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女性銀次郎さん

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会話劇が楽しい

大枠でいけば再会BL。
探偵バディものとして、とても楽しく読むことができました。
ただどちらかというと、探偵業にフォーカスされているので、恋愛要素を強く求める人には物足りなく感じるかもしれません。

物語としてはとても読み応えがあり、探偵ものとしてお約束なエピソードが盛りだくさんでした。
テンポよく2人が会話していく流れが多く、そういう部分で仲の良さを感じられて楽しかったです。

性格的にも絶妙に相性のいい2人なので、夫夫漫才をみているような掛け合いが多く、良いバディとして輝いていました。

個人的には一番最後の一連の流れからの、神子の「いてほしいくせに」というセリフが、2人の関係性を明確に表しているように感じて大好きです。

だれやねん コミック

菅辺吾郎 

ぞくっとした味わい

よくある設定が、先生色にアレンジされていて味わいがありました。
絵柄がかなり変わったなという印象ですが、それが今回のお話にぴったりとはまっていてより雰囲気が出ています。

お話は完全なホラーではないのですが、ちょっとそっちよりかなと思いました。
というのも、攻めの目に光が全くない描かれ方でして...
先の見えない展開と、怪しげで暗い雰囲気も相まって、かなりぞくっとしました。

今の2人にとってはハッピーエンドなのかもしれませんが、手放しの明るい未来なのかは考えさせられました。
謎は多いのですが、ラストはしっかりと解き明かしてくれます。
そうくるのか!という面白さがありました。

個人的には、ハッピーとメリバの中間くらいな落としどころだなと感じました。
今までとは違う味わいの作品が読みたいときに、ぜひ手にとってみてください。

コンセプトは最高

あらすじが可愛くて購入しました。
話運び自体は想像できる展開でしたが、着ぐるみにハグしにいく美形高校生という絵面はとても可愛くて新鮮でした。

着ぐるみの中身のバレも早めに、お互いの気持ちをぶつけ合いながら話は進んでいきます。
印象的だったのは、会話をきちんとして問題解決しているなというところ。
しっかりと言葉にしているところは、とても良かったです。

基本的には受けの気持ちにフォーカスされているので、言葉にされている部分はあるものの、攻めの気持ちがよくわからない。
受けにきゅんとする場面も描かれてはいるのですが、ハグをさらっと受け入れることができる彼の心情を覗いてみたかったです。

そもそものストーリー展開自体が、繋がっているのに絶妙にブツ切れているように感じてしまい...
そういうところが絶妙にわかりにくかったなあと思いました。

もう少し繋がりを感じることができたら、気持ちも入りやすかったかもしれません。
とはいえ、コンセプトは最高で、体格差や登場人物の性格も私の好みにぴったりだったので、純粋に楽しんで読むことができました。

癖が詰まってる

佐倉先生の癖がこれでもかというほどに、詰め込まれた作品だと感じました。
女装衣装のこだわりから、受けの造形まで。
先生のありったけの癖を、たっぷりと楽しませていただきました。

まず表紙が可愛すぎる。細かいところにまで可愛いがつめこまれていて、これだけでいくらでも眺めていられそうです。

個人的には佐倉先生の描かれる受けが大好きなので...
優等生の隠れた一面と、それがばれたときの恥じらう表情がうますぎる。
そんな受けを包み込むようでいて、自身の気持ちに正直な攻めの様子も。

ストーリーとしてはよくあるタイプですが、先生の癖により違った色を感じることができます。
幼馴染の両片想いから、両想いになるまで。
同級生同士の青くて可愛いお話で、最高に楽しめました。

ちょっと怖かった

冒頭の攻めの得体の知れなさが怖くて、その後の彼の行動もいちいちフィルターがかかってしまいました。

結局のところは再会物語。
ただそこがわかるまでに、体調不良でダウンしている受けの身体を、いきなりなぐさめるか?!というところに驚いてしまいました。
だって、ここに至るまでに一度も会話していなかったんですもの。

だからこそ、その後のピュアで天然な物言いにも、絶妙にやばいやつかも?と疑いの目で見てしまいました。

そんなことを抜きにすれば、絵も綺麗で受けも可愛くて、私好みの作品ではありました。
ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめているところとか、あまりにも可愛い。
攻めのぽやぽやした部分は、物語の緩急に繋がって面白かったです。

ひっかかるところはありましたが、可愛らしいピュアな再会物語ですので、そういう部分を求めている方にはおすすめです。

ありがとう筋間さん

完結してしまった~~~!!大好きな作品なので、終わってしまうのが寂しい。
筋間さんのわかりにく絶妙な愛が良すぎる。
4巻はわかりにくさが和らいで、陽介にうっすらと向けるデレに萌えました。
ただこれは全ての場面を目にしている読者だからわかるもの。

陽介はま~不安になったでしょう。筋間さんにぞっこんな様子が可愛くて...
本気で好きになったからこそ、捨てられたら耐えられない。だから本心は口に出せずに、防御してしまう。臆病になってしまうのも理解できます。

筋間さんも意地悪だなあ。
でもなんだかんだいって、筋間さんも大分陽介にはまってます。
陽介に落ちているのはわかっていても、やはり筋間さんの方が一枚上手。
絶妙なすれ違いにやきもきとさせられました。

そんな過程だったからこそ、ようやく本心から繋がり合えた後の甘いこと!!
嬉しそうな陽介は可愛いし、執着してる筋間さんもご機嫌で可愛い。

欲を言えば、もっといちゃいちゃしているところが見たい。
最高のハッピーエンドでした。

ゆるっとファンタジー

ゆるっと不思議な世界の中で、今井先生の可愛らしい絵柄で描かれた不思議な生き物と人間の恋愛模様が、オムニバス形式で描かれています。
少し心理描写が薄いかなとは思いますが、短編なので仕方ないところはありますね。

〇駅近魔法使い付き一戸建て
美月(魔法使い)×司(人間)

ちょっと軽い攻めと、流され受けのお話でした。
えっちを仕掛けるのは受けからという...まじめそうな見た目して色気があるところはギャップ。なんだかんだで甘いカップルに仕上がっていました。

〇ハートアンドアロー
アル(人間)×ニカ(天使)

落ちこぼれ天使なニカがアルの経営する花屋でお世話になるところからはじまります。花屋を手伝いながら、カップル成立を目指して頑張るニカ。

天使姿のニカのなんと可愛いこと...これは一目ぼれしちゃうのもわかります。可愛い。
ニカの心情が読み取りにくかったですが、天界には帰らず、一緒に花屋を経営していくことで落ち着いていました。

〇愛しの透明人間
消田(透明人間)×奥山(人間)

消田は透明になるのをコントロールできなくて、感情が昂ぶったりするとすぐに消えてしまいます。服だけ動いてるのシュールでした。
ちょっとくすっとできて面白かったです。


それぞれが短く深くは掘り下げられてはいないので、そこが物足りないなと感じるところはありました。
ただ、お話自体は可愛らしくて、ほのぼのとしたカップルたちを見る事ができたので良かったです。
BL初心者におすすめな作品でした。

優しい両片思い物語

甘酸っぱくて、最高の幼馴染ものでした。
過去のとある出来事により、よそよそしくなった2人が、再び距離を縮めて行くまでのお話です。

王道ではありますが、ただただピュアでお互いにだけ矢印が向いているので、甘い雰囲気を味わえます。
終始お互いのことが好きなんだろうなと思える描写ばかりで、読んでいるこちらがもだもだでした。

受けが可愛いのはもちろんなんですが、攻めの行動がいちいち可愛くて萌えました。不器用ながらに恋する男子。

攻めの知らない受けの中学生時代のエピソード絡みで一山ありつつ、さらに2人の距離は縮まっていきます。
もうずっと2人はラブラブなまま進んでいくんだろうなと思えた雰囲気でした。

あとがきに描かれた結のベビー姿が、むちむちでたまらなく可愛いです。
描き下ろしは本編の数年後。これは読んでほしい。
語彙がなくなる可愛さです。いつまでもらぶらぶでいて...

可愛い受けと幼馴染の攻めという、私の大好きな設定だったので即購入でした。
期待通りの物語で、両片思いというのもポイントです。
可愛くて、初恋らしい初々しさを味わえる物語をぜひ読んでみてください。 

漆原くんよく頑張った!!

1巻のストーリー展開がとても丁寧だったので、2巻も期待していました。
ほんとうにじっくりと描いてくださって大感謝。こういう即物的でないのが良いんです。

2巻は、漆原くんよく頑張った!!という感情が湧きあがりました。
日並のゆっくりな歩みに合わせて、結構我慢していたと思うんです。偉かった...
チャラそうな見た目に反して、内面がちゃんと成熟している彼なので、相手のことを考えて行動しているところが素晴らしかったです。

日並はまだまだいろんなことに慣れていなくて、恋愛面でも情緒を成長中。
コスプレという名分はありながらも、彼氏以外の人と近距離撮影しちゃったり。全くその気がないところが罪深い。
気持ちの成長に追いつかなくて、逃げてしまうこともありましたが...
最後は自分自身できちんと結論にたどり着いて、漆原に向き合っていたのでよかったなと思います。

2巻は感情面でしっかりとお互いを意識できたところで終了。
もだもだとしたじれったさも、他にはない味わいなので楽しめます。

このままの路線で、最後まで描ききっていただきたいです。
続きも楽しみにしています。

攻めに一抹の不安を覚えつつも

みぃちゃんを応援しながら読みました。彼の健気さが、とてもかわいかったです。

それに対するけい君の、そこはかとなく感じるクズ臭。けれどみいちゃんの行動を否定も肯定もしないところは良かったです。

2人の始まりは、みぃちゃんがけい君に告白をしたところから。
一度は振られてしまいますが、”圭一に振られたのは自分が女じゃないから”という理由で女装に走っていきます。
この思考がなんとも可愛くて、そんな彼を否定しないけい君に、付け居る隙がありそうだとアピールを続けて行きます。

みぃちゃんが女装をしなかった出来事や、あて馬の登場により2人の周りはかき回されていきますが...
けい君の優しいフリをした絶妙な無神経さに、みぃちゃんが可哀想に思えました。

けれど最後は、みぃちゃんの気持ちをしっかりと考え、結論を導き出します。
けい君からの告白に安堵した様子のみぃちゃんは、あまりに可愛かったです。

いろんなことを乗り越えて付き合えた先にあるラブラブ感は満足間違いなし。
女装ものが好きな方にはおすすめです。