ショタ×お兄さんがBLで最も好きなので購入しました。お兄さんを大事にしたいしっかりした少年・慎太郎と、美人でにこやかで訳ありなお兄さん・ユウスケです。
話は上記あらすじの通り始まりますが、途中タイトルにもある受けのヤバイ性癖の過去の描写が結構暗く、そんな受けの性癖に向かい合っていく攻め…という感じです。
攻めの慎太郎は最初は翻弄されるだけなのが、回を重ねるごとに受けに向き合っていける強さや攻めらしさを持つようになるのが良かったです。受けのユウスケさんも何を考えてるのか分からないな…と思う一方で、所々で慎太郎のことが大好きなのが出ていてとっても可愛いかったです!
一つだけ気になったのは受けの抱える闇の重さの割には案外問題解決に至るまであっさりしている印象を受けました。
一方、その方法には慎太郎の男気と成長を感じて大変萌えました。もっと詳しく見たい…!という気持ちです。
全体としてはすっきりまとまったハッピーエンドで良かったです。
エロについてはインタビューで作者さんが仰っていた通り、気合が入っていて男性向けチックだと思いました。所謂おねショタに近い印象です。私はおねショタや男性向けチックなエロ描写は大好きなので本当にどストライクでした笑 イラストも大変綺麗です。
あと、描き下ろしで身体はあまり成長してませんが、もう完璧に攻めになってる慎太郎にキュンときました。ユウスケさんの教育の賜物なんだなと思いました…。
もう一つの作品は本番描写が無いですが、それでも読んでみると、どちらかといえば筋肉オタクの香澄×藤沼…?な気がします。赤面の多さや攻められてる感じがするのは藤沼くんです。参考になれば。本番は無くともエロ描写は◎でした!表題作とは打って変わって明るくギャグテイストな作品でした。
まさか商業作品でここまで好みなショタ×お兄さんモノを見れるとは思いませんでした。その為神評価です。