中世イングランドの時代から現代に転生してきたっぽい。攻めは体も傷だらけなのでどうやら転移で受けは生まれ変わった転生。ただ、受けの前世の記憶では攻めが先に死んでる描写もあるので、攻めが転生か転移かは1巻時点でははっきりしない。犬化する人も出て来るので、何でもありな感じです。
お話自体は面白かったです。二人は前世(?)で兄弟同然に育っていて同性同士の性愛がタブーとされていた時代で気持ちを隠して生きていたようです。攻めが受けの家の前で甲冑姿で行き倒れていたことで出会い、前世の思い人によく似ていて(人種は違うけど)面倒見の良い受けに対して、攻めの方は最初から運命を感じていて、中世の時代に成就できなかった思い(欲望?)を成就させる!と鼻息荒くしている感じでした。基本、ワンコで受けが嫌がることはしないので、終始安心して読めました。
中世イングランドからの転生なのに何故か日本語ペラペラ、なご都合設定はなく、最初は言葉も通じず風習が異なることもよかったです。少女漫画雑誌掲載のBLだと思ってブロマンス的なのを想像していたので、嬉しいほうに予想を裏切られました。