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もしかして

真船るのあ先生のオメガバは全部読んでるのかもしれません。個人的には昨年の7月に他社から出た「ハリウッドスターαからの溺愛お断りです!」の方が好みでした。


今作もあらすじが好みだと思い購入しましたが、一颯と陽向のすれ違いが少ししつこく感じてしまいました。途中でもういい加減にネタばらししてくれよ!と思いながら読みました。でも、このジレジレ感が真船先生の狙いなら見事にハマってしまったんだと思いました。

2人の共通の友人である匡と陽向の異母弟の洋海と一颯の作戦会議は楽しく読ませていただきましたが、パーフェクトαからはかなり乖離してしまったように感じました。ちょこちょこ残念な点が魅力的なんでしょうが、読んでて赤面するような完璧なαが読みたい気分だったので少し残念でした。

そして、終盤の展開が想像通りだったのが更に残念でした。まあ、あのことがあったので陽向が素直になれたのだから良かったのだとは思いますが、ここに来て◯◯喪◯とか何の冗談と思ってしまったんてす。でも、終盤が一番面白かったのも確かなのです。

良かった点は読者が知りたい事が全部入ってる点です。なので読後感は凄く良いです。そして、一颯があまりにも陽向のことが好き過ぎるので、当て馬さえ登場出来ないのですよ。www
どんな展開になろうとその点は安心して読めました。そして◯◯喪◯になろうが陽向のことに関することには頭が回るところが一颯の凄いところだと思いました。

上田スキー必見!

あとがきとカバー下にも書いてありますが、18巻は全話上田がメインで上田スキー読者には堪らない内容となっていました。18巻にもなるとマンネリ化しそうですがそんなことありませんでした。

個人的に好きだったのが第40話で、描き下ろしにある「上田の守護霊」の元になったお話です。霊媒師のおばさんが上田を見たときの反応が最高でした。そして、おばさんの訪問先の息子が暴れた時に上田の守護霊がやらかすんです。www
上田の先輩の守護霊の話も爆笑でした。

そして41話の前中後編の3話はやはり上田中心でしたが、輝が滝米花(たきはぜ)のことをどう思ってるのかを知り感動でした。滝米花が助けたデリヘルのお姉さんに上田が襲われるかと焦りましたが、輝が登場してホッとしました。やっぱりモテモテなのね。

18巻にもなるともうネタは尽きたのではと思っていましたが、上田ネタがあったのかと感心しました。これからもたまに上田ネタで描いて欲しいです。守護霊の活躍ももっと読みたいなぁ。www

本編が早く読みたい!

11巻まで出てる本編ですが、2022年に発売されてるんですよね。10巻が前年に出てるので少し心配になりました。この番外編集は2人のラブラブな話ばかり入ってるので、甘々な雰囲気を楽しむことが出来ます。

特にお気に入りだったのは真矢が眠くんのブリーフを愛でるエピでした。こんなにブリーフに萌える日が来るとは思いませんでしたよ。
なんせ白ブリーフは亡くなった父親が履いてたイメージしかなかったですから。www
でも確かに真矢のパンツを履いてる眠くんはイメージじゃなかったです。ブリーフが1番似合うと思いました。

温泉旅館での仲居の目を気にしないイチャイチャも良かったし、真矢が眠くんにこんなにも惚れてるんだと再確認出来る作品になっていました。
薄い本を購入しなくなって久しいので、とても楽しめました。でも、そろそろ本編が読みたいなぁ。

上下巻読まないと分からないと思うけど…と書いたけど

凄い面白かったです。真夜中に夢中になって読みました。横になって読むはずが起き上がっての一気読みでした。謎は解けたけど私の頭の中はまだ?と理解出来ない事も多くて、何度か読み返さないと無理だと思います。

それくらい蛍の起こした事象は特別で複雑でした。なるほどそうなってたのネと納得した部分が多いのですが、もうひとつの世界線の事まで考えると頭がこんがらがってしまって…。

ひいじいちゃんの存在感が光る下巻だったと思いました。蛍が何もしなかった世界線での死者たちの導きがもたらした意味は深く、蛍Aと蛍Bが交わった時に漸くひいじいちゃんの言葉の意味が分かりました。

離れていた期間が長いので肉体的な恋愛的要素が少ないところも凄く好みな作品でした。蛍と晶の心の繋がりに萌える作品なのです。

個人的にはこの作品がこれで終わるのがとてももったいないと思います。2人の能力で事件解決とか読んでみたいです。

上下巻読まないと意味が分からないと思うけど…

久しぶりに日高ショーコ先生の作品を読みました。寝る前に上巻だけ読んで寝ようと思いましたが、我慢出来ずに気が付けば下巻を取りにリビングに走ってる自分がいました。それくらい面白かったんです。

ただ、蛍と晶の持つ不思議な力とか蛍だけが可能な事象とか、彼等が起こす奇跡とかが複雑に絡み合っているのでこの上巻だけ読んでの評価は難しいと思いました。なので面白さだけで上巻は評価させて頂きました。

この上巻ではまだ現実では蛍と晶は再会してません。10年前に会ったきりなんです。幼い時分に2人の間に起きた不思議な出来事の理由が下巻で明らかになります。その時に私の萌が爆発したので下巻の伏線回収の為にもじっくりと読むことをお勧めします。

と言っても事象が複雑に絡み合っているので一読では理解は難しいと思いました。この作品は何度も何度も読み返して楽しむ作品だと思いました。日高ショーコ先生は凄い物を描いてしまったと思いました。

あらっ

ここ最近の安西リカ先生の作品の評価は殆ど神にしてたのですが、今回のセンチネルバースは私の期待していたのとかなり違った物でしたのでこの評価になってしまいました。うーん。

こちらの作品はセンチネルバースの現代物で、しかもセンチネルにしては結構緩い設定なのでセンチネルバースというよりは特殊能力を持った警察物として読めるし、初めての人でもスッと物語の中に入れると思います。

私はそんなに数は読んだ事は無いのですが、ガチガチのセンチネルバースしか読んだ事がなくて、それがまた好みだったのでこちらの作品はなんだかしっくり来なくて何度か戸惑いました。まず、繁華街らしいとこに住んでて人の多い居酒屋に行ってるのにビックリしました。

時代設定は現代物ですがセンチネルバースの研究自体はそんなに進んでなくて、センチネルバースの黎明期のような設定だと思いました。
それ故か事件自体も凄く地味だと思いました。せっかく警官から特殊部鑑識課に移動になってますが、担当する事件も少なくて個人的に追ってる連続放火がメインの事件なので「思ってたのと違う」感が強くて、読んでて途中でこのまま終わるのかしら?と戸惑いました。

そして蓮がゾーンアウトするキッカケになった事件の扱いが雑でした。吉積に疑問を持たせてからの蓮の残像視認でしたが、ちょっと私には???となりました。その結末とか書いてあれはまた違ったと思いました。

それと今回は私的には萌が殆どありませんでした。安西リカ先生の作品は数少ない作家買いしてる作品なんです。なんだか今作はらしくないなぁと思いました。次作に期待したいと思います!

早く続巻出ないかな♡

「追っかけ転生でちび王子になった件~スパダリ勇者と秘密の世界~」の続巻になります。前巻を読んでいた方が理解しやすいですが、今巻の方がBLとしての燃え度は高いと思います。

寝る前にちょっと触りだけでも読もうと思ったんですが、気が付いたら徹夜で読了してました。それくらい面白かったです。今回は舞台が魔法学校なので読者にはとっつき易く、また由上とヨルのアバターも学生なのでコスプレ感覚を楽しむことが出来ます。そして学校に付き物なのがアレですよ。ヒヒヒ。女子学生たちの嫉妬なのですよ。

由上にロックオンした女子たちが由上に近付くのを邪魔してくるヨルを排除しようとするシーンがエグかった。。。由上の前とヨルの前での違いが面白かったんですよ。女子を出すのならやはりこういう役目を与えて欲しいんですよね。私の好みにピッタリでした。魔法の授業も魔法を修得して行く様子も楽しくて、夢中になって読んでました。

また捜し人を見つけた経緯や彼女との交流もほのぼのしていて良かったです。

そして前巻から気になってた由上の異母兄弟たちですが、私的には嫌いじゃありませんでした。今回名前だけ登場の三男は分かりませんが、異母妹にはシンパシーを感じました。彼女と話してみたいと思った読者は多いのではないでしょうか?ただ、彼女の熱い思いが由上に伝わってないのと、変なところにこだわってややこしくしてて拗らせてるなと。

彼女と末っ子はもはや敵ではないのでは?と思ったんですが、違いますかね?新しい仲間が増え、探偵事務所の仲間には新しい生命が誕生し、2人の未来は前途洋々に思われるのですが本当はまだ何も解決してないんですよね。

シリーズ化して行くと思うので次巻を楽しみに待ちたいと思います。早いペースで刊行してくれるのとてもありがたいです!

盛りだくさん

またもや盛りだくさんな内容で、読了時は2冊分くらいは読んだような気持ちになりました。が、しかし、今巻では次巻へとお話が続いてます。出たばかりなのに既に続きが読みたくて仕方がありません。

今作では両家への結婚の挨拶がテーマでしたが、胡桃沢家の面々が個性的でホッコリしました。もちろん種族体はさちおが1番愛らしいです。www

今作で1番萌えたのが宇迦野さんがさちおを愛でる様子でした。ふとした眼差しとか行動に宇迦野さんの深い愛を感じてしょうがなかったです。一巻ではあれだけ胡散臭かったのに、今では宇迦野さんのさちおへの思いを疑うことはありません。

そして、さちお同様チョロかった胡桃沢家と違って、宇迦野父だけは一筋縄で行かなそうです。でも顔は宇迦野さんそっくりで、お兄さんより似てました。

結婚に関して厳しい条件を出されたものの、やる気になったところでとんでもない事が起きてましたが、さちおと宇迦野さんはこの試練を乗り越える事が出来るのでしょうか?早く続きが読みたくてしょうがありません!

今回も人型なのに宇迦野さんがキツネにしか見えませんでした。好きだ!
個人的にお気に入りはさちおのパンツでした。パンツの穴からさちおのネズミの尻尾が出てるシーンが可愛いです。♡

どうなるかと思ったが

2巻のレビューでは電子単話版をずっと追ってると書いていたのですが、2巻以降は読んでいませんでした。彼等の行く着く先を知っているので、新鮮な気持ちで読みたくて電子単話版を読むのを止めたのでした。

ですがデスヨ!今回は千秋の愛が激重すぎてギクシャクしてしまったりと、緩やかな日常が続いていたと思ったらそれなりに荒波が立っていたのではないでしょうか?苦しみ悩み乗り越えて行く過程がまた彼等らしくて好きでした。

一時は千秋のヤバい表情にどうなるかと思ったんですが、そこは男前な和馬が歩み寄ってくれてました。和馬姉の結婚式も感動的だったけど、幼馴染み3人が揃った姿を見てまた感無量でした。

既に続きが早く読みたいです。4巻は来年の春頃になるでしょうか?待ち遠しいです。

次巻はいつ?

こんなに早く続編を書いていただけるとは思っておらず、前巻のレビューで2冊にして欲しかったと書いていて申し訳なかったです。今作は凄くテンポが良くて、説明も最低限でしたので物語の中にスッと入れました。

今巻も凄いボリュームなので読むのに3日掛かりましたが、それでも本を開けば物語の世界に没頭して夢中になって読んでる自分がいました。物語も面白いのですが、文章自体が凄く面白いんです。これは一種の才能だと思います。

蒼月(そうげつ)と兄である皇太子との本当の関係は?弟龍の風浪龍(ふうろうりゅう)の謎や、雷鳳州(らいほうしゅう)の怪異の裏には本当は誰か居たのか?とか想像を巡らせながら読み進め、天音(てんいん)を取り巻く人々のやり取りが面白くてクスッとして、蒼月が天音に振り回される様子に爆笑しました。

今作では蒼月を取り巻く情勢の不安定さに読んでて不安になる事が多かったのですが、蒼月の天音への思いの強さと、天音が蒼月を思っての決意の変化に胸熱でした。蒼月のお役目と天音の立場からなかなかラブラブにはなってませんが、私的にはこれくらいが丁度いいし1番萌えるんです。

そして今作では父帝の想いが書いてあるエピがあって、彼が息子たちを本当はどうしたいのかなどほんの少しだけ分かって来たような気がしました。途中で終わってたので彼の本心は分からないままですが、これからもっと彼の心情を書いて欲しいと思いました。

私の中でのお気に入りのキャラは今回も楓柳(ふうりゅう)でしたが、元霸(げんぱ)と朱炎(しゅえん)もお気に入りになりました。脇役が個性的なのもこの作品の魅力なんです。

文庫の厚さに尻込みするかもしれませんが、時間が経つのはあっという間なので連休の多いときが読みどきだと思ってます。儚げなのに脳筋な天音の魅力にハマること間違いないです。www
次巻も早めにお願い致します!