私は、切ない系も、痛い系も好きです。
寧ろ甘い系が駄目で、切ない要素が全くないと途中で読むのが面倒くさくなるほど切ない系の話が好きです。(攻が嫌みを言ったり辛辣だったりするのも好きです)
ただし、これは駄目でした。
切ない、悲しい、と言うより、攻の仕打ちに腹が立って仕方がなく、更に受が何葛藤もなく許してしまった事で、余計にイライラが溜まり消化不良になってしまいました。
ここからネタバレですが、
攻が受を殺そうとします。
それ自体は別に良いのですが、よくある途中で思い止まるとかではなく、完全に黙殺します。
部下に命令して殺させるのですが、最後まで命令を撤回しません。(撤回可能な時間をそのまま撤回せずに過ごします)
結果としては死なないのですが、それは部下が完全に受を殺してなかった事で助かるのであって、攻めが撤回して死ななかった訳じゃないんです。
殺そうとする事よりも最後まで撤回しなかった事が私的には許せませんでした。
また、その後受が攻を避けたりとかしてくれたらまだ良いのですが、それもなくそのまま何事もなく許して、攻を好き好き~ってやってるのを見てげんなり。
設定とかキャラとかはまぁ好きだったので勿体ないという印象です。