オッサン受もしくは超しっかり者の年下攻が好きなら間違いなく読んで損はないと思います。
春井先生は枯れたような青くさいような48歳なのか18歳なのかよくわからなくなるようなフニャフニャな小動物で、オッサン受けでも40後半は…とたじろぐ読者でもすんなり入れる間口の広い可愛さ。
対して伊瀬君は卒業直前までエロい!辛辣で、ストイックなのかピュアなのか両方なのかわからない言動が萌心に猛烈に刺さる!
確証のないままただ相手に触れるだけの場面が密やかにエロス溢れて濡れ場よりエロく、これもう告白し合ってエンドでもいいかなーと思えば一転、事件が起こって憔悴しきった先生を幸せにできるのは伊瀬君の腕の中だけ…!早くくっついて!(そしてベッドインして!)と思わされてしまう。
年の差、年上受けのエッセンスが余すことなく盛り込まれ、ひやひやし、ちょっと笑い、ほのぼのし、悪人がいない作品。
オッサン受好きでも48は…とお思いの方に全力でお勧めしたい一冊。