せっかく想いが通じ合ってイチャイチャ甘々恋人編かと思いきや、先輩にライバル現れた!なかなかしたたかな策士で、しっかり空回ってしまいましたね。今まで毎日手紙を持ってきてくれた佐々木くんに冷たくしてきた事を思い返した先輩は反省と後悔でさすがに可哀想でした。それでも最後は先輩の気持ちに気付けた佐々木くん。良かった良かった。1巻からゆっくりゆっくり気持ちが近づいていって、やっとやっとちゃんと恋人になれました。2人ともとても素敵なキャラクターでした。ダメ男の椎名先輩がハチャメチャなヤバ男の佐々木くんに絆されていくのが清々しくてとーっても可愛らしかった。デートの様子も学生ならではのドキドキ照れ照れもすごく癒されました。個人には今のところ、今年のラブコメ部門1位です。
ハートフル学園ドラマ。読みやすくてサラサラとページが進みました。
いつもスキンシップ過多が当たり前の幼なじみから自分が好みのタイプだと聞かされた旭の慌てた感じが可愛いかった。お泊まりも一緒のお風呂も急に意識し始めて、でもスキンシップがないとやっぱり寂しくて。一生懸命幼なじみでいようと頑張ってるのにどんどん違う方向に向かっていくのは少し可哀想だった。鈍感な旭に意識してもらおうとする岳の想いにも納得。クラスメイトや親友達も優しくて。体育祭や学園祭の準備期間、あの独特な高揚感と仲間意識、いつものクラスメイトの意外な一面、いつもより遅く帰る時の夕日のオレンジ色が脳内再生されました。
凄く大好きな作品で、全巻鬼リピファン。既に10巻完結したので続編は買わないつもりでいました。先日、別の連載BLの在庫が最寄りの大型書店になく、少し先にあるTSUTAYAにはあった為数年ぶりに行きました。目当てのコミックを探していたら偶然お参りですよ番外編がある!でも買うつもりはないから、と今回の主役のコミックを見つけてそのままレジに、行けるはずもなく、!気付けば手の中にありました。少し絵の雰囲気変わりましたね。こちらも素敵です。優慈&三朗は安定の仲良しで、優慈のズレた感じや勝手な思い込みで空回るところが血管に染み渡りました。いやいや今回の賢慈&善人凄く良かったーー。賢慈さん優しい!叫んだ!よっちゃんの誕生日に、プレゼントだけじゃなくて付き合ってる事をよっちゃんの友達に打ち明けるなんてすごーい、血管に染み渡った栄養が逆流して漏れ出て溢れてパタッと倒れた。良かったねーってもう親戚目線。素敵なストーリーに大満足でした。
初めて手に取る作家さんでした。表紙とあらすじに惹かれたものの、ドロドロが地雷なので皆さんのレビューを見て読んでみる事にしました。最初から可哀想な展開で不安でしたが、助けられた先の登場人物が皆いい人で良かった。ただやっぱり兄と慕いいつか家族として接して貰えることをひたすら待ち続けた人にされた仕打ちはあまりにも残酷で胸が苦しくなりました。それでも綺麗な心のままで前に進もうとする受けと支える攻めの思いに荒んだ心が洗われました。受けを助けた事から始まった関係ではあっても、強引で軟禁状態だったので、ただただ庇護欲と真っ直ぐな優しさだったことに読んでみて良かったです。