アンソロジーから待望の単独販売になったということでとても楽しみにしておりました!
本編「おいてけぼりのオメガ〜」
はとにかくすれ違いすれ違いすれ違い!と言う感じで、ああ!なんでそうなるんだよ!違う違う!まって!!っと主人公達の様子を観察しながらこちらまでもだもだじれじれしてしまいました。
けれど最後には番外編も含めて、特大の甘々攻撃にじれじれも消化され幸せ気分に浸らせていただきました。本当にありがとうございます!!
番外編の子どもたちの伏線も、次の算術士レイのお話へ自然と導いてくれるため、違和感なく次の作品に没頭することができました。
個人的にはルーファスとレイのお話がとってもツボに刺さりまくり、目を皿にして食い入るように読ませていただきました。
家族への疎外感や劣等感を抱えながらも必死に努力を重ねるベータのレイを、ひっそりと影で支えながらも、そんなレイのひたむきさや優しさに救われていたルーファス。
お互いの足りない部分を補い合い、少しのすれ違いもありながらも一途な思いを、様々な困難を通して相手に伝え合う二人の姿に感動して涙なしでは読めません!
難しい部分もあるお話でしたが、それをすんなりと読ませてくれる作者様の筆力には脱帽です。
少しムッツリで欲望に忠実なルーファス可愛い♡
二枚の挿絵もとっても素敵で、最高にニヤニヤしちゃいました!
本当に1冊でめちゃくちゃ満足できて幸せをいただけます。
この作品に出会わせていただきありがとうございました!