恋愛になるまでだった1巻(上)から一転、2巻(下)ではしっかり愛が深まっております。
そこにシュルツの罪がミステリ風に絡んで物語は進みます。
注意事項としては受けのヒゲ。とはいえ顎にうっすら程度で、1話だけの限定なので、気にならない方が多いかも。私はあってもなくても大丈夫派なのですが、あとがき読むまで気付きもしなかった(鈍)
人間速度でいうと時間の経過が早い展開ですが、背景の文明開化具合からそれを察せられると思います。
竜のアダンと竜の番ヨナークはちっとも老けません。
ですが、背景がどんどん文明が進化していく様が描かれていて、時の流れを感じられます。
発情期せっとっても良かったです。
納屋をボロボロにするほどつらいのに、引きこもってひとり苦しむアダン。
それを助けようとするヨナーク。
竜の唾液に媚毒があることは、読み返すと1巻のヨナークの酩酊具合からも、なんとなくわかります。
免疫がついちゃってるってことは、そんなにたくさんキスしたんだねとにっこりです。
ここも時間の経過を感じますね。
発情期アダンには、角が生えたり腕が4本になったり(プレイでも生かされてます)して、とても素敵でした。
発情期あけに寄り添う2人が、尻尾と足の指絡ませてるとこも大変萌えます。
ヨナークの不信心の理由を知り、己と司祭を重ねて距離を取るアダン。不器用かわいい。
寝床をわけます。
室温も広さも快適になったはずの寝室に、少し不足を感じるヨナークも、立派な屋敷に小さめの寝台を置いて、2人で使っていたアダンも可愛いが過ぎる。
オルクスを助けた辺りからシュルツの罪が少しずつ明らかになっていきます。
イルゼーが死に、ヨナークはアダンの愛の深さを理解します。
なんとなくぼんやり見えていたものが、はっきりと示された感じで、とっても素敵な表現でした。
ヨナークの怪我はきっと犬を助けたときのものでしょうね。
人間社会の業の深さ、シュルツの罪とアンヌの生存、ルキウスの涙のとこで泣いてしまいました。
2人の友愛と、過ち、祝福。託される命。
長々とまとまりなく書き散らしましたが、竜アダンに寄り添うヨナーク、星空の下ヨナークを拾うアダン、竜アダンに謝るヨナークなど、絵がもう本当に綺麗なので、ぜひ読んでほしいです!
神話のその後、童話になる前のような世界観が美しい。
ちるちるでも上下巻で登録がされているのに、私の買ったAmazonKindleでは1、2巻表記…続くと信じて良いのでしょうか。
期待しつつ、レビューをあげておきます。
処理は白抜きや形だけみたいな加工でしたが、何がどうなってるのか、ちゃんとわかりました。(AmazonKindle)
先生のファンで発売を楽しみにしておりました〜!
下巻を読んでからのレビューです。
あまり文章にして説明されないタイプの作家さんなので、さらっと流し読みでわかりやすいとは言えませんが、美しい絵で表現されています。見逃しても読み返したり、巻末の1話ごとの説明読むとなるほどが深まるので、そういうのお好きな方は是非。セリフで語るより表情で推察できるお話の進め方だと思います。
お話は 引きこもり竜×褐色タフ人間 ファンタジーです。
受けはとっても筋肉で、可哀想な設定ですが、精神的に卑屈でないため暗くなりません。太陽属性。肉体も精神も屈強な巨乳。傷があったりもしますが、そこも魅力的な褐色肌と筋肉、太ももにできる謎の模様が美しくてとってもセクシー。心が大人で達観しています。愛情深く、知識は乏しくとも生き物として賢いが暴力方面で手が早い。笑顔が可愛い。
攻めはとっても美しい、普段は人型の竜。西洋タイプの竜です。スプリットタンで下巻では4本腕も披露してくれます。知識豊富で本来優しいですが、どっちかといえば引きこもりのコミュ症気味で不器用、さらに言葉足らずなため、優しさが見えづらい。やや厭世的。そこが可愛い。たぶん初恋なのかな?恋愛はバブっぽいです。己の恋心に戸惑い気味。かわいい。
1巻では攻めが恋心を自覚しかけるくらいまで進みます。やることはやってますがお互いの心が伴ってない&受けの羞恥心があまりないためさほど色っぽい感じではありません。スポーツっぽい爽やかですらある。
下巻は進展しますので気になる方は、是非セット買いをお勧めします。
ヤクザ×仏僧を目指す京都弁幸薄大学生のお話。
最後には大学生はちゃんと僧侶になって剃髪して法衣も着てます。
私がなにに萌えたかと言えば入れ墨!僧侶の入れ墨なんて最高なのは当然なのですが望んで入れるわけではなく、しかも入れてる最中の描写があるんです!ちゃんと痛がって嫌がってる…はわわ。入れ墨入れられました。熱が出ました。ではなく一針一針痛いこと、一度に全部入れられないこと、入れてる最中に攻めが舐めるように見つめている描写などがあって大変良かったです。
結構ヤクザBL好きで攻めが入れる話は読んだあるのですが受けが入れられる描写を見たことないあまりに大興奮しました。
安珍と清姫のお話がベースに入ってるのでどうせなら二人のさいごまであっても良かったかな〜とは思います。
結局受けは僧侶のまま傀儡のヤクザトップで情人になることを受け入れ攻めと修羅道をいくことを選びますが、受けの腹違いの弟、回復した現在のトップ(受けの父)など続けられそうなのでいつか続編と巡り会えたら嬉しいな〜
このシリーズが大好きです。
アンドリム様が本当に本当に強かで美しくて最高です。
今回の竜の子は竜ではヨルガの記憶が10年分消えてしまうという普通の受けならめそめそしたり慌てるハプニングでしたが、アンドリム様はもちろんそんなことにはなりません。むしろちょっと楽しみながら旨みも得つつ華麗に解決。流石すぎる。好き。
今回の話で大活躍のジュリエッタも良くて物語の仕舞い方も最高でした。また、今巻のタイミングで、ジュリエッタとアンドリム様の見た目年齢が同じらしく、双子のよう、ということで是非並んだところをコミカライズで拝みたいと心待ちにしております。なんてきらきらしい親子なんでしょう。眼福すぎる。好き。
一冊目で明かされている二人の行く末と、猊下と飛び立つその後まで是非是非追いかけたいので引き続き、物語が発表されるのをお待ちしております。
大好きな黒井よだか先生の獣人モノということで発売を楽しみにしてました!
上下巻ともに読み切ったレビューです。
登場人物は基本的にみんなかわいいです。心がほっとするような家族のお話でした。
表紙のままの姿です。獣形になったり人間に顔が変わったしません。
当て馬的な人はいません。基本的にメインサブともに心根の優しい人たちが出てきます。
簡単な話の流れとしては
金無し家なし頼れる人なしの快晴(人)が獣人専門の探偵事務所で住み込みでバイトすることに。
所長の慈雨(獣人)とその幼い姪(獣人と人のダブル)と暮らしながら互いを慈しみ合い家族になっていく。
探偵とは言っても人探し専門でサスペンス的な展開はありません。展開はほんのりラブコメみを感じます。優しい話ではありますがエロはちゃんとエロくて良かったです。Kindleで購入ですが何がどうなっているかわかるように修正されていました(ありがたい)
疲れた心しみる大変良い作品でした。
もっと3人が見たい〜