"契約恋愛"なんて、どんな切ないストーリー!?なんて思いきや、可愛い純愛物語じゃないの(*^^*)
受け様の宇田川は、他人との距離のはかり方がめっぽう苦手。
一方の攻め様は、明るくコミュニケーション能力高めの羽鳥。
大学のサークルで顔見知りだった2人は、病院で偶然再会して、羽鳥としては社交辞令くらいの会話だったのに、宇田川が本当に仕事を紹介してくれて。
で、その代わりに、羽鳥は宇田川から期間限定でお付き合いして欲しい、と頼まれる。
自分でも困らせてるのが分かっているから、不器用に遠慮遠慮しい宇田川。
鉄仮面の下で、どれ程の勇気や葛藤を抱えているのか。
密かに嬉しかったり、悲しかったりしてきたのか。
それを思うと、その不器用さが可愛くて愛おしく感じちゃいますね。
羽鳥といると、ままならない気持ちに振り回されて苦しいっていう気持ちなんだよね(*´꒳`*)
そんな宇田川をニヤついて見守ってました。
宇田川に振り回される週末を過ごす内に、彼の可愛さを知り、それを知っているのが自分だけ、という優越感と愛しさが溢れる羽鳥(*^^*)
宇田川からの思い切った告白の流れ、とても好きです。
横で内心ガッツポーズで小躍りしてる羽鳥にもにやにやです。
珍しい攻め様視点で進むお話で、羽鳥と一緒に宇田川への気持ちを育てながら楽しく読ませて頂きました(≧∇≦)
イラストはみずかねりょう先生。
スーツ姿も裸体もステキ(*/ω\*)
スピンオフ作品だそうですが、こちらだけでも十分楽しく読ませて頂きました。
受け様は、低視聴率脚本家、なんて呼ばれていた脚本家の明流。
ルームシェアしていた友人が転勤する事となり、急いで引越し先もしくは新たなルームシェア相手を探していたところ、出会ったのが攻め様である柊。
劇団俳優の柊の舞台を見て、舞台に魅了され脚本家を目指した明流とにって、柊はそりゃもう、憧れの人。
その柊が立ち上げた劇団アルファで、座付き脚本家を募集していると知って、最後のつもりで応募していた明流は、その事を隠してルームシェアすることに。
脚本家として自信をなくしていた明流が、柊や劇団員達と出会って、この人達の為に頑張ろう、と覚悟を決める姿はとてもカッコよかったです。
柊の邪魔をしようとしてくる人物と対峙する時とか、シビれるわ~(*^^*)
飄々としている柊が、明流の前だけは素を見せるのも、余裕を無くすのもよかった(≧∇≦)
初えちの時に、明流ってば初めてだから加減して、なんて言って却って柊の余裕をなくさせちゃう。
いいね~そのお約束"(ノ*>∀<)ノ
ニマニマしちゃいました。
舞台とか見た事ないのですが、ナマの魅力を感じてみたいなぁ、なんて思いました(ᐢωᐢ)
なんというか、専門分野の職人さんの模索に感じ入ってしまいました。
受け様は、スイスてオルゴール職人見習いとしてオルゴール工房で働く詩音。
たくさんあった工房は、安価で大量生産できるオルゴールに取って代わられ、いつしか詩音の工房を含め2つだけに。
先の不安を抱えていた時、日本からオルゴールの修理を依頼しに訪れる人が。
それが攻め様である史人。
小さい時に、遊んでいた頃もあった2人の再会愛もの。
しかしまぁ、再会してすぐに思い出して欲しくてキスをしかける史人ってば、それはダメじゃね!?
普通に名乗ればいいじゃん…(︎^_^;
実は大手時計メーカーの社長に就任していた史人。
2人の祖父達がコラボしたオルゴール付きの懐中時計を再販することになったから、一緒にやらないか、と詩音に持ちかけてくる。
職人として自信がない、としり込みする詩音に、挑戦しないと経験も自信も得られない、と背中を押してくれる史人。
あー、この言葉は好きだなぁ。
チャレンジしたからこそ得られる失敗や成功で、それこそが自身の成長ですものね。
えちシーンでは、ウブで無垢な詩音をまぁいじめてくれちゃって。
誑かされたような気がしちゃうよ。
最後の史人視点を読んで、私が思ってた以上に執着攻め様だったんだぁって。
社長である史人とのこれからを思うと心配も残るけど、史人がその用意周到さでもって、片付けていってくれよな。
昼メロなテイスト。
実相寺紫子先生のイラストがステキ。
受け様は手描き友禅職人の夏。
よく似ている友人の拓実に頼み込まれ、身代わりとしてしばらくの間、拓実の異母兄の恭一と同居することに。
この恭一が今回の攻め様。
昔会った時に恭一に優しい言葉をかけてもらい、それを心の支えにしてきた夏。
健気で頑張り屋さんで、気遣いのできるいい子やわ~(* ^ω^ *)
かたや、"愛人の子"として『拓実』を毛嫌いしていて、初っ端から狼藉を働く恭一ですよ( º言º)
オイオイ、訴えられたら会社の株どころの騒ぎじゃないじゃんよ。
傲慢で大人気ないったらない。
マザコンのお子様かよ(°⊿°`)ケッ
と、出るわ出るわ攻め様への悪態が。
夏の優しさに癒されて惚れてからは溺愛。
嘘がバレたら激昂して追い出す。
ヤレヤレだぜ(´-ω-)
謝りに来た、と再会してからの会話を何度読み返しても謝ってないからな、恭一ι(`ロ´)ノ
クソー( *`ω´)出直してこい!!
もっともっとざまぁな姿を見たかったです。
でも昼メロちっくな切なさは好きでした(*^^*)
ハァ━(-д-;)━ァ...
キリキリ絞められて心臓に悪いですわ。
とうとうアポロがフィー専属ではなくなってしまっちゃった。
そういやノンケのアポロを慣れさせる為に専属にしてたんだったんでしたね。
2人が、仕事でそれぞれ別の人を相手にしている姿を見て気持ちが騒いでしまうってのが、めっちゃ好きだなぁ︎︎(*´`*)
思い出しては苦しくなる胸の内( *´艸`)
特にアポロの"俺なら絶対しない"なんて独占欲、堪らないです。
更に更に「大事に思っている」と言うアポロの表情にめっちゃ掴まれた!
きゅーーーんって掴まれたヽ(>ω<๑)ノ
はぁ、いろんな表情を見せてもらって、2人の気持ちにハラハラドキドキ。
心臓が痛い。
そしてまた、推しげなもなく見せてもらっている裸体ですよ。
色気があって美しくって見惚れます。
あーーー、2人、どうなるのでしょう。
次巻が待ち遠しい。
身代わり花嫁もののラブコメ(≧∇≦)
受け様の和紗は、大人の玩具を手がける妄想力高めの会社員。
密かに憧れていた社長の結城と妹が結婚することになり、気持ちを押し殺して幸せを願っていたのだけど、なんと結婚式当日に妹が駆け落ちしてしまい。
代わりに花嫁代行を押し付けられ、ウエディングドレスを着る羽目に。
式では熱烈なキスをされ、もちろん初夜も美味しく頂かれてしまっちゃう。
そんな強引で俺様な攻め様は、もちろん和紗の憧れの結城(≧∇≦)
受け攻め交互視点で進むので、どうも行き当たりばったりな身代わり花嫁とかじゃなさそう。
結城は最初から和紗の事可愛く思ってるし、えちしたくてたまらんって感じだもの。
だもんで、結城の口から妹を巻き込んだ計画を聞かされて、なるほどねぇ、でした。
いや、結城ってば、俺様な顔してて、実はヘタレだったのかい。
最初から素直に告白して誠実にいけよ…。
計画的犯行ですけど、私からすると腹黒というよりヘタレでしたわ。
まったく、和紗にいらん心配とか罪悪感とか、身代わりでしかないんだっていう切なさとかを味あわせてよってからに。
まぁね、身代わりの切なさはめっちゃきゅんで好きですけどね。
結果オーライだから幸せだけど、妹もムチャやるなぁ、なんて( ; ´꒳` )
大人のおもちゃを前に真剣に語り合う様子とか、和紗の妄想とか、クスリでした( *´艸`)
なんだかんだで和紗を溺愛してるのもよかったです。
えっちなイタズラも多かったですけどね。
凪良ゆう先生初期のお話なのだそう。
新人だからこそのストレートど真ん中と後書きにありましたが、私の萌えきゅんにもどストレートでした(*´ω`*)
天の桃林に生った桃の精のモモ。
四神の1人である白虎が起こした風で天から落ちてしまい、桃農家の亨の世話する桃畑へ。
天の桃なので、まさに純粋無垢なモモが、とても一生懸命で健気で可愛い。
とてもとても良い桃ですよ。
少しづつ心を通わせていく2人だけど、とうとう白虎に見つかってしまい、モモは天へ帰されてしまう。
苦しくて切ない。
再会できて本当によかった。
そこに至るまでの亨の愚直な一生懸命さや、モモの健気さとか、胸にくる~(つω`*)
次は、モモと同じ木に生った弟分のコモモのお話。
モモが泣きっぱなしで枯れちゃいそうなコモモのお世話を手ずからしていた白虎。
全くもって素直じゃない、面倒臭い神様ですわ。
コモモのこと、誰よりも何よりも愛おしいって思ってるくせにさぁ。
だもんで、コモモが消えそうになったのは、白虎のせいだと、誰よりも白虎自身が思っていて。
素晴らしく好みの攻めざまぁ(⌒⌒)
コモモの健気さには泣きそう。
こちらもそれはそれは良い桃でした(つω`*)
とても甘くて切なくて優しいファンタジーで、ふんわりします。
久しぶりに読み返してます。
初めて読んだ時は、正直私の好みとはちょっと違うかなぁ、だったのですが(︎^_^;
攻め様である高良は、高校2年の真面目な優等生。
はとこの諏訪に恋人だと紹介されたのは、1学年先輩の真山。
3人で一緒にたくさんの時間を過ごす内に、真山の優しさや可愛さに惹かれていく高良。
諏訪がねぇ、かまちょなお子様なんだよねぇ。
でも、そんな諏訪でも好きで別れなれない真山と、俺ならもっと、と思わずにはいられない高良。
前半は思うようにはならない高校時代を過ごす3人で、高校生の若さとかが、きゅんじゃなくて苦しい。
前半は高良視点、14年後の再会からは真山視点。
優等生だった高良は、大人のいい男になっているけど、恋愛面ではワンコ。
ずっと真山が好きだった、という高良のワンコぶりや純愛とかはすごく可愛くてきゅん♡
自分が擦り切れるような恋愛しかしてこなかった真山にとって、大事過ぎて手を伸ばせない。
くそー諏訪め(╯‵□′)╯︵┻━┻
これから、真山の不安は高良が1つ1つ誠実に一緒にクリアしていくのでしょうね。
書き下ろしまで読んで、やっとほっとします。
大好きなシリーズなので、こちらだけ分冊で購入しめした。
麗しいみずかねりょう先生の扉絵もついていて嬉しい(#^.^#)
「悪食」より『嫉妬』
千里の元へ、槙さんからの紹介だというお客が訪れ、友人の遺作を寄贈したいという。
預かった絵を見つめる死者の想いを汲み取ろうとする水琴。
遺作に纏わるお話も面白かったのですけど、なんと言っても水琴の素直さがいい"(ノ*>∀<)ノ
その素直さが小悪魔ですよ!
無自覚に煽るの、天才だわ。
そんな水琴に忍耐を試されたり、ガツガツ頂いたり、な千里を思うとにまにましっぱなしです。
もやもや、なんてかわいいもんじゃない嫉妬と独占欲を抱く千里にもね( *´艸`)
キャラ文庫アンソロジー『瑠璃』の一編。
『瑠璃』は、未読のお話の方が多くて購入を見合わせていたのですけど。
電子だと分冊で入手できるんですねぇ。
なので読みたいものだけ購入させて頂きました。
「パブリックスクール」より『画廊オーナーの気がかりな案件』
攻め様であるエドワード視点で進むお話。
めっちゃ好き"(ノ*>∀<)ノ
礼の為に設けたギャラリー「パルム」
エドワードにとってここを訪れるの事は、愛しい礼に会える事と、愛しい礼が自分以外の人間を優先するのを目にする事でもあり。
貴族の顔の下でそんなジレンマを抱えているなんて。
"俺のレイ"ι(`ロ´)ノなエドの嫉妬と独占欲を存分に味わえました(≧∇≦)
このお話が「アンソロジー瑪瑙」のお話しへと続くのですね。