台詞がとにかく良い。キャラクターが生きてる。
真っ直ぐで無垢な藤次が身近な人を残酷に傷付けてしまうのも、その惨さごと愛してしまう八千代も、全部が見えてしまう聖人も、みんな自分の愛を持ってるのに、形にするとすれ違ってしまうのが切なくてキツくて最高。聖人が潮流に例えていたのも、詩的なのにストレートで凄く良かった。
藤次と八千代の愛だけが本物って訳じゃなくて、聖人との愛、元奥さんとの愛、いろんな愛があって
藤次が八千代との間に男同士で恋愛する選択肢があるなんて知らなかったっていうのもリアルだった。
会いたくない程、会いたい人がいる。
選んだからこそ離れる人がいる。
愛してるから渡さなかった。
愛や〜
ずっと気になってたのに自分で買えなかったパン
聖人はそれを買ってきて、美味しさを教えてくれた。
これは同性との恋愛についてって意味もかかってるのかな。いやほんまにデビュー作なんこれ?全てに技光りすぎてて恐ろしいレベル。
過去と現在をいったりきたりする構成だけど、回想に入るシーンも静かでドラマティックで、映画を見ているようだった。
絵、セリフ、ストーリー、魅せ方全部が素晴らしくて、漫画を描く才能を見せつけられた。ゲレンデマジック101号も読みましたが、めちゃめちゃ良い作家さんです。続編も読みます。
センチネルバースとはなんぞや。絶対オモロイやんってことで手に取りました。
一般社会で共依存状態にあると自立できない異常者っぽくなってしまうけど、バースものは何の問題もなく共依存できる設定でいいなあー!
ただこれセンチ側にはガイドが必ず必要なのに対して、ガイド側にはセンチが必要な理由が特にないのかな?そこの理由あった方が強固な依存関係に浸れそうだなーと思った。これからいくらでも遊べそうな設定で面白そう。挑戦してくれた作者さんに感謝。
絵も綺麗だし2人とも良い子で読みやすかった。
最後にちゃんと大人に助けを求めたのも良い。マキちゃんも最初からそれができていればこうはならなかったのに、自分を大切にし始めたからやっと気づけた手段なのかなと尊い
融通効かない頑固系かと思いきや柔軟性をお持ちで割と人付き合い出来るタイプの可愛い受け君。くどくど言ってる姿も可愛い。平穏に生きることを一生懸命やってる感じが健気でいじらしい。キスのほとぼりが冷める時間を真剣に考えてるのもいとわろし。
酔いましたの言い訳乱用するのも可愛い。
可愛いしか言ってない感想なる。
数えるの大好きなくせに2度目のキスは永遠よりも長かったとか脳みそロマンティックモードで数学的じゃないこと言い出したと思ったらキス数えるんかい!!!キス数えるんかい!!!
可愛い!!!!!!!
攻めが実は前から意識してサラダチキンでちょっかいかけてたエピソードもたまらんなー?ほんまスケベ