G線上の猫を読んでから宮城さんの描く美しい絵や繊細な世界感が好きで、遠い日の蝶も最高だったので、久しぶりのBLが嬉しくて迷わず購入しました、が、これは……????????
まず最初に、絵柄が結構変わっていて驚きました。宮城さんの絵の人体のラインが綺麗で好きだったのですが、何だか歪になってる……。顎とか腕とかが特に如実だと思います。
ストーリーは色々置いてきぼりにされた気分で、受が攻に好意を持ち始めた理由もあまり分からないですし(攻が受を好きになった理由もしかり)、結局攻が何をしたかったのかもいまいち納得できなかった……。
あんなに意味深に見せ付けられた攻とお姉さんのくだりは一体なんだったのでしょうか。二人の間に何があったのか明かされないまま終わってしまって「えっ!?」て感じです。
私の好みの問題なのかもしれませんが、すごく期待していただけに拍子抜けでした。えっちしーんは相変わらず色っぽかったです。
表紙がとても綺麗なので期待してたんですが、絵に関しては見事に表紙に騙されてしまった感じです。この方の描かれるキャラクターの顔はすごくカッコ良くて色っぽいと思うのですが、その他の部分(体や背景など)が全くその画力に追い付けていないです。顔はプロの人が描いて体や背景は素人さんが描いてるのかな?と思うくらいの画力の差です。
サイトに掲載していたものを~と書いてあったので、もっと綺麗に描き込んでとは思いませんが、せめて顔と体のバランスはもう少しどうにかしてほしかった…
シチュエーションやカップリング、キャラクターはすごく好みな感じだったんですが、そこが気になってしまって私は駄目でした…残念です…