同人誌みたいなドロドロのエロより遥かに官能的。
まず漫画の描き方がめちゃくちゃ上手い。少年らしさとセリフ選びと目線の使い方とコマの送り方と……とにかく作者天才。
直接的に描いてないのに「お尻を慣らしてる」ことを読者に分からせるお風呂のシーンはヤバすぎるし、足の指だけでキャラの心理が伝わってくるのも、作者先生の凄さを感じる。
「なんで俺が追いかけてんの」からの攻めの一連のセリフとか、何食ったら思いつくんですか???
なんか尊すぎてその場で踊り狂いそうになった。
個人的には、こういうゆったりとしたテンポ感で少しずつ進むBLが一番グッとくる。なんか全部キラキラしてた。
とくに良かったのが攻めのキャラで、受けに優しすぎないのがリアルな距離感だった。あと2人とも表情豊かじゃないのがいいね、なんか本当に男子学生同士の純愛を覗き見しているようで、ずっとこの2人を見ていたいなと率直に思った。
後半はもはや「物語終わらないでくれ〜!」と思いながら読んでた。