初めての作家様。前作のスピンオフという事を、ここを見て初めて知りました(笑)
知らずとも楽しめましたが、前作も読んでみたいと思います♪
年下ワンコ攻めとビッチ受けのカップリング、最高でした!
読んでいる間、あまりの攻めのなつき具合に、描かれていないはずのモフ耳&尻尾が見えるような錯覚に陥り…
それから攻めがたまに見せるωって感じの口元(←ここまでではないけれど、小動物を彷彿とさせる)もかわいかったです!
年上受けが絆され、いつの間にか嫉妬しちゃってる感じも萌えました。
さほど大きな事件はないものの、物足りなさを感じることなく楽しめました!
綺月先生といえばハードでバイオレンスな作品のイメージが強く、もちろんそちらも大好きなのですが!今回は同級生の再会もので、最初から最後までハッピーなラブコメ。キュンキュンさせていただきました!
夜中に読むのは危険というレビューをあちこちで見かけ、にもかかわらず夜中に読了(おい)
なるほど、弁当屋でバイトをしているヒナ(受け)の唐揚げがめちゃめちゃ食べたくなりますね…ほかにも美味しそうなレシピが次々登場、なにより綺月先生の描写が素晴らしく…確かに夜中に読んだのは失敗でした!!!笑
攻めが俳優なのですが、お仕事現場の描写もリアルで読み応え超アリ。「今度ドラマでこういうシーンがあるから」と受けを演技の練習に付き合わせちゃうシーンは思わずニマニマしちゃいました。
ハッピーでクスッと笑える、この二人だからこそのラスト。あちこちに張られた伏線の回収もお見事でした。読んでよかった!!!
・古のBLあるあるその1
~表紙を見ればどちらが攻めか一目瞭然~
若社長の達王条宗攻(たちおうじょうそうぜめ)
病院長の江栖野毒太(えすのどくた)
石油王のデッカマラ・チンポジガ・サダマラーヌ
等々…ロングロングアゴーで肩幅ヤッベーーーな攻め様が大渋滞している作品です。
回を増すごとに長くなっていくので、二周目最初から読み直すと「意外と普通の顎だな」と完全に感覚が麻痺します。
・古のBLあるあるその2
~都合よく移動するベッド~
突然部屋のドアを開け入ってくる攻め様。直後にドンと突き飛ばされた受けは、なぜか部屋の奥にあったはずのベッドに押し倒されており…
エロなし作品ですが、空間バグに頷きつつ笑ってしまいました。そう、BLはファンタジー。そう、受けはう○こなどしない(これが結構大事なキーワードだったりする)
・古のBLあるあるその3
~なぜか受けにだけ聞き取れない攻め同士の会話~
攻め様Aの城から脱走を図る受け。受けを救うためヘリでかけつける攻め様B。
バララララ…というプロペラ音に邪魔されてしまい、攻め様Bの言葉は受けに届かない。でも攻め同士のバチバチなやり取りは地上と上空でなぜか成立してしまう不思議。
こんな感じのあるあるが次から次へと炸裂し、シリアスなシーンも笑わずにはいられません(笑)
決して作者様が古のBLを馬鹿にしているわけではなく!
古のBLに登場するスーパー攻め様が今でも大好きという理由で描かれたそうです♪
ちなみに目がキラッキラで、髪の毛のどこを留めているのかわからないヘアピンを大量着けした古の受けも登場します(笑)
ラブを楽しむというよりはギャグに振り切った作品ですが、未読の方はぜひ!!!