エロだけで内容は期待薄かな…と思いつつも電子で評価が高めだったので購入。私的には当たりでした!
痛みを伴わないと快感を得られないヤンキーな受け。屋上でケンカのキズを抉りながら自慰しているところを先生にみられてしまい、引かれるかと思いきや「手伝ってやるよ」とぐりぐり痛み増なことをされてしまい…。
攻めの先生は普段はおどおどしているけど実はバリバリのS気質、受けはケンカっ早くてみんなに恐れられてるけど実はM気質、というギャップにまずもえ。
受けは性癖を受け入れてもらえた、ということで先生に惹かれますが、これじゃ好きみたいじゃん?!と素直に求めることができず悶々。。でも先生は求めて欲しくて逆に放置プレイ。。
受けがMっ気全開で先生を求める甘々展開だったらここまで萌えなかったんですが、構って欲しいがためにケンカ三昧で、先生に呼び出されてはお互い二人きりの時だけ本当の自分を出せるという展開に激しく萌えました!
途中乳首ピアッシングとか痛い描写があるので注意ですが、プレイの一部な感じでお互いがゾクゾクしてるのがわかる行為だったので(痛そうで私は違った意味でゾクゾクでしたが;)2人がいいならまぁいっか、と。でもあんな開け方したら絶対いかん…!
フランス映画に詳しいわけでも、よく観ているわけでもないので、まったくのイメージです。(すみません)
じっくり2人の愛の育みを描いたとにかく映像の美しい一般向けの恋愛映画だけど、濃厚性描写があるのでR指定かかっちゃったよ、という感じです。
座裏屋さんの作品は電子でしか読んだことなく今回も電子でしたが、修正は過去の作品と同じ、真っ白です。途中真っ白すぎて想像力をフル回転させたコマもありましたが、いつもこんな感じだし…と特に気にはなりませんでした。それ以上に全体のお話が良かったです。
こんなにエロエロなのに映画みたい!といえるのは、ひとえに座裏屋さんの画力ゆえだと思います。特に私の心に残ったのは、空の描写。夕焼け空やお天気のいい日中の空が映像を見てるようにキレイ!景色だけでも感情移入ができました。
前半の過激な性描写は「刷り込み」を試すという点でも必要な描写だったと思いますが、あんなに道具を多用して何回もする必要があったのか?いや、あった。絵がキレイなので「エネマグラだって必要だったんだよ!」と力説できるほどの説得力があります。
まとめると、内容エロいけど、ほんとキレイだから芸術だと思って見てみてよ!と薦めたくなる映画のような漫画でした☆
エロ少なめの作品についてはストーリー重視で買いますが、エロエロについてはもうエロ重視です。
この作品も3巻のエロエロな高評価に惹かれて買い始めましたが、各巻すぐ読み終わっちゃうし、進みは遅いしなんか物足りない…。
4巻もそんな感想だったため、みなさまはどーなの?!と思ってレビューを読み漁りました。するといろいろなことに気づかされ(どんだけ上辺だけしか読んでなかったんだ!)4巻再読したら泣きました。
父親の行為を見て自慰をしてしまった姿を「気持ち悪い」といわれてしまった小学生の城谷さん。にも関わらず、そんな父親の姿を思い出してたびたび自慰をしては「気持ち悪い」ことだから綺麗にしないと…と必死に手を洗う姿は、小学生なのにこんなデリケートな問題を1人で抱えて…!とかわいそうでなりません。
お父さん、子供の異変に気付いてあげて!!
女の子は「きしょ〜い」くらいの軽い気持ちで言ったのかもしれませんが、意外と子ども時代に受けた何気ない一言がその後の人生に影響を与えることってありますよね。(私自身も自分が小さい頃言われてトラウマになっている言葉があります。大人になってみて、本人は何気なく言っただけなんだろうなと今は思えますが…)
そんな城谷さんの過去を踏まえ感情移入した上で1巻から読み返したら、もーなかなか1冊が読み終わらない。エロ重視で読んでた自分がもうバカバカ!という感じです。宝井さんの意図を汲み取れてるかはわかりませんが、私なりに城谷さんのいままでの行為は理解できました。理解してもらえそうな黒瀬くんに出会えてほんとよかったね!と思います。
あとは黒瀬くんです。
いまいち理解できない部分があるので、もっと知りたい!
黒瀬くんを!!
今回読み返して城谷さんの回想場面は繋がりましたが、2巻に黒瀬くんの回想コマ?があり過去になにかがあったのか…?
(そのコマさえも今日初めて気づく私笑)
エロエロは基本電子購入ですが、読み返しづらくて紙でも買ってしまいそうです。
5巻への期待も込めて萌2にしたいところですが、レビューを書こうとまで思わせてくれた4巻に「神」です!