こちらSTAY GOLDに出てくるコウと日高のお話です。
日高は昔コウに一度振られているんですが、遠距離を経て今度はコウが日高のことかなり気になってる様子。
もうコウのことは好きじゃないって日高は言うけど、昔好きだった相手なのでもしかするとまだ好きなのかもしれないと思う部分も多々あって、コウは友達のままで関係を変えたくなかったから日高とは付き合わないし、彼女がいたりもしたのに、日高のこと好きな男が現れたらなんだかちょっと複雑な気持ちになって、コウのこと実は好きだったかもと思うかなりずるい部分のある男です。
でも不思議と嫌いにはなれない魅力があって。
そんな付かず離れずな関係の2人ですが、日高が猫を拾って、引き取り手がみつかるまでコウが預かることになってぐっと距離が縮まります。
2人で一緒にいる空気感がとても良くて好きです。
個人的にはこのままコウと日高うまくいってほしいと思うのですが、日高が遠くに再就職が決まってどうなる??
まだまだ続くようなのでもう少し二人のお話見守りたいと思います。
前作でお付き合いすることになったなつめさんと鴻くん。
今回はまたまたなつめさんがアジェンダを作って鴻くんとより仲良くなりたいと頑張るお話なんですが、なつめさんの幼馴染のくるみが海外赴任から帰国してなつめさんの家に頻繁に訪れることから鴻くんに誤解されて思いが上手く伝わらないじれじれが切ないです。
くるみはもうただの幼馴染という枠を超えて保護者のようになつめさんのこと気に掛けてていい人なんです。
鴻くんにくるみのこと話していなかったせいで、鴻くんに変な誤解されたままアジェンダを遂行しようとするけど、もやもやが消えない鴻くんに拒絶されて。
誰も悪い人はいないし、皆相手のこと思いやっての行動が思わぬ方向へ。
結局誤解は解けたので良かったです。
なつめさん頑張り屋さんなので応援したくなるし、くるみみたいに悪い虫がつかないように気に掛けてくれる存在もいるし、鴻くんは優しいしで読後は大満足な作品です。
村のしきたりで竜の花嫁に選ばれたリタ。竜の花嫁というもののほとんど生贄のような感じでもう村には帰れない。
雪山で遭難しかけたリタをを竜のイグナートが助けます。
誰かの役に立ちたいリタとずっと孤独に過ごしてきたイグナート。イグナートに花嫁は必要ないと言われたけど帰るところはない。
一緒に過ごしているうちにイグナートもリタのこと段々気になってきたみたいで。
もりもより先生の描く美しい絵とファンタジーの世界に生きる2人がとても素敵です。
孤独な二人が出会っていつしかお互いが大事な存在になっていく。
絵もとても綺麗でおとぎ話のような世界がとても素敵です。
今後この二人がどうなっていくのかとても楽しみです。
こちらの作品は先日ソムリエさんに紹介していただきました。
自分では結構色んな作品を読んできたと思っていたのですが、まだまだ出会えてない素敵な作品があって、こちらの作品もタイトルは聞いたことあっても読んでいなかったので、紹介してもらったことがきっかけでしたが読んでみてめちゃくちゃ良かったです。
個人的に高校生で同級生って大好きですが、攻めは野球部のエースの清行、受けは鍼灸院の孫の善次。両親は亡くなっていておじいちゃんと二人暮らし。
あまり接点なさそうな二人は同じクラスで挨拶を交わす程度だったのがあるきっかけから急接近して善次が清行のこと好きだったけど清行も善次のこと段々好きになっていく過程が良かったです。
善次はいろいろ抱えているものがあるけど、清行に話すことで少し気持ちが軽くなったりお互いが支え合う関係に萌えました。
冬雅ミツキ先生の作品を初めて読みました。
こちらの掲示版を見て試し読みしてみたところ絵も綺麗で、R18版もあって読んでみたら細かいツッコミどころはあるのですが、そこはファンタジーとしておいておいて、二人の関係がとても良かったです。
1960年代のアメリカが舞台、ティモシーは警察官で事件の捜査でたどり着いた協会の神父のセオドアに魅了されて関係を持つのですが、少しミステリー仕立てだったり、セオドアは普通にサイコパス的なところがあり、ティモシーもセオドアの正体に気付きつつも惹かれていく本当に倫理的にはアウトな関係にもかかわらず納得してしまうんです。
今まであまり読んだことのないストーリーですが、個人的にはめちゃくちゃ良かったです。
セオドアがとにかくエッチで許されざる関係とはティモシーも分かっているけど、離れがたいそんな不思議なお話でした。
地雷ポイントもめちゃくちゃあって好き嫌いが別れそうですが、それでも読んで良かったです。
原作既読です。
こちらは先生のMODS、NIGHTS BEFORE NIGHTのシリーズとうっすら繋がっていて前作に出てくる時雨や雪鷹もチラっと出てくるのが嬉しいです。
ナツメカズキ先生の描く男性はもうとにかくかっこいいんですが、今作の源慈と琥士郎もカッコ良くて、源慈を松田さん、琥士郎を阿座上さんが演じて下さっているんですが、お二人共役の声のイメージぴったりで、物語の世界にスーッと入っていくことができました。
琥士郎の子供の時の声は田中さんが演じられているのですが、めちゃくちゃやんちゃで可愛くて素敵でした。
琥士郎は一貫して源慈のこと大好きだけど、源慈は琥士郎を子供の時から育てているから自分に向けられる気持ちを受け入れられなくて突き放すけど、琥士郎の気持ちは変わらなくて。辛いところもありつつ源慈が覚悟を決めて一緒に生きていくと決めてからは漢気があって素敵でした。
阿座上さんは受けの演技は少ない方とはいえ、可愛くなりすぎずチャーミングでめちゃくちゃお上手で、まだまだこれからも色んな面を見せてくれそうで、本当に役を掴むのがお上手だなと改めて気づかされました。
上下巻2冊分余すことなく音声化されていて大満足です。