この本は表紙買いしましたね。
とにかくキャラがカッコいい!
美しい絵で特にキスシーンの絵は主人公・北斗の顔がすごく可愛かったです(笑)
ストーリーに、関してですが
最初は何故北斗が背後から忍び寄られると攻撃してしまうのか全く分からず「うん、癖なんだよね、でも普通そんな癖出来る??」と不思議に思ってしまいましたね。
ですが、それも後々巻を追っていけば分かるんですけどね。
そして、北斗がいきなり会ったばかりの人に
「ぜんぜんですよね!?」とあだ名で呼ぶなんて
流石の天然ちゃんでもアカンよwwと少しお姉ちゃん目線で読んでしまいましたね。
こんな感じで少し天然が入ってる北斗は
とっても可愛いのでキャラ萌え出来る人ならハマる本です。
攻めもとってもカッコイイですし
脇役もカッコイイという…イケメンだらけですね。
一方でストーリーをとても重視していましたら
内容が浅いな、と感じてしまうところがあるかもしれませんね。
私は絵もキレイでキャラ萌えをたくさんさせて頂きましたし
ストーリーも好きな方でしたので萌2にさせて頂きました!
作者の中村春菊先生の世界一初恋がとても好きで
この方の本をもっと読んでみたいと思い購入した本です。
2008年となると今から6年も前になるのですが
絵のキレイさは変わっていませんね。
このお話は三部に分かれていて全てハイブリッドチャイルドという愛情に合わせて成長するものが出てきます。
ですが、一話ごとにしっかりとお話が完結します。
一部は葉月と小太郎
二部は瀬谷とゆず
そして、三部はハイブリッドチャイルドというものを作るきっかけとなったお話で黒田と月島が出てきます。
一部は思わず「良かったね!」と言ってしまうような
微笑ましい終わり方でした。
二部は途中に胸が切なくなるような展開になるのですが
これもまた最後は納得できるしっかりとした終わり方を迎えてくれます。
三部は幼馴染同士の黒田と月島の話しなのですが
これがまた感動するのなんの…
初めて読んだ時は涙が止まりませんでした。
黒田の月島を愛する気持ちが溢れでる瞬間に
私の涙も溢れでました。
ここからは、ネタバレ大いに含みます。
どうしても抗えない結果に
完全には受け止めた訳ではないのですが
無駄に抵抗せず
2人の最後の夜に愛し合う。
そうして、月日が過ぎハイブリッドチャイルドが完成し
売れてきた頃に黒田のハイブリッドチャイルドが
喋り出します。それは、月島が言った言葉でした。
ハイブリッドチャイルドは主人の愛情で育つもの。
黒田は無意識のうちにたくさんの愛情をあげていたのでしょうね。だから、黒田の愛した月島が言った言葉を言ったのだろう、と色々考えさせられました。
春菊先生はやはり凄い方なんだな、と思いましたね。
最後に色々書きましたが
バッドエンド、せつないのはムリ!という方にはあまりオススメしたくありません。胸が苦しく成る程切ないものなので。 それ以外に少しでも気になっている方がいらっしゃいましたらぜひ読んでみてください。