一度読み終えて、そして二度目を読み終えたあと…この作品の話を!!どこかでしたい!!!という猛烈な気持ちに襲われたため、勢いで文を書き始めました。
カップリングで表すと年下イケメン素直攻め×年上トラウマ持ち素直受けかな? ふたりの持つこの素直という要素がとても魅力的でした。そしてこの受けのキャラクターが刺さりすぎていろいろと吹っ飛んだ感覚です。理屈が通用しない可愛さがあります。
ストーリーはひょんなことから大学生の根古川くん(攻)が、喫茶ハレムのオーナー神田さん(受)のおうちに転がり込む流れでスタートします。連載時に1話を見たときはほのぼの系のお話だと思ったんですが、単行本で3話を読んだあたりで萌えの嵐が訪れました。
何と言っても受けの神田さんがとてつもなく可愛い。干支一回りも根古川くんより年上ですが、ある方面の情緒が幼いままで止まっている感じや、序盤のツンな態度から子供っぽい印象を強く受けます。根古川くんと精神年齢が同じくらいなやり取りもとても可愛い。
この神田さんが中盤からデレていく様が本作で何よりツボに入りました。テンプレのツンデレという訳ではないのですが、色々こじれていた自分の内面がほどけていく、そのことに素直に喜びを感じる神田さんがとても愛しくなります。
そしてほどいてあげたのは根古川くんなんだよな…ふたりで一生幸せに暮らしてね…という気持ちでいっぱいです。願わずにはいられない。
はやりやまい先生のコメントに大団円というワードがありましたが、まさしく大団円のお話です。喫茶ハレムの雰囲気や、ハレムで働くお姉さん達もとっても愛しい。
こんな優しさしかない場所があったらいいな、素直にそう思える作品でした。