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今日のすべての黒髪受けはリキに帰結する。

と私は考えています。これぞ王道。似たようなストーリーがどれだけ溢れているでしょう。まさに耽美。切なく儚く激しい愛。それを表現するに至ったタイトル『間の楔』

私が中学時代にはJuneですでに名作、伝説となっていました。たまたま、本屋で小説を見つけた時は震えました 笑。24年前、昔の話です。
今思えば(腐)友と金を出しあい、OVAを手に入れ家族がいないのを見計らって見ていました。高慢不敵な塩沢イアソンの声で、リキの股間を上下するイアソン…友と悶えた記憶があります 笑。

汚ならしいスラムの生身のリキ。神に等しい人工コンピューターユピテルに溺愛され、叡知の結集とも言われる美貌の人工体、イアソン。この二人が偶然ともいえる出会いからすべては始まり、衝撃的な最後を迎えるのです。

二人の脇を固めるキャラクターは、皆が準主役と言えるでしょう。リキとイアソンのプライドと矜持の衝突。その隙間を流れる執着。
人工体と生身。飼い主とペット。コックリングと自由。ブロンディのトップである、イアソンがただのセクサロイドになるときリキは自分の思いを恐れる。

ただのBLではない。他レビューでも表現したが、まさにこれが骨太June世代の代表作と言ってもいいと思う。
知らない世代がどう感じるかはわからないが、気骨は感じると思う。
ちなみに私は今でもたまにYouTubeで再生してしまいます 笑。