麻生ミツ晃先生を「病みBL」に連載されていた作品で知り、そしてスイートビターキャンディーを購入しました。
全作品を通して思ったこと→表情の移り変わりが印象深い。
特に泣き顔。無→泣や無→喜、ただ淡々とした流れの中で瞬時に変わるのではなく徐々に…気持ちがじわじわと溢れ出している様が感じられました。
ストーリー的にはよくある話なのかなと思いましたが川口(受)がなんとも表情豊かというか…相手を好きすぎていっぱいいっぱいになっている姿が本当に可愛かったです。
そして初めはなにをするにも川口を急かして即行動だった金谷(攻)も川口の課題が終わるまで待ってあげたりと少しだけれど見えた変化に頬がゆるみました。
そして表題作以外にコチラも気になりました。「神様のいうとおり」
若い頃にひょんな出来事で出会った二人。互いに大人になって同性愛という壁にぶち当たる。親への罪悪感、仕事場での立場、「好きってだけで一緒にはいられない」この一言は本当にずっしりときました。「離れよう」と覚悟を決めて言ったのに自分自身が思っていた以上にダメージを受けていることに気づき動けない…ここでも麻生先生の表情の移り変わりが本当に素晴らしかったです。この二人が後にどうなったのか続きがあれば読んでみたいです。