泣けるBL小説を探していてお勧めしていただいた本です。
13分しか記憶を持続出来ずどうやってストーリーは進むのだろうかと考えながら読み始めました。
?マークいっぱいでどういう事?だったはずなのに伏線が回収されるとなんて深い話なのだろうと、
そしてまたもう一度始めから読み直ししました。
この本は2回読む事でまた違った感情で読むことが出来ます。
進化ではなく後退してしまう記憶は本人しか分からずどれだけ体力気力が必要なのか。
覚えていたいはずなのに忘れてしまう。
正解か不正解かも分からずに進んでしまう現実。
反対に忘れられても思い続ける気持ち。
したい事も出来ないもどかしさ。
それを承知で愛すると決めた人達。
これが愛するということなのかと思いました。
世の中にはいろいろな形の愛がありこんな人達だっているんだよと少しでも分かる一冊ではないかとおもいます。