表題の「たそがれ、君に会いに行く」は、「筆談」からはじまる恋、ということであまり見ない設定でとても新鮮でした!
絵もとても可愛らしくほんわかしていて、話の内容も全体的にふんわりとしているので、私はお互いに惹かれていくという劇的な描写が少ないのが逆に日常的というか必然的な感じがいいなと思いました。
敢えて言うなら、筆談内容がちょっと長く感じたかなぁ。
会えた日は一言ずつだけ、、みたいな感じの方が萌えたかな、と…
最後のシーンで2人が初めて話すドギマギ感が可愛くてよかったです。
全体的にほわほわしていて、読み終わった時に「なんか、いいなぁ〜」って思える作品でした!
絵もお上手だし、話の目のつけ所がいいなぁと思った作家さんなので、今後も楽しみです!
表題作もよかったのですが私が特にお気に入りだったのは「友達の間」でした。
寝盗られとバッドエンドが好きなのでめちゃくちゃによかったです…。
受けは姉の彼氏が好きで、姉と彼氏の情事の声をオカズに自慰する所を攻めが発見してしまう所から話は始まるのですが、攻めがそれを手伝ってあげる、みたいなシチュエーションがめちゃくちゃに萌えました…。棚ぼた最高…。
最後の方で受けが攻めの事を思い出しながら姉の彼氏と…みたいな描写があったのですが、続き物でなければなくても良かったくらいです。
受けはきっと姉の彼氏とは幸せになれないんだろうな〜とか、自分の恋が実らなかった切なさとか悲しさで終わるので、ハッピーエンドが好きな方にとってはええっ!?って感じかもしれません。
私的にはハッピーでした(笑)
どの作品も新鮮で、新刊が出たら是非購入したいなぁと感じました。