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女性えいちゃんさん

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独占欲強めの〝ド執着美人攻め〟最高!

400p超えの長編でしたが、面白くて一気読み!
【傾国の美男×口のきけない転生者(顔に傷有)】のCPが魅力的で楽しく拝読しました。
ただ、表紙的に〝攻3人×受1人〟だと思っていたら、後方イケメン2人は親友兼保護者のような存在で受けとの恋愛的な絡みは無く、ぶっちゃけ総受けを期待して購入したので少し残念でした……笑
逆に、総受け苦手な方は安心して楽しめるかと!

もう、バリバリ独占欲強めの〝ド執着美人攻め〟最高でした。
人買いの馬車の中で知り合い、人買いに襲われそうになった所を主人公・レアンに助けられて以来〝レアン至上主義〟となる美少年シエル。
「レアンの為なら何でもしますが、他はどうなっても知りません」な執着攻めで、常にレアン中心に世界が回っている男です(万歳)

一方、幼い頃の高熱が原因で声が出ず、シエルを助けた際に顔に傷を負ってしまった主人公・レアン。
声が出ない代わりに、身振り手振りで一生懸命に意思疎通したり、笑顔で頷く様子が可愛くて非常に庇護欲を唆られるキャラクターでした。
心優しく、自分に出来ることを懸命に取り組む姿が健気で、もはや存在が癒し……!

ストーリーも良く、メイン2人のキャラクターや関係性は凄く好みでしたが、「〜だった。」の文末が多くて途中から気になってしまい〝萌×2〟評価に…

また、後方イケメンの片方に女性とのNL展開があって、少し「うーん…」となりました。
と言うのも、途中で「あれ?この2人、レアンに恋愛感情ある?」と匂わせるようなシーンがあり、少し期待してしまっただけにNLCP誕生は地味にショックで…笑
それなら、エド側のEP広げて欲しかったな……と。(単純にエド推しなだけ)

とは言え、サブキャラ含め魅力的なキャラが沢山登場して、上記が気にならない方なら楽しめる作品だと思います!
〝美人攻め・無口受け〟がお好きな方に是非◎

美味しそうな料理とサブキャラ達が魅力的

騎士団の厨房で働く新米料理人のお話なので、美味しそうな料理が沢山でてきてお腹が減りました。
卵のパテとか、エッグサンドの卵サラダみたいな感じなんだろうか。是非とも食べてみたい!

憧れの人とは露知らず、夜な夜な現れる不審者(髪の毛モサモサ・髭ボーボー)と仲良くなり、料理を振る舞っていく内に恋心が芽生え……と、2人の出会い〜恋人に至るまでの様子が丁寧に描かれていて、アイルの心情に癒されたり、切なくなったり、ドキドキしたりと楽しい一冊でした◎

心理描写が丁寧な分、ラブの進展がゆっくりなので、どちらかといえば〝お仕事要素〟の方が強いかも?
主人公の料理に対する想いや情熱がしっかり描かれていて、料理人として成長していく姿を自然と応援していました。

また、怪我で剣を捨てた厭世的な攻めのギャップが凄かったです!
傷心のダウナー系かと思いきや、復活してからは積極的にめちゃくちゃグイグイ迫ってきます。
俺様要素が少し入った、強めの陽キャで驚きました笑
公衆の面前での大告白→全員に祝福される展開はディ●ニー映画のようで、思わずニンマリ◎
独占欲も強いようで、終盤2回も攻め●ェラがあって大満足!

そして、個性的なサブキャラ達も魅力的でした♡
特に、隣国の騎士ベッズィが気になります!
優しい大型犬タイプの褐色男子が大好物なので、続編があるなら今後のアイルとの絡みに期待大ですね!!

2人の恋はこれから!と言うところで終わるので、是非とも続編が読みたいです◎

1巻は、まだまだ序章

ついに読みました!鈍器本。
めちゃくちゃ面白かった……!
400p超&二段組で結構なボリューム感ですが、読み始めると壮大なストーリーが頭の中に押し寄せてきて、ページを捲る手が止まりませんでした。

ただ、面白くなってくるのは後半1/3〜でしょうか。
と言うのも、本書の半分位がレオリーノの前世・イオニアのEPとレオリーノの生い立ちが占めていて、読みたかった【クラヴィス×レオリーノ】の話が後半1/3位からやっと動き出す!って感じでした。
なので、1巻はまだまだ序章な印象です。

そして、ごめんなさい……
個人的に【クラヴィス×イオニア】のEPが苦手でした。

イオニアの記憶を持ちつつ、レオリーノにはレオリーノとしての自我があるので、2人は同一人物では無い訳です。
私は【クラヴィス×レオリーノ】のCPが読みたくて本書を購入したので、前半の【クラヴィス×イオニア】のEPは、受け違いの対抗CP本を読んでるような気持ちで少し辛かった…笑

また、【クラヴィス×イオニア】がプラトニックな関係では無く、ガッツリ身体の関係があったのも個人的にはモヤっとした部分でしょうか……
攻めの元彼EPをずっと読むのは、結構キツい(こんな事言ってるの、多分私だけ)
でも、レオリーノの前世に関する重要なEPなので読み飛ばす事も出来ないし……とモヤモヤ
完全に好みの問題ですね。本当に申し訳無いです……

しかし、レオリーノが18歳になってから物語が一気に進みます‼︎
後半では、レオリーノを取り巻く男達の欲望や執着心が爆発して堪りませんでした!
イオニアの恋人・ルーカスに執着され、それに対して静かに怒るクラヴィス殿下に最高に萌えた……!
大人の男の嫉妬&執着めっちゃ良いです!最高!!!

本編がシリアスな分【電子限定特典SS】の可愛すぎる幼少期レオリーノに癒されました◎
こう言う番外編大好きだな〜

〝嫌われ→溺愛〟変化に悶絶

めちゃくちゃ萌えました!
滝沢先生の作品の中でも、1番好きな一冊かもしれません!
やっぱり悪役令息の〝嫌われ→愛され〟展開は萌え過ぎて堪らんわ〜〜〜!!と再確認できるお話でした。

性悪なユリウスが、堅物経理マンだった前世を思い出して過去の自分に「ユリウス〜!」と嘆く姿が面白く、そんな真面目に更生したユリウスを不審に思いながらも、惹かれていくラファエルの無自覚な恋心にキュンとしました。

何より、婚約破棄されたユリウスに「さっさと新しい嫁ぎ先を見つけて出ていけ!」と言った事を、めちゃくちゃ後悔してるのが良いですよね……!
ラファエルとの約束を守る為に、婚活に励もうとするユリウスの邪魔をするし、何やらモゴモゴと言い淀むし、何故だか体調悪そうだし(主に胸部)……
自分の発言をめちゃくちゃ後悔していて、ニヤニヤが止まりません‼︎

「もう、早く素直になれよ〜」と、焦れったい恋路にニヤニヤしつつ、領地での不正取引の謎を暴いたり、元婚約者のギュンターがユリウスに未練タラタラだったり…と、他の要素でも目が離せない展開が多くて一気読み。

そして、溺愛へと変化した兄上の執着度合いに悶絶です♡
幼少期のから執着体質だった事が明らかとなり、大人になったラファエルは立派な〝最強執着攻め〟へと成長(拍手)
独占欲や嫉妬心を剥き出してユリウスを溺愛する姿に、読者は幸せでいっぱいです……!

先生があとがきでも仰るとおり、正に
【大嫌いからの溺愛、なんならド執着します】
な最高の攻めでした◎

コミコミ限定SSペーパーでも、兄上の執着が天元突破していて最高でしたので、紙書籍派さんはコミコミスタジオで是非!

俺様攻めの甘々変化

ラノベっぽいタイトルですが、異世界転生ではなく〝輪廻転生〟の転生モノでした。
前世と現世が全の別人格で、其々に自我があるのが良かったです!
別人格だからこそ、前世の自分に罪悪感や嫉妬心を覚えてしまったり、求められているのは前世の自分なんだ…と葛藤する様子が切なくて、ドキドキしながら楽しめました◎

また、攻めのアレクシスもヒナタがユリアンの生まれ変わりだと確信できるまでは、冷たい〝俺様攻め〟で嬉しい誤算でした(俺様攻め大好き)
ヒナタに惹かれつつも、ユリアンへの罪悪感からヒナタに冷たい態度を取ってしまう、素直になれない天邪鬼さ……
でも、やっぱりヒナタが気になり、独占欲が湧いてしまって強引に囲っていく俺様感が堪らない……!
「お前は怪しい奴だから見張る」と文句を付けながら、囲っていく様子をニヤニヤ堪能しました♡

また、キッカケは前世のユリアンですが、ちゃんとヒナタ自身に惹かれて愛する様子が分かったのも良ポイント◎

ストーリー、キャラクター共に好みでワクワク楽しめたのですが、文体に慣れるまで少々時間が掛かったので〝萌×2〟評価に……
俺様攻めの執着&猛愛と、強引な俺様に振り回されてオロオロする小動物のような受けがお好きな方に是非!
純粋無垢だったヒタナが、アレクシス色に染められる2人の初夜がとってもエロ可愛かったです♡

フェロモンだだ漏れ黒髪攻って最高やん

私の中で〝甘エロ〟に定評のある彩月先生。
今作も、甘くてエッチで可愛い一冊となっておりました!

今回は【百戦錬磨の色男×濡れ場が不評の小説家】のCPなだけあって、攻め様めっちゃ色っぽかったです。
濡れ場への持って行き方がエロいと言うか、キスシーンがエロいと言うかなんというか……笑
何より、めちゃくちゃ好みの黒髪攻めで、濡れたような質感の黒髪、毛先の束感…ンワー堪らん!

ぶっちゃけ、ストーリーは王道です。
が、〝再会愛スキー〟としては堪らない要素がてんこ盛りで、キュンキュン楽しめました♡
攻め視点があるのも嬉しいポイントですね!
どんな気持ちで再会したのかな〜…とか、この時はそう言う感情だったのね〜…とか、終始ニヤけっぱなし

そして、なんと言っても濡れ場がエロい!
受け君の反応がいちいちエロ可愛く、そんな受け君のエッチな姿に充られて〝興奮が抑えられない攻め〟の構図が堪りませんでした。
こんなん、最高でしかないやろ…っていう。

ただ、唯一の残念ポイントが……
再会愛信者としては〝昔のアダ名で呼び合う2人〟を是非とも見てみたかった。
「なっちゃん」「ゆずちゃん」って呼びながらエッチしたり、イチャイチャする2人が見たかった訳ですよ……
描き下ろしにも無かったので、コレだけが本当に残念でした。

とは言え、描き下ろし含め終始イチャイチャする2人を堪能できるので、可愛くてエッチで甘い〝甘エロBL〟がお好きな方にぜひ!

▶︎シーモア/白抜き、描き下ろし…8P、電子限定…4p

千歳くん、おめでとう!

正に〝等身大の若者達〟を感じられる作品で、若い故の初々しい恋心にドキドキして、若い故にすれ違ってしまう彼らにハラハラしました。

二十歳の誕生日を迎えた千歳くん(受・表紙)が、自分の誕生日をきっかけに元カレである高鷹くんとの思い出を回想していく回顧録形式の作品です。

日常系の作品なのでドラマチックな展開はありませんが、〝等身大〟だからこそ彼等の悩みや喜びに共感できるんですよね。
彼等の纏う空気感や、何でも無い日常会話に引き込まれてスルスル読めてしまう魅力がありました。
現在の高鷹くんの登場シーンなんて「高鷹くんキターーー!!!(古)」とめちゃくちゃテンション上がりましたよ笑
いやー…良い男に育っていて眼福、眼福

高校卒業から音信不通になり、ほぼ自然解消的な別れ方をした2人ですが、其々ずっと忘れられない存在だったんだろうなぁ。
千歳くんの誕生日の度に、お互いが想いあっていたのかと思うと、切ないけど尊いな…と。

2年振りの連絡への秒返信や、食べかけのケーキから高鷹くんの執着(溺愛)っぷりが垣間見られて堪りませんでした。本当、あの表現は秀逸!
毎年ケーキを買って1人で食べてたのかな…と思うと胸がギューっとなりますね。
「もう、早く連絡しろよ!」とか思っちゃいますが、自分の激重感情を知ってるからこそ連絡できなかったのかなー…とか、再会した後は執着系なのに普通であろうとして葛藤したりするのかな…とか、色々と高鷹くんの心情を妄想してニヤニヤしています笑

そして、描き下ろしの再会Hも最高でした!
高校生の頃とは違う、余裕のある千歳くんエロすぎでしょ(優勝)
最高だったんですが、欲を言えば〝めっちゃ祝いあう〟2人のこれからを見守りたい気持ちでいっぱいなので、どこかで番外編や続編が読めたら嬉しいな〜!

▶︎シーモア/白抜き修正
 描き下ろし…14p、電子限定…1p

〝不憫攻め〟って最高だな

めちゃくちゃ好きなお話でした!
何でもっと早く読まなかったんだ……!と、長らく積んでいた事を大後悔。

表紙から「儚い系の受かな〜」と思いきや、意外にも行動派で〝守られるより、守る〟タイプの漢前な受でした。
涙が真珠になる特異体質の一族で、仲間を救う為に自ら囮になるような優しい性格なのも好感が待てますし、考え方にも共感できて「うんうん」と頷きながら物語に没入する事ができました◎

一方、飄々としていて掴みどころが無く、皮肉屋でヘラヘラしてるのに目が笑ってない…と言う〝何考えてるのか分からない〟タイプの攻め様
「こう言う、露悪的に振る舞いつつも闇抱えてる男に弱いんだよな〜〜〜!!!!」と悶えながら、2人の関係変化をニヤニヤ堪能しました。

突飛な言動で怜優を翻弄していた登場初期から、意識が朦朧としながらも怜優から貰った涙玉を必死に握りしめる、この姿…誰が想像できたでしょうか。
もう、掴みどころのない男がたった1人だけを愛する変化に拍手が止まりません……!
実はとっても優しい男で、怜優の事を愛しているからこそ自由にしてやりたい…と葛藤する健気さにもキュンですよ。

と言うか、攻の方が圧倒的に不憫で「不憫攻めって、切なくて最高だな…」と新たな扉が開きました。
この攻のギャップ、本当に素晴らしい。

ストーリー面でも、後宮の女同士のドロドロはレディコミっぽい雰囲気で読んでて疲れましたが、ラストの見事な勧善懲悪にスカッとする事、間違いなしです。

もう、全てのエピソードが最高すぎてもっと語りたい所ですが、ネタバレしか無いのでこの辺りで終わりたいと思います。
飄々とした露悪的なキャラがお好きな方に是非!

ラウニくんの恋人

クスッと笑えるのにエッチで萌えて、キャラの成長にホロリとくる…正に私がBLに求めている要素が詰まった大満足な一冊でした◎

頑固で傲慢&魔法で嫌がらせばかりして民衆から嫌われている、悪役王子のシリル。
そんなシリルが大事故を起こした事で、魔法を使うと小さくなる罰を与えられ、嫌っていた狼獣人・ラウニと婚約する事に。
更には、罰の副作用で〝母乳が出る〟体質になってしまい……!?と言うラブコメBLです。

天邪鬼&傲慢で嫌な奴なのに、本当は愛情に飢えている孤独な少年・シリル。
そんな悪役キャラのツンツンだった心が、攻めの深い愛情によって、柔らかく丸く穏やかに変化する…このギャップが堪りません!
ツンツン→どんどん素直に甘えていくシリルに「可愛い〜〜!!」と何度悶えたことか。

魔法を使うたびに手の平サイズになってしまう要素も愛らしく、ラウニの手の平の上でブーブー文句を言ったり、オロオロしたり、甘えたりするシリルに癒されました♡

そして、シリルの事情を知れば知るほど、不憫で可哀想で…もう、冒頭から既に切ない!
シリルの悲しみと孤独さを思うと、行き過ぎた行動にも共感できて辛いなぁ……と。
また、毒親気味の母親から愛されたいと、一生懸命で健気な姿に何度も涙腺が緩みました。

嫌われ者だけど、根は真面目で素直な良い子なんですよね。
母親中心だったシリルの世界が、ラウニや周囲の人との交流を通して、優しくじんわりと広がっていく……孤独だった少年の成長物語としてもホロリときます。

本編では義母・メイリーン妃との確執が未消化のままで「ちゃんと謝ったのかな?」と心配しましたが、電子限定SSで少し言及があったのでスッキリ◎
過保護な溺愛攻めにより、傷ついた受けの心がゆっくりと癒される救済BLがお好きな方に是非!

もう一度初めから読み返したくなる!

可愛いラブコメは最高の癒しですね。
「なるほど〜」とニヤニヤできるラストなので、ネタバレ無しの方が楽しめるかと思います!

〝魔族が人間界を脅かす〟と言う噂が流れ、魔王討伐に向けて動きだした勇者一行。
しかし、事実無根の噂のため、誤解を晴らして魔王討伐作戦を阻止するべく、魔王自ら正体を隠して勇者パーティーへ潜入することに…⁉︎と言うお話。

いやー…天然ぽやぽやの心優しい魔王様が、めちゃくちゃ可愛かったです!
子供っぽい言動も15歳の箱入り少年なので違和感なく楽しめて、勇者様曰く「馬鹿な子ほど可愛い」を実感できるキャラでした。
魔族への誤解を解きたいけど正体は明かせないし、どうしよう…とオロオロしてる様子がおバ可愛いくて◎

また、一見冷たいようで、行動の端々から隠しきれない甘さが滲み出ちゃってる勇者様が良いですよね〜〜
クールなのに、さり気無く甘やかして、ちゃっかり溺愛している……本当に有難い(合掌)
何より、秘密についての匂わせ発言が多く、個人的に「そうだったら良いな〜」と言う予想がバッチリ当たって萌え転がりました笑
いやー、この秘密。めっちゃ好き。
とは言え、分かりやすい伏線なので読んでる内にピンと来る方も多いかと思います。

【クールな溺愛攻×ぽやぽや天然受】どちらも好みど真ん中でキュンキュン楽しめたのですが、パーティーメンバー全員に可愛がられる、所謂〝愛され主人公〟が少し苦手だったので〝萌×2〟評価に。
逆に愛され主人公がお好きな方には、堪らないかと!

読み終えてから、もう一度初めから読み返すと違う印象で楽しめる、一粒で二度美味しい一冊でした❁