書店で見かけて表紙買いした本なんだけどアタリだった。
イラスト自体は少ないので絵を重視する人には物足りないかなとも思ったけどぱちさんの絵は好み。
ストーリーについては他の人も書いてるし敢えて触れないけど、文章は読みやすく感情移入しやすい。
拓海と一緒に浩介に恋をしてるような錯覚を覚えた。
出てくる女の子が服やら靴やら含めて可愛くて魅力的。
みんながみんな一生懸命誰かを好きなだけだから、ヒール役の白雪姫さえも嫌いにはなれない。アフロディーテには憧れすら抱く。
章末にちょっと詩的な文章がはいっているのだけれど、それが効果的な気がする。帯に書いてあった文章もその一部。
うまいなぁとおもった。
拓海と浩介の最後の選択は意見がわれるとこなんだろうけど私的には納得できた。
優しすぎる男は罪だよね…。
新人さんのデビュー作らしいけど、次の作品も期待。