前作で心を撃ち抜かれた座裏屋先生の最新コミックス!待ってました!
絵柄もストーリーもエロも素敵な作品ばかりで、私の中で幸せになれる作品の一つです。
特に大好きな表題作品「眠り男と恋男」
睡眠中無意識に人を抱いてしまうという奇病を持つ男ロイスと、彼の仕事仲間であるジュードのお話。
ジュードは普段クールで男らしい感じなのですがエッチになると可愛いこと可愛いこと!!泣き顔たまりません!笑
しかし!個人的には攻めのロイスがかーーなりツボでした。短髪クール系ジュードとは打って変わり攻めのロイスはロン毛で、くわえタバコ、アロハシャツが好きで飄々とした佇まい、タレ目で泣きぼくろ、そして溢れ出る色気!笑 たまーに無神経な言葉を発しジュードに殴られたりするのですが…笑
ジュードは出会ってから長い間ロイスに想いを寄せていたようですが、彼らが出会った時とかぜひ読んでみたいなーと思いました。出会った時の二人、どのように二人は言葉を交わして、どのようにゲイであるジュードはノンケのロイスに恋をしてしまったんだろう?と。
本編で、本をよく読んでいる描写があったりしてジュードは結構真面目な感じなのかもしれません。そんな彼が長い関係の中でロイスのつかみ所のない雲のようにさらりと生きる姿に救われたり、惹かれたのかなぁなんて勝手に妄想してしまいます!ロイスに症状が出てからずっと言えなかったぐらい好きだったんですもんねー。
一話目のセックスでは「ここを触って欲しい」と言ってもそのセックスはロイスの睡眠中の行動なのでかみ合わない所があって、そこが切ない切ない切ない…。二話目で二人はきちんと想いを確認しあえるのですがその後の話である書き下ろしでは打って変わりとにかく甘々!いちゃいちゃしてる二人がもっと見たいー!笑
セックスの間ジュードは涙を流していますが、一話目のそういったシーンでの涙と書き下ろしの涙では意味が違うんだろうな〜。気持ちよくて、好きって言ったら好きな人からちゃんと好きって返ってくる、抱きしめてくれる、幸せな涙なんだろうな〜と思います。
書き下ろしでロイスの手荷物がちらりと書かれているのですが財布が某ブランドのモチーフのようで(注:勝手に解釈しただけです笑)ロイスってば持ってるものおしゃれ〜!と1人萌えてました。
表題作品はもちろんのこと他の収録作品も読み応えたっぷり!何度も何度も読み返したくなる、とにかく満足満足の一冊です。