執事もの(主従もの?)が2作品収録されてました。ドS執事×放蕩息子坊っちゃまと、バイオリンの貴公子×天涯孤独幼馴染執事。
どちらも勢いがあってお互い片思い拗らせていて、早くくっつけ〜と祈る感じでした。当て馬等も無く、スっと読めました。暗くなりすぎず、かといってきちんと葛藤も描かれていてよかったです。
タイトルになっているメインのお話は、最初執事が坊っちゃまの策略にハマらず、坊っちゃまを慰めるだけでおわるのですが…その後の執事の行動で想いがあるのだと分かるし、2話以降での坊っちゃまを思ってする行動の数々に両片思いを確信できるのでよかったです。ただ、執事さんお幾つなの!?年の差いくつ!?という謎は残りました。
後に収録されている作品は、世間的に貴公子と呼ばれ海外留学していて帰国してきたバイオリニスト坊っちゃま(実は超内気)×元気だけど実は天涯孤独な幼馴染執事。
可愛らしい誤解の数々が積み重なって、エッチな展開になるのに、認識のズレでスンナリとはくっつかない!読んでて焦れったくなりつつ、可愛らしい2人(&老執事)に癒されました。テンポよく進む、ラブコメ感の強い作品で個人的には非常に好みでした。
執事や主従ものが好きなので非常に満足しました。
タイプが真逆な男性BL漫画家同士のお話の続編!
1を読んでから2を読まないとこの2人が付き合う意味が分からないと思うので、是非そちらから読んで頂きたいです。リア充年下攻×陰キャ年上受。この2人の作風が見た目と真逆なのも面白いし、雷蔵のフラストレーション溜まったら漫画描いちゃうところも面白いし、描かせた原因のTOS先生本人が漫画を喜んで読んじゃうファンというのも、ツッコミ待ちをスルーされる感じがあって面白い♪
そんな楽しかったものの、前作はお付き合いには発展したけど…コミカルな部分が多くてラブ要素が少なかったのですが。今回は新キャラも出て来たけど展開としてはラブも多くて2人のことを楽しみながら見守れる感じでした。TOS先生の住んでるアパートを中心に今回はドタバタが色々起こるのですが。こんなアパートあったら楽しそうだし、1人蚊帳の外みたいになっちゃった雷蔵が可哀想な気もしつつ、凄く面白かったです。登場人物みんなめっちゃいい人ばかりで読んでいて笑顔になれました。
温泉旅行が修学旅行みたいだと喜ぶ忍が可愛い!前作よりラブが増えてるけどコミカルなテンポの良さは変わらないので、1を読んで『面白いけどBL要素が少ない』と感じられた方は、2も併せて読むと楽しめるだろうと思いました。ラブの急加速を感じるはず…!
私は電子書籍で購入したため、2の巻末で作者さまが仰っていたみたいに1のカバー下は読めてないので、その辺が残念だったなと感じたし、電子派は結局PNの由来を知れないままなのが残念でした。