらけの学校なので、ホントに目が楽しいです。スケベは圧巻なのですが、飛び道具(激し目のスケベ)がなくても結構読ませてくれる作家様なのでしょうね(後半の放課後デートよき!)。
お庭で運命的に出会ってしまいましたw
次のイベントが待ちきれないんですけどぉ~~!!っていう面白さ、安定感で、はじめて漫画を描いたひとの作品とは思えないクオリティでした。(なんか素人っぽくないんだけど…令和の漫画ってそういうものですか…?)
元教師の寺務職員(なぜ”めぐみ先生”っていうタイトルなのかな?と思ったりしたんですが…)と、”めぐみ先生”に憧れて教職についた元教え子の再会から始まるほのぼの日常系です。素朴ピュアラブです。國枝くんの一途さと一生懸命さは応援したくなるものがありました。設定だけで言うと、ゆき林檎先生の「グッドバイライラック」をちょっと彷彿とさせるんですけど、あちらは少女漫画系(?)でこちらは青年誌系っていう印象です。
個人的に学校の先生のジャージが好きだったりするっていうのも私のなかでの作品の評価を高めてます。同人誌っていうことを考えたら、もはや”神”でもいいのかもしんないな~と思いつつ、いやでも同人誌だぜ(?)っていうところの評価です。電子もあるみたいなので、ちょっとでも気になった方にはぜひぜひおすすめです。おそらく、先生と生徒系というより、日常系(年下攻め)が好きな人向きです!
あ~、早く続刊読みたすぎます。
”行間”というか”余白”が多い作品だと思いました。描かれていることは、どシリアスなんですけど、読んでてつらくなるような重さはなかったので、ふわっと読めちゃうと思います。
が!え~もうこの状況に恋愛が介在できる~?ってくらい男ふたりが抱える問題は重い気がします。なので、めっちゃ感動して泣きました(涙)!or ちょっとわかりませんでした(涙)!で評価が割れるんじゃないのかな~と思いながら、個人的には中間に着地しました。と言うのも…、再会幼馴染はよいのですが、なんか再会前のエピに物足りなさというか、再会してやっぱまだ大好きっていうところの説得力をあまり感じられなかったかも…(読解力ないだけかもしれないんですけど)というところでした。それぞれ女性親族絡みの事情ってゆ~スピリチュアル…
袈裟とかスーツとかどしゃ降りとか、個人的な性癖に刺さるものはたっくさんありました!それぞれしんどい事情はあるけど、ふたりならなんとかやっていけるよねっていうスタンスには恋愛感情より密度高め、なんなら前世からの因縁って言えるくらいの深い”絆”を感じさせるものがありました。