幼なじみで同級生、子供のころからまわりに比較され続けているライバル関係な二人。
老若男女関係なく自分の周りの人間をどんどん惚れさせていく鋭、男前さと母性を併せ持ち、かっこいいのにかわいらしい、凛としてるのにどこか脆い、これはもう自分だけのものにしたくて長年執着してる颯洵も仕方ない。とっても魅力的です。
一方、頭脳派インテリやくざ、不敵で豪胆、それでいて神経質で繊細で常にピリピリしてるような冷酷非道な颯洵が鋭の前だとほんの少しだけ子供っぽさというか人間ぽさが出てくるのが本当に愛おしいです。
反発しあいながらも、見栄とプライドの間でグラグラしながら距離を縮めていく様子にドキドキ。
そして鋭が颯洵がらみだと乙女のように頬を赤らめたり不安になったり、それを颯洵がほくそ笑みつつ鉄面皮の裏で内心ガッツポーツしてるような安心安全の相思相愛具合です。
定期的に読み直すぐらい大好きな作品です。
文章が読みやすい。
そしてとにかくドエロいです。
山あり谷ありのストーリー重視の方にはおすすめできませんが、夜のオカズ的な意味合いでサクサクっと読めるものをお探しの方には最高なお話です。
ライバル関係の二人が思わぬアクシデントでくんずほぐれつという内容ですね。
男前な黒虎、黒嶺君がマタタビの力によってメロメロのとろとろになってしまうのが臨場感あります。白虎、八代君が動悸息切れしてる様子が浮かぶようでした。
メインはドロッドロの濡れ場なんでここら辺は何を求めているか、好き嫌いといった感じでしょうか。
あと彼ら黒虎白虎といった獣の化身なんでナニが猫科のナニになってる描写あるので苦手な方はご注意を。
とにかく私はど真ん中だったので著者様の他のお話を読み漁ったほどです。
美形な攻めに男前の受けがあれこれされちゃって、でもなんだかんだ余裕のない攻めに萌える!という方にぜひおすすめです。